年号 |
元号 |
月日 |
災害名 |
災害の種類 |
災害形態 |
県名 |
市町村名
など |
被災個所数 |
人的被害 |
災害碑の有無 |
概要 |
カルテ
No |
744 |
天平16年 |
6月30日 |
肥後地震(M7.0) |
地震、津波 |
― |
熊本 |
八代市、天草市、葦北郡 |
家屋流出470、山崩れ280(熊本県) |
死者1590余(熊本県) |
|
>詳細
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|
【熊本県災害史年表】(1999)
6月:八代、天草、芦北三郡大災害。民家470戸流失、1520人死亡。又、続日本紀には雷雨地震とある。(熊本県災異誌、肥後国誌、新水俣市史)
【地震・津波と災害】(1991)
肥後:旧5月21日、八代、芦北、天草の各部。雷雨地震大いにふるい、津波の来襲による山崩れ、田畑の浸水、民家の倒壊、人畜の死傷甚大。田畑290余丁を海底に化し、民家の流失470余、溺死1520余人、圧死40余人、山崩れ280。この津波が地震によるものか、あるいは雷雨と山崩れによるものかは明らかでない。
867 |
貞観9年 |
6月20日~21日 |
噴火地震 |
地震、火山 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
|
>詳細
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|
【熊本県災異誌】(1952)
噴火地震。
870 |
貞観11年 |
1月12日 |
肥後国地震 |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
|
>詳細
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|
【熊本県災異誌】(1952)
肥後国地震。(日本紀略)
1271 |
文永7年 |
1月4日 |
宝池鳴動大地震 |
地震、火山 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
|
>詳細
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|
【熊本県災異誌】(1952)
宝池鳴動大地震あり。(阿蘇山上寄端紀)
1507 |
永正4年 |
3月1日 |
肥後地震 |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災害史年表】(1999)
2/8(旧暦)、肥後地震。
【熊本県災異誌】(1952)
肥後地震。(理科年表)
1534 |
天文3年 |
10月29日 |
肥後国八代地震 |
地震 |
― |
熊本 |
八代市 |
― |
― |
|
>詳細
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|
【熊本県災異誌】(1952)
阿蘇山鳴動、肥後国八代地震。(八代日記)
1546 |
天文15年 |
8月19日 |
肥後国八代地震 |
地震 |
― |
熊本 |
八代市 |
― |
― |
|
>詳細
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|
【熊本県災異誌】(1952)
肥後国八代、地三回震ふ明日又震ふ。(八代日記)
1551 |
天文20年 |
7月4日 |
肥後国八代地震 |
地震 |
― |
熊本 |
八代市 |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災害史年表】(1999)
5/24(旧暦)、肥後国八代地震。
【熊本県災異誌】(1952)
肥後国八代地震。(八代日記)
1558 |
永禄元年 |
4月27日 |
肥後国八代地震 |
地震、火山 |
― |
熊本 |
八代市 |
― |
― |
|
>詳細
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|
【熊本県災異誌】(1952)
阿蘇山新穴出来、肥後国八代地震。(八代日記)
1561 |
永禄4年 |
4月5日 |
八代地震 |
地震 |
― |
熊本 |
八代市 |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
八代地震。(八代日記)
1562 |
永禄4年 |
1月14日 |
八代地震 |
地震 |
― |
熊本 |
八代市 |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
八代地震。(八代日記)
1563 |
永禄6年 |
5月30日 |
八代地震 |
地震 |
― |
熊本 |
八代市 |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
八代地震。(八代日記)
1563 |
永禄6年 |
7月17日 |
八代地震 |
地震 |
― |
熊本 |
八代市 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
八代地強く震ふ続いて又震ふ。(八代日記)
1563 |
永禄6年 |
8月17日 |
八代地震 |
地震 |
― |
熊本 |
八代市 |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
八代地震。(八代日記)
1619 |
元和5年 |
5月1日 |
肥後八代地震(M6.0) |
地震 |
家屋倒壊 |
熊本 |
八代市 |
― |
― |
|
>詳細
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【理科年表H28】(2016)、【熊本県の気象百年】(1990)
(旧3月17日)肥後八代:麦島城はじめ公私の家屋が破壊した。
【熊本県災害史年表】(1999)、【熊本県災異誌】(1952)
八代地方地震あり麦島城破壊す。(天草近代年譜)
1625 |
寛永2年 |
7月21日 |
熊本地震(M5.0~6.0) |
地震 |
石壁・垣崩壊 |
熊本 |
熊本市 |
― |
死者50(熊本城内) |
|
>詳細
|
002 |
【理科年表H28】(2016)、【熊本県災害史年表】(1999)、【熊本県の気象百年】(1990)
(旧6月17日)熊本:地震のため熊本城の火薬庫爆発、天守付近の石壁の一部が崩れた。城中の石垣にも被害、死者約50。
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
熊本地方地震:強い地震のため熊本城の火薬庫爆発。天守付近の石壁の一部が崩れる。城中の石垣にも被害あり。死者約50。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
熊本城の火薬庫爆発。
【福岡の気象百年】(1990)
熊本城内で死者約50。
【熊本県災異誌】(1952)
程度:大。肥後熊本大地震、熊本城の火薬庫爆発し石垣の一部崩る。(近代肥後年表)
1642 |
寛永19年 |
6月25日 |
地震 |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
是夜地震4回。(近世肥後年表)
1643 |
寛永20年 |
5月16日 |
肥後地方地震 |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
是夜肥後地方地震4回。(天草近代年譜)
1648 |
慶安元年 |
10月18日 |
肥後地震 |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
肥後地震。(近世肥後年表)
1649 |
慶安2年 |
6月18日 |
洪水 |
風水害 |
山崩れ |
熊本 |
宇城市小川町 |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県消防史年表】
―
1650 |
慶安3年 |
9月27日 |
肥後地震 |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災害史年表】(1999)
9/2(旧暦)、熊本地震あり。(熊本藩年表稿、本半年表)
【熊本県災異誌】(1952)
肥後地震。(肥後国誌、天草近代年譜)
1661 |
寛文元年 |
8月4日 |
肥後大地震(仮称)(震度6以上) |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
|
>詳細
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|
【熊本県災害史年表】(1999)、【熊本県災異誌】(1952)
程度:大。肥後大地震、翌日迄に中小地震3回。(近世肥後年表、天草近代年譜)
1662 |
寛文2年 |
6月16日 |
西海諸国大地震 |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
西海諸国大地震。(天草近代年譜)
1662 |
寛文2年 |
11月29日 |
球磨大地震(仮称)(震度6以上) |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災害史年表】(1999)、【熊本県災異誌】(1952)
程度:大。球磨大地震、被害少し。(球磨郡誌)
1665 |
寛文5年 |
5月24日 |
肥後地方大地震(仮称)(震度6以上) |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災害史年表】(1999)
4/10(旧暦)熊本地方大地震。
【熊本県災異誌】(1952)
程度:大。肥後地方大地震、一日中に4回。(近世肥後年表、天草近代年譜)
1669 |
寛文9年 |
8月 |
洪水 |
風水害 |
家屋浸水、球磨川洪水 |
熊本 |
人吉市 |
浸水家屋1432 |
死者11 |
● |
>詳細
pdf |
s17 |
【球磨川水系河川整備基本方針の内容及び同方針の審議経過について(九州地方整備局)】(2007)
人吉市の青井阿蘇神社楼門が3尺余浸水。死者11 人、浸水家屋1432 戸。
1691 |
元禄4年 |
6月23日 |
阿蘇山噴火 |
地震、火山 |
― |
熊本 |
阿蘇市 |
― |
死者有 |
|
>詳細
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|
【熊本県災異誌】(1952)
小地震。程度:大。4月より8月にかけ阿蘇山大いに荒れる、この日巳刻より牛刻に至まで鳴動甚だしく。火石大いに昇り黒煙東北に柵引き坂梨・宮地村の間晦冥にして濁至る、行人道に迷いて石にあたり燗びて死ぬるものあり、鼠の月小地震あり。(近世肥後年表)
1695 |
元禄8年 |
5月 |
肥後国地震 |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
(日不詳)肥後国地震強し。(近世肥後年表)
1699 |
元禄12年 |
6月 |
肥後国地震 |
地震 |
― |
熊本 |
益城町 |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
肥後国益城牟田被害あり。(震災予防調査報告)
1702 |
元禄15年 |
1月 |
洪水 |
風水害 |
洪水 |
熊本 |
宇城市小川町 |
― |
― |
|
>詳細
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|
【熊本県災異誌】
-
1705 |
宝永2年 |
5月24日 |
阿蘇地震(仮称) |
地震 |
― |
大分、熊本 |
阿蘇市、竹田市 |
― |
― |
|
>詳細
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【理科年表H28】(2016)、【熊本県の気象百年】(1990)
(旧4月2日)阿蘇付近:阿蘇で坊の大破や崩れがあったという。岡城で被害があったという。
【熊本県災害史年表】(1999)、【熊本県災異誌】(1952)
阿蘇大地震。(近世肥後年表)
1705 |
宝永2年 |
5月24日 |
阿蘇地震(仮称)(震度6以上) |
地震 |
― |
熊本 |
阿蘇市 |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
程度:大。阿蘇大地震。(近世肥後年表)
1706 |
宝永3年 |
6月6日 |
地震(震度6以上) |
地震 |
家屋倒壊 |
熊本 |
― |
― |
死者有 |
|
>詳細
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【熊本県災害史年表】(1999)、【熊本県災異誌】(1952)
程度:大。大地震所々岩石抜け大地破裂家倒れ圧死するもの多し。(近世肥後年表)
1712 |
正徳2年 |
7月 |
正徳2年7月水害 |
風水害 |
浸水 |
熊本 |
人吉市 |
― |
― |
|
>詳細
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【球磨川水系河川整備計画[国管理区間]九州地方整備局】(2022)
青井阿蘇神社楼門まで浸水。(寛文9 年の洪水に1 尺増水)
1723 |
享保8年 |
12月19日 |
肥後・豊後・筑後地震(M6.5) |
地震 |
家屋倒壊 |
福岡、大分、熊本 |
熊本市、山鹿市、玉名市、菊池市、合志市、柳川市 |
家屋倒壊980(熊本県) |
死者2、負傷者25(熊本県) |
|
>詳細
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【理科年表H28】(2016)、【熊本県の気象百年】(1990)
(旧11月22日)肥後・豊後・筑後:肥後で倒家980、死2、飽田(あきた)・山本・山鹿・玉名・菊池・合志各郡で強く、柳川辺でも強く感じた。
【熊本県災害史年表】(1999)
肥後で地震980倒家、死者2名、傷者25名。
【福岡の気象百年】(1990)
熊本県北西部・有明海:肥後で死者有、倒家約千軒。
【熊本県災異誌】(1952)
朝五つ時三度地震夜又三度揺れる山鹿最も烈しく山本郡慈恩寺温泉湧き出す。(天草近代年表、近世肥後年表)
【福岡県災異誌】(1936)
18日:柳河地震(柳河年表)
18日:辰の下刻大地震、一日の内六度、瓦落ち在方釣茶釜搖り落つ程、寺々石塔倒る、所により家搖り崩る、肥後柳河邊別で強し、夫れより5、7日の内一日に二度、三度宛地震止まず、隣国同然27日に止む、河邊は所により地引破れ、泥吹出し、堀の鮒など搖り上げ死す。(石原家記)
1724 |
享保9年 |
1月6日 |
地震 |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
|
>詳細
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|
【熊本県災異誌】(1952)
晩一度地震。(天草近代年譜)
1724 |
享保9年 |
1月28日 |
地震 |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
夜半に一度地震。(天草近代年譜)
1725 |
享保10年 |
10月30日 |
天草地震(仮称)(震度6以上) |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
|
>詳細
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|
【熊本県災異誌】(1952)
程度:大。天草地方。八つ時大地震、翌引き続き余震あり。(天草近代年譜)
1744 |
延享元年 |
9月11日 |
地震 |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
辰の上刻地震。(近世肥後年表)
1755 |
宝暦5年 |
6月 |
宝暦5年6月水害 |
風水害 |
堤防決壊、家屋流出 |
熊本 |
― |
家屋流出2118 |
死者506 |
|
>詳細
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【球磨川水系河川整備計画[国管理区間]九州地方整備局】(2022)
山津波が発生し瀬戸石付近で閉鎖し、これが決壊。
萩原堤防決壊。死者506 人、家屋流出2118 戸、田畑22000haに被害。
1765 |
明和2年 |
6月15日 |
噴火、地震 |
火山、地震 |
― |
大分、熊本 |
阿蘇市、別府市 |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
肥後阿蘇山焼ける、近国熱き砂降る、地震強く別府地頻に震動す。(温故年表)
1769 |
明和6年 |
7月14日 |
肥後川尻大地震 |
地震 |
― |
熊本 |
熊本市川尻 |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災害史年表】(1999)、【熊本県災異誌】(1952)
肥後川尻大地震。(天草近代年譜)
1769 |
明和6年 |
8月29日 |
日向灘地震(M7.75) |
地震、津波 |
山崩れ、橋梁損壊、家屋倒壊、城崩壊、石垣崩壊 |
福岡、大分、熊本、宮崎 |
延岡市、高千穂町、久留米市 |
山崩れ10(延岡市)、橋梁崩壊11(高千穂町)、家屋全壊13(高千穂町) |
死者有 |
|
>詳細
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005 |
【理科年表H28】(2016)、【熊本県の気象百年】(1990)
(旧7月28日)日向・豊後・肥後:延岡城、大分城で被害多く、寺社、町屋の破損が多かった。熊本領内でも被害が多く、津波があった。(津波規模2m前後)
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
M7.8、九州地方地震、豊後水道を震源とする強い地震が起こり、延岡城・大分城の被害が多く、城下で寺院・町屋の破損多数。熊本領内でも被害多く、宇和島で有感。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
山崩れ数十箇所発生、家屋全壊13戸、橋梁11箇所損壊。
【宮崎県における災害文化の伝承】(2006)
M7.4、延岡藩領内で山崩れが数十ヶ所で発生。高千穂では山崩れで家屋全壊13戸、橋梁11ヶ所が損壊。しかし、翌二十九日朝まで雷雨となり、翌々八月一日は大風であったため、被害を分類しがたい面がある。(延岡藩)宮崎県における最大震度6。
【熊本県災害史年表】(1999)
未の刻、熊本大地震。
【地震・津波と災害】(1991)
日向灘:M7.8、大分・高鍋・延岡の諸城破損。民家つぶれる。薩摩国沿海の地は津波の被害を受ける。
【福岡の気象百年】(1990)
日向灘北部(豊後水道):大分、宮崎県中心に被害、死者有、壊家多数。津波有。
【鹿児島の気象百年誌】(1983)
震源:日向灘(M7.4)。薩摩国沿海の地は津波の害あり。
1769 |
明和6年 |
11月 |
肥後地震 |
地震、風水害 |
大風 |
熊本 |
― |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
肥後大風、大地震。(天草近代年譜)
1777 |
安永6年 |
2月26日 |
地震 |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
夜四つ時分大地震、一夜に七度程。(上妻博之氏抜書)
1778 |
安永7年 |
3月24日 |
肥後川尻大地震(仮称)(震度6以上) |
地震 |
― |
熊本 |
熊本市川尻 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
程度:大。肥後川尻大地震3回。(天草近代年譜)
1779 |
安永8年 |
11月24日 |
地震 |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
桜島噴火により肥後地方地震頻発。この頃昨秋以来肥後阿蘇山鳴動し上砂硫黄降らす。(近世肥後年表、天草近代年譜)
1789 |
寛政元年 |
11月24日 |
地震 |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
この日まで日数七日昼夜数度震ふ。(近世肥後年表)
1792 |
寛政4年 |
4月25日 |
地震 |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
|
>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
昼五つ半時七つ時、四つ時頃の三回大地震、かめの水ゆれたり程度なり。(天草近代年譜)
1792 |
寛政4年 |
5月2日 |
噴火、津波 |
火山、津波 |
家屋流失 |
熊本 |
― |
― |
死者5520 |
|
>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
すこしはうすらぎしも15日獪も昼夜4、5度ゆすり晦日まで間断なり。(天草近代年譜)
溺死者5520名、その他の被害甚大、玉名郡に千人塚あり、本郡のみにて死者2200人とあり。(天草近代年譜、近世肥後年表)
1792 |
寛政4年 |
5月21日 |
雲仙岳噴火・地震(M6.4)〔島原大変肥後迷惑〕 |
火山、地震、津波 |
山崩れ、津波、家屋倒壊・流失 |
長崎、熊本 |
島原市島原、天草市 |
家屋倒潰12000 |
死者約15000(全体) |
● |
>詳細
pdf |
006 s05 s06 |
【理科年表H28】(2016)
(旧4月1日)雲仙岳:前年10月から始まった地震が11月10日頃から強くなり、山崩れなどでたびたび被害があった。4月1日に大地震2回、前山(天狗山)の東部がくずれ、崩土約0.34k㎡が島原海に入り津波を生じた。対岸の肥後でも被害が多く、津波による死者は全体で約1万5千、「島原大変肥後迷惑」と呼ばれた。(津波規模10~20m)
【日本歴史災害辞典】(2012)
噴火そのものによる被害は軽微で、溶岩噴出停止後の地震による隣接の眉山の山体崩壊と、それによって誘発された大津波による被害が甚大であった。死者約1万5千人。島原藩被害報告。流死者9524人、島原城下では5251人。(抜粋)
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
(島原大変):島原で約1万人、対岸の肥後で約5000人の死者が出る。(島原大変・肥後迷惑事件)
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
雲仙普賢岳噴火・眉山崩壊に伴う有明海の津波。(津波高さ最大30m)
【熊本県災害史年表】(1999)
4/1(旧暦)、雲仙岳地震により肥後筋、天草東筋一帯津波15000人死者、潰家12000件。天草郡の被害は、被害数18ケ村、海辺流家373軒、潰家353軒、溺死343(男148女195)、牛馬流死109。宇土飽田玉名郡の被害は、流死4653人(宇土郡1266、飽田郡1066、玉名郡2221)、負傷811人、牛馬151、流潰住家2252。
【地震・津波と災害】(1991)
雲仙岳付近:雲仙岳噴火。島原半島の前山(眉山)崩れ、有明海に大津波起こす。死者15000人、潰れた家12000。
1796 |
寛政8年 |
6月6日 |
洪水 |
風水害 |
洪水 |
熊本 |
熊本県内全域 |
被害多数 |
― |
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>詳細
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【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
―
1808 |
文化5年 |
12月19日 |
肥後地震 |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
肥後地震。(近世肥後年表)
1828 |
文政11年 |
5月9日 |
肥後地震(仮称)(震度6以上) |
地震、津波 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
程度大。肥後国。8日夜四つ時頃大地震、夜中度々ゆり、9日朝まで余震あり、高潮満ち掲る。(近代年譜)
1828 |
文政11年 |
5月15日 |
地震 |
地震、津波 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
夜四つ半頃及び16日八つ時又々地震す。(近代年譜)
1828 |
文政11年 |
5月19日 |
地震 |
地震、津波 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
朝五つ時、暮五つ時又少々ゆする。(天草近代年譜)
1828 |
文政11年 |
5月26日 |
長崎地震(M6.0) |
地震 |
壁破損、浸水 |
長崎、熊本 |
長崎市、天草市 |
― |
― |
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>詳細
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【理科年表H28】(2016)、【熊本県の気象百年】(1990)
(旧4月13日)長崎:出島の周壁が数ヶ所潰裂。天草で激しかったという。天草の海中で噴火に似た現象があったという。
【地震・津波と災害】(1991)
長崎:出島の石垣崩れる。田畑被害。各地に浸水。地震津波とすれば地震の規模に疑問あり。
【福岡の気象百年】(1990)
橘湾:長崎出島で周壁壊裂、震源は海底下。
1841 |
天保12年 |
7月13日 |
地震 |
地震、津波 |
― |
熊本 |
八代市、芦北町 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
昼夜3、4度地震があり、八代、芦北方面強し。19日又地震南目別して強し。(天草近代年譜)
1844 |
弘化元年 |
8月8日 |
肥後北部地震(震度6以上) |
地震 |
落石、家屋倒壊 |
熊本 |
小国町 |
― |
― |
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>詳細
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【理科年表H28】(2016)、【熊本県の気象百年】(1990)
(旧6月25日)肥後北部:28日まで地震が多く、久住北里で特に強かった。杖立村で落石により百姓屋崩れる。
【熊本県災異誌】(1952)
程度:大。阿蘇地方。上記「理科年表」と古文にて同様記述あり、その他諸々落石道筋引割個所あり。(天草近代年譜)
1848 |
弘化4年 |
1月25日 |
熊本地震(仮称) |
地震 |
石垣・壁崩壊 |
福岡、熊本 |
熊本市 |
― |
― |
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>詳細
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【理科年表H28】(2016)、【熊本県の気象百年】(1990)
(旧12月20日)熊本:熊本城内で石垣を損じ、座敷などの壁が落ちた。
【福岡県災異誌】(1936)
四つとき地震。(奇談日記)
1853 |
嘉永7年 |
2月26日 |
阿蘇山噴火 |
火山 |
噴火 |
熊本 |
阿蘇市阿蘇山 |
― |
死者3(熊本県) |
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>詳細
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【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
参拝者3名死亡。
1854 |
安政元年 |
12月24日 |
安政南海地震(M8.4) |
地震、津波 |
崩壊、山崩れ |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
佐伯市、宮崎県内全域、小林市夷守岳 |
崩壊箇所多数 |
死者多数(全体) |
● |
>詳細
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007 no1 |
【理科年表H28】(2016)
(旧11月5日)「安政南海地震」:被害地域は中部から九州に及ぶ。津波が大きい。(津波規模:30m以上)
【日本歴史災害辞典】(2012)
この連発巨大地震によって関東地方から九州南部までが震度5以上の強い揺れにみまわれ、房総半島から大分県までの海岸が高さ2m以上に襲われた。大分東部震度6以上。九州の佐伯に約2m程度の津波。
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
畿内・東海・東山・北陸・南海・山陰・山陽道地震(安政南海地震):前日に安政東海地震があり、翌日、紀伊半島から九州にわたる太平洋岸を中心に大地震。地震後房総から九州までの海岸に大津波が襲来。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
各所で山崩れ発生、砂土原で液状化現象、夷守山の南側岳くずれ発生。
【宮崎県における災害文化の伝承】(2006)
相良藩(米良・椎葉)、宮崎郡7ヶ所で山崩れ発生した。佐土原では液状化現象が、北方村2ヶ所南方村3ヶ所三須村3ヶ所では山崩れが発生。高原町夷守岳南側とその他多くの岳が崩れた。(宮崎県の津波高:2m)宮崎県における最大震度5~6。
【宮崎県災異誌】(1967)
南海道沖:大津波は房総半島より九州東岸に及ぶ。鹿児島、その他九州の諸国各々損害を被らざるなし。(権藤氏)
【宮崎県の災害の実態】(1961)
飫肥外ノ浦海溢れる。新堤の中央7.8間欠壊す。(日向史郷土年表)
1855 |
安政2年 |
12月13日 |
球磨地震(仮称)(震度6以上) |
地震 |
― |
熊本 |
球磨郡 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
程度:大。球磨地方。大地震。(球磨郡誌)
1857 |
安政4年 |
2月3日 |
熊本地震(仮称)(震度5~6) |
地震 |
― |
熊本 |
熊本市 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
程度:中。熊本地方。この日昼四つ頃数十年稀な地震強く熊本城石垣所々損じ或いは、はみ出し御蔵等引割る。(近世肥後年表)
1866 |
慶応2年 |
4月15日 |
天草地震(仮称)(震度6以上) |
地震 |
― |
熊本 |
熊本市 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
程度:大。天草地方。是夜五つ時大地震。(天草近代年譜)
1872 |
明治5年 |
12月30日 |
阿蘇山噴火 |
火山 |
噴火 |
熊本 |
阿蘇市阿蘇山 |
― |
死者数人 |
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>詳細
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【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
硫黄採掘者が数名死亡。
1873 |
明治6年 |
7月28日 |
人吉地震(仮称)(震度6以上) |
地震 |
― |
熊本 |
人吉市 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災害史年表】(1999)、【熊本県災異誌】(1952)
程度:大。九州一円。人吉大地震、九州大地震、洪水且つ虫害あり。(球磨郡誌)
1888 |
明治21年 |
6月 |
明治21年6月水害 |
風水害 |
家屋流出、橋梁流出 |
熊本 |
― |
家屋流出6 |
死者3 |
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>詳細
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【球磨川水系河川整備計画[国管理区間]九州地方整備局】(2022)
死者3 人、家屋流出6 戸、その他橋梁流出。
1889 |
明治22年 |
7月22日~24日 |
豪雨 |
風水害 |
堤防決壊、菊池川洪水 |
熊本 |
玉名市 |
家屋崩壊52、家屋浸水2456、道路決壊747、橋梁流出11、堤防決壊11(熊本県) |
死者79(熊本県) |
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>詳細
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【菊池川系流域及び河川の概要(国土交通省)】(2008)
豪雨による洪水。菊池川の堤防決壊、玉名郡被害大。
死者79名、負傷者9名、家屋崩壊52戸、家屋破損12戸、家屋浸水2456戸、道路決壊747間、橋梁流出11件、堤防決壊11件、浸水田畑1498 町歩(熊本県)
1889 |
明治22年 |
7月28日 |
熊本地震(M6.3) |
地震 |
橋の落下・破損、家屋倒壊、地割れ |
熊本 |
熊本市周辺 |
家屋倒壊366、地割れ880(全体) |
死者20、負傷者54~74(熊本県) |
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>詳細
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008 s07 |
【理科年表H28】(2016)
熊本県西部:熊本市を中心に半径約20kmの範囲に被害があり、県全体で全壊239、死20。橋の落下や破損が多かった。
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
熊本県地方地震:23時40分、熊本県西北部を震源とする地震が発生。熊本市を中心に半径20kmの範囲、特に金峰山麓で被害が大きく、福岡県柳川方面でも家屋被害があり、島原半島眉山で山崩れ起こる。死者20、負傷者54、全壊家屋239、半壊236、熊本城内で石垣が崩れ、熊本県下飽田郡内で地割れ600、田んぼに凹凸、噴砂もみられる。
【熊本県災害史年表】(1999)
熊本で大地震(金峰山地震)7~8月にかけて200回記録、同年末までに566回を記録し、被害は家屋全壊228、同半壊183、飽田を中心に死者20人、傷者52、地裂880その他被害も多し。(写真集熊本100年)
【地震・津波と災害】(1991)
熊本:震災地を通じ壊家239、半壊200、死者20人、傷者74人。
【福岡の気象百年】(1990)
熊本県中部:熊本市で被害大、死者20、地割れ多数、震源は金峰山付近か。
【熊本県の気象百年】(1990)
23時45分、飽田郡を中心に熊本県下で被害大。死者20、負傷52、家屋全潰228・半潰138、地裂880、堤防崩壊45、橋梁壊落22・破損37、道路破損133。柳河地方でも潰家60余。肥後・筑後地方で強震。
【宮崎県災異誌】(1967)
肥後国:九州全部、四国西部および中国の一部が有感区域で熊本付近では潰家200戸、半潰200戸、死者20名、傷者74名、橋梁破壊19、橋梁破損21におよんだ。
1894 |
明治27年 |
8月8日 |
阿蘇西麓地震(M6.3or6.8) |
地震 |
山崩れ、家屋・土蔵破損、石垣崩れ |
熊本 |
阿蘇市 |
山崩れ18、家屋・土蔵破損22、石垣崩れ9(熊本県) |
― |
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>詳細
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【熊本県災害史年表】(1999)
阿蘇山大鳴動、大地震。阿蘇西麓地震と呼ばれる。震源は阿蘇山西麓。(写真集熊本100年)
【福岡の気象百年】(1990)
(M6.3)熊本県北東部:阿蘇郡で被害有、山崩れや石垣崩壊など。
【熊本県の気象百年】(1990)
23時19分、熊本県北東部M6.3、阿蘇郡永水村で家屋土蔵破損15、石垣の崩壊が多かった。長陽村で家屋破壊1、石垣崩壊9。
【九州の災害史】(1987)
8月8日、熊本中部地震M6.8、阿蘇郡で家屋土蔵破損22、山崩れ18、その他の小被害があった。
【佐賀県災異誌(下巻)】(1952)
佐賀の発震時刻は午後11時18分50秒で、30日まで10回の余震があり、振り子時計の止まった所があった。
【熊本県災異誌】(1952)
程度:中。阿蘇地震:阿蘇郡永水村においては家屋土蔵の破損15個所、長陽村家屋の破損の個所石垣の崩壊9個所、山崩れ18個所、久木野村家屋破損1、山西村石垣崩れ17、錦野村家屋土蔵の破損5、次の日にも同様の震央地(肥後の北西部)にて地震。(抜粋)(中央気象台刊行地震年表)
1894 |
明治27年 |
11月30日 |
地震 |
地震 |
― |
熊本 |
阿蘇郡西原村 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
午前9時地震あり、震央地は前記8月のものと同様、肥後の北西部なり。(中央気象台刊行地震年表)
1895 |
明治28年 |
8月27日 |
熊本県地方地震(M6.3~6.8) |
地震 |
― |
熊本 |
阿蘇市 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県の気象百年】(1990)
22時42分、熊本県北東部。M6.3。阿蘇郡山西村で土蔵破壊400、堤防亀裂8、石垣崩壊22、石碑・石灯籠の転倒多し。永水村で家屋破損5。その他の諸村で小被害。肥後・筑後地方で強震。
【九州の災害史】(1987)
熊本県地方地震M6.8、阿蘇郡山西村で家屋、土蔵破損400、その他の被害が多かった。
【熊本県災異誌】(1952)
肥後北西部、程度:大。(震度6以上):阿蘇地方の強震にして、家屋土蔵の破損400、堤防所々亀裂。(抜粋)(震災予防調査会報告)、震央地は肥後の阿蘇郡山西村、山西村においては家屋土蔵破損400棟、永水村にて家屋破損5、29日にも余震。(中央気象台刊行地震年表)
1895 |
明治28年 |
9月7日~8日 |
台風第6号 |
風水害 |
高潮、床上浸水、交通途絶 |
熊本 |
宇土市 |
― |
― |
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>詳細
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【不知火高潮災害誌】(1999)
網田村(現宇土市)で床上2~3尺、三角への交通途絶。
1895 |
明治28年 |
10月4日 |
地震 |
地震 |
― |
熊本 |
阿蘇郡西原村 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
震央地は前記8月のものと同様、阿蘇郡山西村。(中央気象台刊行地震年表)
1898 |
明治31年 |
12月4日 |
熊本地方地震(仮称)(M6.7) |
地震 |
家屋倒壊他 |
熊本 |
阿蘇市 |
― |
― |
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>詳細
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【宮崎県災異誌】(1967)
九州中部:九州、四国、中国、近畿および中部地方におよぶ広大な有感区域で宮崎において古き家屋の毀損したものあり。
【佐賀県災異誌(下巻)】(1952)
肥後東部地震:阿蘇山東麓が震源地で、佐賀の発震時刻は午前1時35分38秒であった。
【熊本県災異誌】(1952)
肥後東部の地震、程度:大(震度6以上):阿蘇山の東麓。(震災予防調査会報告)、人吉市、宮崎県に被害。(抜粋)(中央気象台刊行地震年表)
1900 |
明治33年 |
7月27日 |
肥後北西部地震(仮称)(震度3~4) |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
程度小。(阿蘇噴火史要)
1906 |
明治39年 |
3月17日 |
熊本地方地震(仮称)(震度4) |
地震 |
― |
熊本 |
熊本市 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県の気象百年】(1990)
熊本付近:21時20分。熊本市内で陶器店・ガラス店にて多少の被害。最大震度Ⅳ(震度4):熊本。
1907 |
明治40年 |
3月10日 |
熊本地方地震(仮称)(M5.4) |
地震 |
― |
熊本 |
― |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県の気象百年】(1990)
熊本付近:22時03分。煉瓦煙突破壊1、家・倉庫壁の亀裂3などの軽被害。最大震度Ⅳ:熊本。
1908 |
明治41年 |
5月2日 |
地震 |
地震 |
― |
熊本 |
阿蘇市 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
午前2時55分地震あり、弱震に属し震央地は阿蘇山なり。(熊本測候所)
1911 |
明治44年 |
8月22日 |
熊本県北東部地震(仮称)(M5.7) |
地震 |
石垣破損、山崩れ |
熊本 |
阿蘇市 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県の気象百年】(1990)
7時48分熊本県北東部。長陽村で石垣破損、山崩れ等の小被害。震度Ⅱ:福岡。
【熊本県災異誌】(1952)
午前7時50分宮地方面に弱震(弱き方)あり、宮地にて時計止まる、長陽村にて石垣及び山崩れあり。(熊本測候所調査)
1914 |
大正3年 |
8月15日~25日 |
台風第12号・大正3年潮害 |
風水害 |
高潮、堤防決壊、本明川洪水 |
長崎、熊本 |
玉名市 |
堤防決壊43、家屋流出495(熊本県)、氾濫面積285町、堤防決壊273(本明川流域) |
死者22(熊本県) |
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>詳細
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【大正時代の潮害(九州農政局)】
大正3年(1914)8月15日には、台風の中⼼が九州西方海上から九州北部を通過、しかも年間を通して最も潮差の大きい時期の満潮時刻に遭遇したため、異常な⾼潮となった。この時の横島新地の被害は、県下全域に及んだ潮害の中で最も大きく横島新地は16人、大浜町で6人の犠牲者が出た。
【本明川水系河川整備計画(変更)九州地方整備局】(2016)
氾濫面積285町、負傷者3名、堤防決壊273ヶ所等の被害を受けた。
1915 |
大正4年 |
9月7日~9日 |
台風第12号 |
風水害 |
高潮、堤防決壊、田畑地・民家浸水 |
熊本 |
熊本県内全域 |
田畑地浸水250町歩、家屋浸水79(熊本県) |
― |
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>詳細
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【熊本県災害史年表】
―
1916 |
大正5年 |
3月15日 |
阿蘇山麓北部地震(仮称) |
地震 |
― |
熊本 |
阿蘇市 |
なし |
なし |
|
>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
阿蘇山麓北部地震、前後二回やや大なるものを感ずるも被害なし。
1916 |
大正5年 |
12月29日 |
熊本県南部地震(M6.1) |
地震 |
石垣崩壊、壁・田畑の亀裂 |
熊本 |
人吉市 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県の気象百年】(1990)
6時41分熊本県南部。水俣・佐敷地方ひどく数日間に数十回の地震あり。石垣崩壊、壁・田畑の亀裂等の小被害。震度Ⅲ:佐賀。
【宮崎県災異誌】(1967)
肥後南部:6時41分人吉の北西方照岳方面に発震したもので有感区域は九州全般で、震央付近では壁の亀裂など多少の被害を生じた。本県に被害はなかった。
1919 |
大正8年 |
8月16日 |
台風第8号 |
風水害 |
堤防決壊・破損、浸水耕地、家屋浸水・流失 |
熊本 |
玉名市、熊本市 |
堤防決壊15、破損42、浸水耕地526町歩、家屋浸水・流失155 |
― |
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>詳細
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【不知火高潮災害誌】(1999)
高潮の高さ:横島村(現玉名市)34尺0寸(約10.3m)、罹災民(被災者)935人、発生場所:玉名・飽託郡(現熊本市)。
1920 |
大正9年 |
8月14日~16日 |
台風第6号 |
風水害 |
高潮 |
熊本 |
宇土市、玉名市 |
― |
― |
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>詳細
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【不知火高潮災害誌】(1999)
小白開の決壊により、小潮害あり。
1922 |
大正11年 |
7月3日~4日 |
梅雨前線による大雨 |
風水害 |
家屋流出、菊池川洪水 |
熊本 |
高瀬町 |
家屋流出2、床上浸水400(高瀬町) |
― |
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>詳細
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【菊池川系流域及び河川の概要(国土交通省)】(2008)
梅雨前線による洪水。
菊池川では高瀬町で2 尺、川筋で2戸流出し400戸床上浸水する。2 日~3 日の2 日連続雨量は高瀬で272.5mm、隈府74.4mm、大津305.1mm であった。
1923 |
大正12年 |
9月17日 |
噴火、地震 |
火山、地震 |
― |
熊本 |
阿蘇市 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
第一、第二、第四火口盛んに活動し、第四火口よりは噴石を飛ばしその状花火の如く山下にしばしば地震を起こせり。
1924 |
大正13年 |
9月11日 |
台風第9号 |
風水害 |
高潮、護岸破壊 |
熊本 |
― |
― |
― |
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>詳細
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【不知火高潮災害誌】(1999)
発生場所:海岸地帯、風浪により護岸が破壊され潮害あり。
1926 |
大正15年 |
7月 |
大正15年7月水害 |
風水害 |
家屋流出、家屋浸水 |
熊本 |
人吉市 |
家屋流出3、浸水家屋200(人吉) |
― |
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>詳細
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【球磨川水系河川整備計画[国管理区間]九州地方整備局】(2022)
家屋流出3 戸、浸水家屋200 戸(人吉)、川辺川、柳瀬の両井手は全壊。
1927 |
昭和2年 |
9月12日~13日 |
台風第9号 |
風水害 |
高潮、家屋浸水、本明川、球磨川洪水 |
長崎、熊本 |
熊本市、玉名市、宇土市、諫早市 |
家屋損壊・流出32、浸水家屋500(球磨川流域)、住家全・半壊274、流失66、浸水2346(旧北高来郡) |
死者・行方不明423(熊本県)、死者16、行方不明者1(旧北高来郡) |
|
>詳細
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【不知火高潮災害誌】(1999)
高潮の高さ:小島町(現熊本市)39.3尺(約12cm)、発生場所:飽託・玉名・宇土郡、海路口は海水が4kmも陸地に侵入。
【本明川水系河川整備計画(変更)九州地方整備局】(2016)
暴風雨(台風)により、本明川が氾濫し諫早は泥海一大修羅場と化す。北高来郡の被害は死者16名、行方不明者1名、住家の全・半壊274戸、流失(一部流失も含む)66戸、住家浸水2346戸等の被害を受ける。
1928 |
昭和3年 |
6月23日~29日 |
梅雨前線による大雨 |
風水害 |
家屋浸水、筑後川・矢部川・菊池川洪水 |
福岡、佐賀、大分、熊本 |
久留米市、朝倉市、高瀬町 |
床上浸水609(久留米市)、1125(三井郡)、1900(三潴郡)、2690(朝倉郡)、家屋被害14434(筑後川中下流)、浸水家屋800(高瀬町) |
― |
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>詳細
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【九州防災・災害情報アーカイブ(国土交通省)】
筑後川の洪水のピークが3回あり、そのため高い水位の湛水時間が長く、三井・三潴・朝倉の3郡が最もひどく、特に三井郡は大正10年の被害とほぼ同程度であった。
【筑後川水系河川整備計画(変更)【大臣管理区間】九州地方整備局】(2018)
原因は梅雨。瀬の下地点水位6.29m。家屋被害14434(中下流)。4大捷水路の開削が促進される契機となった洪水。
【矢部川水系河川整備計画(変更)-国管理区間-九州地方整備局】(2016)
原因は梅雨前線。浸水面積:18950ha。
【菊池川系流域及び河川の概要(国土交通省)】(2008)
菊池川上流水源村では26日~28日までの3 日間に681mmの多雨を記録した。
下流高瀬付近では未曾有の大氾濫をきたし、高瀬橋では水深24 尺8 寸に達した。
同町の浸水家屋800戸、鹿本郡では455戸にのぼり田畑も数百町歩浸水した。
25日~30の6日間連続雨量は山鹿349.4、隈府649.8、小国579.8、大津376.7mm。
1928 |
昭和3年 |
12月22日 |
阿蘇地震(仮称) |
火山、地震 |
― |
熊本 |
阿蘇郡小国町 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
午後3時40分鳴動し、噴煙天に、阿蘇郡北小国に午前4時36分微震、この日午後0時35分まで7回の地震あり、25日午前10時溶岩を噴く。(阿蘇噴火史要)
1929 |
昭和4年 |
1月2日 |
大分県西部地震(仮称)(M5.4) |
地震 |
― |
大分、熊本 |
玖珠郡、阿蘇郡小国町 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県地震対策基礎調査報告書】(1981)
小国地方、大きな被害はない。M5.4
【大分県災害誌(資料編)】(1952)
程度:中。大分県全般。震源は大分県西部、午前1時40分大分県全般有感、大分では時計の振り子止まる。玖珠郡一帯では20余年来かつてない強い地震で、南山田、飯田では炭焼きがまの大半が欠潰した。(大分合同新聞記事)
1930 |
昭和5年 |
7月18日 |
熊本県北部地震(M4.3) |
地震 |
― |
熊本 |
大津町 |
|
― |
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>詳細
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【熊本県の気象百年】(1990)
18時42分熊本県北部。瀬田付近で器物落下等の軽被害。最大震度Ⅱ:熊本。
1931 |
昭和6年 |
12月21日~22日 |
八代海地震(M5.5、5.6、5.9) |
地震 |
護岸堤防欠壊、道路亀裂、土蔵破損、石垣崩壊 |
熊本 |
天草市 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県の気象百年】(1990)
22時8分八代海。大矢野島群発地震、22日と26日にM5.6、5.9の地震。2122日の地震により八代町沿岸に多少の被害。26日の地震により八代郡田浦付近で壁の剥落50~60。堤防亀裂、石垣崩壊等の被害。大矢野島の護岸、堤防決壊す。最大震度Ⅴ:牛深。
【熊本県災異誌】(1952)
21日天草郡大矢野島震の源地付近多少被害あり。21~22日の両日の地震により大矢野島の所々に護岸堤防の欠壊、八代海岸の日奈久、田浦方面に道路の亀裂、土蔵の破損。(熊本測候所調査)
1932 |
昭和7年 |
12月18日 |
阿蘇山噴火 |
火山 |
噴石 |
熊本 |
阿蘇市阿蘇山 |
― |
負傷者13(熊本県) |
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>詳細
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【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
第一火口、黒煙、噴石活動。火口付近で負傷者13名。
1933 |
昭和8年 |
2月6日 |
阿蘇地震(震度5) |
地震 |
― |
熊本 |
阿蘇市 |
なし |
なし |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
阿蘇地震、阿蘇山、宮地、大津方面は強震、被害なし。(熊本測候所調査)
1933 |
昭和8年 |
2月24日 |
阿蘇山噴火 |
火山、地震 |
― |
熊本 |
阿蘇市 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
大きな噴火。
1933 |
昭和8年 |
3月25日 |
大津地震(仮称)(震度4) |
地震 |
― |
熊本 |
大津町 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
震源は大津付近、高森、宮地、大津中震、熊本軽震、地鳴あり余震20回を伴う。
1933 |
昭和8年 |
4月8日 |
緑川地震(M4.3) |
地震 |
崖崩れ |
熊本 |
御船町 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県の気象百年】(1990)
20時54分熊本県中部。緑川流域で崖崩れ等の小被害。最大震度Ⅲ:熊本。
【熊本県災異誌】(1952)
緑川地震、御船浜町強震、熊本弱震、緑川流域では崖崩れあり、大なる鳴動を伴う。
1933 |
昭和8年 |
4月13日 |
阿蘇地震(仮称)(震度4) |
地震 |
― |
熊本 |
阿蘇市 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
立野火口瀬付近の地震、大津中震、熊本軽震、余震多数伴う。
1933 |
昭和8年 |
5月5日 |
阿蘇地震(仮称)(震度4) |
地震 |
― |
熊本 |
阿蘇市 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
阿蘇地震、中岳火口付近鳴動を伴う、大津中震、熊本軽震。
1933 |
昭和8年 |
8月16日 |
緑川地震(震度5) |
地震 |
― |
熊本 |
大津町、御船町、上益城町木山 |
なし |
なし |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
緑川地震、大津、御船、木山強震、熊本軽震、被害なし。
1933 |
昭和8年 |
11月10日 |
緑川地震(仮称)(震度4) |
地震 |
― |
熊本 |
御船町 |
なし |
なし |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
緑川流域強震、御船方面震度中震、被害なし。
1933 |
昭和8年 |
11月20日 |
大津地震(仮称)(震度5) |
地震 |
― |
熊本 |
大津町 |
なし |
なし |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
震源大津付近震度は強震にして極めて急激な性質を有する地震であるが被害なし。
1934 |
昭和9年 |
1月13日 |
阿蘇地震 |
地震 |
― |
熊本 |
阿蘇市 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
阿蘇地震、被害少し。
1934 |
昭和9年 |
1月29日 |
阿蘇地震 |
地震 |
― |
熊本 |
阿蘇市 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災異誌】(1952)
阿蘇地震、震央は中岳火口付近。
1935 |
昭和10年 |
6月23日~24日 |
大雨〔昭和10年水害〕 |
風水害 |
家屋浸水、筑後川・遠賀川・菊池川洪水 |
福岡、佐賀、大分、熊本、宮崎 |
筑後川、遠賀川、菊池水系 |
家屋被害30858(筑後川中下流)、床上浸水520(熊本県) |
死者36(福岡県)、4(熊本県) |
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>詳細
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【筑後川水系河川整備計画(変更)【大臣管理区間】九州地方整備局】(2018)
原因は梅雨。中瀬の下地点水位7.15m。家屋被害30858(中下流)。中下流型降雨により支川改修着手の契機となった洪水。
【遠賀川水系河川整備計画【大臣管理区間】九州地方整備局】(2007)
原因は梅雨。日の出橋水位5.60m。床上浸水455戸、床下浸水947戸、堤防決潰1ケ所、橋梁流出6橋。
【菊池川系流域及び河川の概要(国土交通省)】(2008)
小笠原高気圧が西日本に不安定な気流を吹送していたが揚子江中流より東北東へ進行してきた低気圧の衝撃により上昇気流が激化され、気流性豪雨を引き起こした。
死者4名、家屋浸水床上520戸、家屋浸水床下3077戸、船舶難破2、山崩数百ヶ所、橋梁流失20、堤防決壊43、道路決壊50、農作物被害面積25794 町歩(熊本県内の被害状況)
1937 |
昭和12年 |
1月27日~28日 |
熊本県中部(M5.1) |
地震 |
石橋崩壊 |
熊本 |
御船町、大津町 |
石橋崩壊1(熊本県) |
― |
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>詳細
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【熊本県災害史年表】(1999)
熊本地方地震(中震)、震源は瀬田、大津。
【熊本県の気象百年】(1990)
16時4分熊本県中部。上益城郡秋津村で長さ10間(18m)幅3尺(0.9m)の石橋崩れ落つ。最大震度Ⅴ:牛深。
【熊本県災異誌】(1952)
熊本市の南東御船付近に起こった局部的な地震であったが有感範囲は九州の大部分であった。被害はほとんどなかったが、上益城郡秋津村と六嘉村間を繋ぐ県道中秋津村字中牟田の木山川に架かっている石橋が崩壊。
【福岡県災異誌Part.Ⅱ】(1951)
熊本県中部の地震。27日、本県では大牟田、新港、銀水、立石、大刀洗、巷河、柳河、芦屋で弱震。
1940 |
昭和15年 |
4月29日 |
阿蘇山噴火 |
火山 |
噴石 |
熊本 |
阿蘇市阿蘇山 |
― |
負傷者1(熊本県) |
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>詳細
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【熊本県災異誌】
―
1941 |
昭和16年 |
7月 |
梅雨前線 |
風水害 |
家屋浸水 |
熊本 |
八代市、人吉市 |
水家屋2560(八代地方)、60(人吉) |
― |
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>詳細
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【球磨川水系河川整備計画[国管理区間]九州地方整備局】(2022)
八代地方の浸水家屋2560 戸、人吉で60 戸。
1941 |
昭和16年 |
11月19日 |
日向灘地震(M7.2) |
地震、津波 |
家屋倒壊他 |
熊本、宮崎 |
人吉市、延岡市 |
家屋全壊18~27(全体)、半壊1(宮崎県)崩壊箇所多数 |
死者2、負傷者18(全体)、死者1~2(熊本県)、負傷者5(宮崎県) |
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>詳細
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【理科年表H28】(2016)
日向灘:大分、宮崎、熊本の各県で被害があり、死者2、家屋全壊27。九州東岸に津波があり、波高は最大1m。
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
九州地方地震:1時46分、宮崎県日向灘を震源とする地震が発生、大分・宮崎・熊本の各県で死者2、家屋全壊27ほか。九州東岸・四国西岸に津波が襲来。
【宮崎県における災害文化の伝承】(2006)
崖崩れが発生したが、人的被害はなし。(延岡市)宮崎県における最大震度5。
【熊本県災害史年表】(1999)
日向灘地震、人吉地方で死者2人、家屋の全壊19。
【地震・津波と災害】(1991)
日向灘:大分・宮崎・熊本三県で死者2人、傷者18人。家屋の全壊27、半壊32。九州の東岸と四国の西岸に波高約1mの津波あり。船舶の転覆・流失あり。
【熊本県の気象百年】(1990)
1時46分日向灘地震。大分・宮崎・熊本の三県で死者2、負傷18。最大震度Ⅴ:宮崎・人吉・宿毛・延岡。
【福岡の気象百年】(1990)
日向灘中部:宮崎県の沿岸中心に被害。熊本県人吉で死者1。津波有。
【九州の災害史】(1987)
日向灘地震M7.4、大分、宮崎、熊本各県で小被害があり、死者2人、家屋全壊18、九州東岸に津波があり、波高1m。
1942 |
昭和17年 |
8月27日 |
台風第16号 |
風水害 |
高潮 |
熊本 |
水俣市、八代市 |
家屋102374、浸水132204、耕地26846、船舶3936 |
死者・行方不明20(熊本県)、死者891、不明267、負傷1438 |
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>詳細
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【不知火高潮災害誌】(1999)
発生場所:水俣・八代・有明の沿岸。
1943 |
昭和18年 |
9月17日~20日 |
台風第26号(キジア台風) |
風水害 |
山崩れ、家屋浸水、洪水 |
大分、熊本、宮崎、鹿児島 |
国富町、延岡市北川町 |
家屋流出624(大分県)、家屋全半壊2998(大分県)、40(熊本県)床上浸水14321(大分県)、482(熊本県)等 |
死者114(宮崎県)、240(大分県)、1(熊本県) |
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>詳細
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九州の多くの河川(緑川・大分川・大野川・番匠川・大淀川・小丸川・五ヶ瀬川・川内川等)で大きな洪水が発生した。
【緑川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2013)
九州の東側を東北東に進んだ台風の影響を受けて、18日夜半より降り始めた雨は20日の午前中まで降り続いた。
緑川上流域での降雨が多く、総雨量は緑川ダム上流域で350~400mm、御船川、加勢川流域で250mm前後、下流域では200mm程度。
緑川水系では死者・行方不明者1名、家屋の全半壊40戸、床上浸水482戸、床下浸水2427戸の被害が発生。
【番匠川水系流域及び河川の概要(国土交通省)】(2004)
台風26号は沖縄の南海上をゆっくり北上していたが、9月18日昼にその向きを北東に変え、19日の昼には奄美大島の西部を北東に進み、宮崎県の西部から高知県四国の足摺岬に上陸した。
この台風の接近ため、18日から19日かけて大雨が降り2日間の雨量は、佐伯で844mm、直見で565mmを記録した。
この洪水よって堤防が決壊したため各地で被害が発生し、死傷者48名、行方不明者21名、全壊家屋112戸、半壊家屋94戸、流出家屋143戸、床上浸水1573戸、床下浸水4926戸、田畑被害588ha にものぼる大惨事であった。
【小丸川系流域及び河川の概要(国土交通省)】(2008)
14 日にサイパン島東方に発生した台風は、中心気圧900mb 内外と推定され、鹿児島県佐
田岬沖(20 日6 時)より、日向灘に向かって北北東に進み、正午土佐宿毛付近に上陸、鳥
島付近から日本海に抜けた台風で甚大な被害が発生した。
神門における3 日間雨量342mm(9 月19 日の日雨量225mm)で、本川中流部の塊所則水
所で2185m3/s、その下流川原測水所では2845m3/s と推定している。
【大淀川水系河川整備計画(変更)(九州地方整備局)】(2018)
死者 :114 名 負傷者 :161 名
行方不明: 1 名
1944 |
昭和19年 |
7月 |
前線 |
風水害 |
家屋損壊、家屋流出、床上浸水 |
熊本 |
球磨郡 |
家屋損壊・流失507、床上浸水1422 |
死傷者・行方不明23 |
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>詳細
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【球磨川水系河川整備計画[国管理区間]九州地方整備局】(2022)
球磨郡に豪雨。死傷者・行方不明23 人、家屋損壊・流失507 戸、床上浸水1422 戸。
1944 |
昭和19年 |
9月16日~17日 |
台風第16号 |
風水害 |
高潮、家屋浸水、本明川洪水 |
大分、熊本 |
八代市 |
家屋損壊・流出507、床上浸水1422(球磨川)、浸水家屋:約7800、浸水面積:約1600ha(山国川) |
死者1(熊本県) |
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>詳細
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【不知火高潮災害誌】(1999)
八代郡昭和村、屋根まで浸水。
【山国川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2013)
山国川は大氾濫を起こし、浸水家屋、倒潰家屋、橋梁流出等大きな被害が発生したが、第2次世界大戦末期のため被害の詳細は不明である。この洪水は、昭和23年から着手した山国川改修事業における計画高水流量決定の対象洪水となった。
浸水家屋:約7800、浸水面積:約1600 ha
※筑後川河川整備事務所HPにも同じ災害と思われる記載あり
1946 |
昭和21年 |
12月21日 |
南海道沖地震(南海地震) |
地震、津波 |
家屋倒壊、瓦落下、煙突倒壊、津波 |
大分、熊本、宮崎 |
― |
家屋全壊11951(全体)、家屋半壊3(宮崎県)、家屋全壊36~37、半壊95(大分県)、瓦落下、煙突倒壊、家屋倒壊3(佐賀県)、家屋全壊1(福岡県)、家屋全壊6~13(熊本県) |
死者1330(全体)、2(熊本県)、4(大分県) |
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>詳細
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014 |
【日本歴史災害辞典】(2012)
地震の揺れは、九州から関東・北陸地方に及び、波源域から発生した津波は、九州西岸から房総半島にまで達した。震度5の揺れに見舞われた地域は、九州から中部地方に及び、震害は九州の国東半島・別府湾沿岸等。大分県別府近郊の温泉では湯量の増加。被害は、死者:熊本県(2人)、大分県(4人)、負傷者:熊本県(1人)、大分県(10人)、宮崎県(1人)、住家全壊:福岡県(1戸)、熊本県(6戸)、大分県(36戸)等。
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
南海道沖地震:4時19分、地震後、静岡から九州にいたる海岸に津波襲来。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
津波宮崎で1.5m~1.6m、家屋全壊11951戸。
【宮崎県における災害文化の伝承】(2006)
県内で負傷者5名、家屋半壊3戸のほか、地震津波発生で家屋1165戸が浸水した。(宮崎県の津波高:1.6m)宮崎県における最大震度4。
【福岡の気象百年】(1990)
宮崎県に2m近い津波。
【大分県の気候誌】(1973)
震源は紀伊半島沖、M8.1、大分市の震度5、津波あり。
【宮崎県災異誌】(1967)
潮岬南南西沖:土々呂では発震後数回にわたり高潮が襲来、最大振幅は230cm、この津波の引き潮によって漁舟が230隻流れたがほとんど回収された。門川では6時から8時までの間に4回の高潮が押し寄せた、第4回目が最も高く150cmにおよんでいる。本県の被害は傷1、半壊3。
1948 |
昭和23年 |
5月9日 |
日向灘地震(M6.5or6.7) |
地震 |
壁の剥落 |
熊本、宮崎、鹿児島 |
― |
壁の剥落 |
なし |
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>詳細
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【宮崎県における災害文化の伝承】(2006)
M6.5、震源の深さ0km。
【熊本県の気象百年】(1990)
11時9分日向灘。震度Ⅳ(4):熊本。
【鹿児島の気象百年誌】(1983)
震源:宮崎県沖、宮崎・鹿児島両県で壁土の落下・瓦のズレあり。
【宮崎県災異誌】(1967)
日向灘:11時9分、宮崎市の東微北30kmの日向灘に起こった。一部の壁土の剥落程度で被害はなかった。震度は宮崎、熊本で中震。
【宮崎県の災害の実態】(1961)
宮崎の震度Ⅳ。
1950 |
昭和25年 |
9月12日~14日 |
キジア台風〔鷹尾岳地すべり〕 |
風水害 |
山崩れ、崖崩れ、土石流、地すべり、緑川、小丸川洪水 |
大分、長崎、熊本、宮崎 |
五ヶ瀬町、大分県内全域、江迎町 |
家屋全半壊298(熊本県)、1119(宮崎県)、床上浸水1971(熊本県)、3974(宮崎県) |
死者8(宮崎県)、7(大分県)、死者・行方不明者3(熊本県) |
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>詳細
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【緑川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2013)
九州の南東より進んできた台風は志布志湾から上陸し、九州を縦断して下関を通過し、日本海へ抜けた。このため13日午後には大雨となり家屋浸水等の被害が発生。
日雨量約200mm、流量約2580m3/s。死者・行方不明者3名、家屋全半壊298戸、床上浸水1971戸、床下浸水3763戸。
【小丸川系流域及び河川の概要(国土交通省)】(2008)
14日にサイパン島東方に発生した台風は、中心気圧900mb内外と推定され、鹿児島県佐田岬沖(20日6時)より、日向灘に向かって北北東に進み、正午土佐宿毛付近に上陸、鳥島付近から日本海に抜けた台風で甚大な被害が発生。神門における3日間雨量342mm(9月19日の日雨量225mm)で、本川中流部の塊所則水所で2185m3/s、その下流川原測水所では2845m3/sと推定。
死者8名、家屋全壊228戸、家屋半壊891戸、床上浸水3974戸、床下浸水7047戸。
※筑後川河川整備事務所HPにも同じ災害と思われる記載あり
1951 |
昭和26年 |
8月20日~21日 |
台風第11号マージ台風 |
風水害 |
高潮 |
熊本 |
天草市 |
― |
死者10(熊本県) |
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>詳細
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【不知火高潮災害誌】(1999)
発生場所:天草郡(現天草市)、死者10名(阿蘇地方も含)
1951 |
昭和26年 |
10月10日~15日 |
ルース台風 |
風水害 |
高潮、崖崩れ、河川氾濫、山崩れ、土石流 |
福岡、大分、熊本、鹿児島 |
各県内全域 |
崖崩れ341(鹿児島県) |
死者201(鹿児島県)、死者29、行方不明3(大分県) |
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>詳細
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【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
鹿児島県で強風、高潮害、山口県で土砂災害。
【不知火高潮災害誌】(1999)
高潮:天草・芦北・八代・球磨・阿蘇地方に甚大な被害。
1953 |
昭和28年 |
4月27日 |
阿蘇山噴火 |
火山 |
噴石 |
熊本 |
阿蘇市阿蘇山 |
― |
死者6(熊本県) |
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>詳細
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【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
人身大~人頭大の噴石を数百mの高さに噴き上げる。
1953 |
昭和28年 |
6月23日~30日 |
梅雨前線による大雨〔西日本大水害、白川大水害、門司・小倉の崩壊、筑後川水害〕、筑後川3大洪水 |
風水害 |
河川氾濫、斜面崩壊、土石流 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
各県内全域 |
住家全壊5699、半壊11671、床上浸水199979、浸水254664(全体) |
死者748、行方不明者265、負傷者2720(全体) |
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>詳細
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020 s09 s11 s18 s19 |
九州の多くの河川(筑後川・矢部川・遠賀川・嘉瀬川・六角川・松浦川・本明川・白川・緑川・菊池川・大分川・山国川等)で大きな洪水が発生した。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
九州中北部総雨量700~1400mm(最大2000mm)、阿蘇郡内牧総雨量795mm。
【気象庁】
日降水量は熊本で411.9mm(26日)、佐賀366.5mm(25日)、福岡307.8mm(25日)などの豪雨となった。期間降水量は大分で718.7mmに達したほか各地で600mm前後となった。それまでの大雨の影響もあって、熊本県で死者・行方不明者が500名を越えたほか、福岡、佐賀、大分、山口の各県で甚大な被害が発生した。
【筑後川水系流域及び河川の概要(国土交通省)】
24日午後から25日早朝にかけて、中国東北部から中部へ南西にのびる気圧の谷が次第に深まり、山東半島の南に998hpa の低気圧を伴って接近したため梅雨前線が北上し、筑後川流域では25日午後から26日午前中まで集中的な豪雨に見舞われた。
この洪水の被害は古今未曾有と称される程甚大なものであった。
各所で堤防の決壊があいつぎ家屋の流失、全壊、半壊は12801戸を数え、床上浸水49201戸、床下浸水46323戸、さらに広大な耕地の流失、埋没、冠水を生じ、流域の被災者数は実に54万余人といわれ、死者147人に達する悲惨な大災害であった。
【遠賀川水系河川整備計画(国土交通省)】(2022)
死者20人、負傷者211人、家屋流出・全半壊953戸、浸水家屋38791戸、田畑流出埋没1261町歩、田畑冠水13116町歩
【山国川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2013)
梅雨前線の活動が著しく活発で、特に25日~29日までの5日間の降雨水量は、県の中部や西部では800mmを越えた。山国川では、中津市金谷の水位が6.20mに達した。(危険水位6.00m、警戒水位4.00m)特に中流部で被害が出た。
【菊池川水系河川維持管理計画(九州地方整備局)】(2022)
死者7名、負傷者328名、家屋全・半壊500戸、家屋流出72戸、床上・床下浸水15335戸、田畑被害970ha
※矢部川水系・嘉瀬川水系・本明川水系河川整備計画にも同じ災害と思われる記載あり
1953 |
昭和28年 |
9月24日~25日 |
台風第13号デス台風 |
風水害 |
高潮、床上・床下浸水、堤防決壊、船舶破損、田畑冠水 |
福岡、熊本 |
八代市 |
床上浸水69、床下浸水749、堤防決壊24、船舶破損1隻(熊本県) |
行方不明1(熊本県) |
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【不知火高潮災害誌】(1999)
発生場所:八代海沿岸
1954 |
昭和29年 |
9月10日~13日 |
台風第12号ジェーン台風 |
風水害 |
高潮、浸水家屋、堤防決壊、漁船流失、洪水 |
佐賀、熊本、宮崎、鹿児島 |
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家屋全壊72(大淀川流域)、379(五ヶ瀬川流域)、家屋半壊215(大淀川流域)、916(五ヶ瀬川流域) |
死者5(大淀川流域)、12(五ヶ瀬川流域) |
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s20 |
九州の多くの河川(嘉瀬川、球磨川、大淀川、小丸川、五ヶ瀬川等)で大きな洪水が発生した。
【小丸川系流域及び河川の概要(国土交通省)】(2008)
台風12号は、9月11日正午、平地においては12日夜半より本格的降雨となり、その後台風の接近に伴い降雨は次第に増大し、12日夕刻迄の降雨量は平地高鍋で110.9mm、山地渡川で228.9mmに達した。13日早朝より同日夕刻迄山地渡川付近に於ては、1時間平均35mmを越える豪雨が降り続き、上流上渡川では最大1時間雨量66.5mmを記録。10日の降り始めより14日の降り終わりまで、12日13日に降雨が集中しており、山間部では800mm~1200mm、平地では250mm~300mmの総降雨量となった。12日夕刻には。各地点で指定水位に達し、13日早朝には警戒水位を、同日正午には計画高水位を超過し、同日夕刻には最高水位に達した。
【大淀川水系河川整備計画(変更)】
死者:5名、負傷者:10名、家屋全壊:72戸、家屋半壊:215戸、家屋流出:28戸、床上浸水:3173戸、床下浸水:5303戸
【五ケ瀬川水系河川整備計画(国管理区間)】
死者12、行方不明4、負傷15、家屋全壊379、家屋半壊916、床上浸水3810、床下浸水2421(宮崎県災異誌より)
※嘉瀬川水系河川整備計画にも同じ災害と思われる記載あり
1956 |
昭和31年 |
8月17日 |
台風第9号 |
風水害 |
高潮、堤防決壊、漁船流失、県道一部崩壊 |
福岡、熊本 |
熊本県内全域 |
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【九州の災害史】(1987)
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1957 |
昭和32年 |
7月25日~28日 |
諫早豪雨 |
風水害 |
崖崩れ、崩壊、土石流、家屋流失、本明川・白川・川内川洪水 |
福岡、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
諫早市多良岳南面、鹿児島県北薩、熊本市西部、玉名市天水町 |
崖崩れ400、住家全壊・流失727(諫早市)、崖崩れ1970(長崎県)、家屋流失・全壊・半壊348(熊本市)、崖崩れ36、家屋全半壊・流失30(鹿児島県) |
死者494名・行方不明者45名(諫早市)、83(熊本市)、6(鹿児島県) |
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s22 |
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
時間雨量144mm、日降水量1109.2mmを記録する局地豪雨。(長崎県)
【本明川水系河川整備計画(変更)九州地方整備局】(2016)
豪雨(梅雨)により、諫早市で死者494名、行方不明者45名、負傷者1476名、住家の全壊・流失727戸、半壊575戸、一部破損919戸、床上浸水2734戸、床下浸水675戸、田畑の流失・埋没、崩壊805町等の甚大な被害を受けた。「諫早大水害」
【白川水系河川整備計画(変更)【大臣、知事管理区間】九州地方整備局】(2020)
前線による豪雨による洪水。流域平均2日雨量(代継橋上流)は、257.3mm。代継橋水位3.55m。熊本市で死者行方不明83名、家屋の流失・全壊・半壊348戸、床上浸水8627戸、床下浸水7308戸、橋梁流失16橋。
【川内川水系河川整備計画【国管理区間】九州地方整備局】(2009)
25日午後から26日早朝にかけて九州の西部、中部に大豪雨を降らし災害を起こした梅雨前線は、その後もなお九州中部に停滞して小さく南北に移動しながら時々局地的に強い雨を降らせたが、27日夜からは寒気の流入で南下しはじめ、28日6時には阿久根、人吉、油津を結ぶ線にまで達し、さらにその後、寒気が四国、大分、宮崎方面にいすわって梅雨前線も上記の線上に停滞し、南九州に豪雨をもたらした。このため、川内川流域では総雨量が下流の川内観測所で日雨量297mm、上流の栗野観測所で284mmを記録。この梅雨前線により、鹿児島県内では死者・行方不明者6名の人的被害を出し、家屋全半壊・流失30戸、床上浸水1433戸、床下浸水7689戸に達した。
1958 |
昭和33年 |
6月24日 |
阿蘇山噴石 |
火山 |
噴石 |
熊本 |
阿蘇市阿蘇山 |
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死者12(熊本県) |
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【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
第一火口が突然爆発、噴石は火口の1.2kmの阿蘇山測候所に達する。山腹一帯に多量の降灰砂あり。
1959 |
昭和34年 |
9月16日~17日 |
台風第14号 |
風水害 |
高潮、山・崖崩れ、堤防決壊 |
長崎、熊本 |
各県内全域 |
山・崖崩れ78(全体) |
死者15、行方不明25(全体) |
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【不知火高潮災害誌】(1999)
高潮:熊本県の海岸地帯や天草地方で死傷者。
1962 |
昭和37年 |
7月1日~8日 |
梅雨前線による大雨〔権現山崩壊〕 |
風水害 |
山・崖崩れ、崩壊、家屋浸水、本明川・白川・菊池川洪水 |
佐賀、長崎、熊本 |
太良町 |
山・崖崩れ480以上(佐賀県)、崩壊843(長崎県)、家屋全壊流失62、床上浸水2262(本明川流域)、家屋全・半壊115、床上浸水1107(菊池川流域) |
死者31(佐賀県)、死者18(長崎県)、死者・行方不明者9(菊池川流域) |
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【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
関東以西の各地に大雨、佐賀県で大規模な土砂災害。長崎県総雨量713mm。
【本明川水系河川整備計画(変更)九州地方整備局】(2016)
豪雨(梅雨)により、本明川流域で負傷者14名、家屋の全壊流失62戸、半壊25戸、床上浸水2262戸、床下浸水8058戸の被害を受けた。
【白川水系河川整備計画(変更)【大臣、知事管理区間】九州地方整備局】(2020)
流域平均2日雨量(代継橋上流)226.0mm。代継橋水位3.62m。坪井川増水
、井芹川堤防が決壊し、花園、寺原、世安町の低地で1000戸が浸水。
【菊池川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2011)
九州中部から北部に停滞していた梅雨前線による集中豪雨により、降り始めからの総雨量は岳間
で995mm、竜門814mm を記録。最高水位は玉名において6.27mに達し、また玉名地点において約1900m3/sの流量を記録。
菊池川流域では死者・行方不明者9名、家屋全・半壊115戸、床上浸水1107戸、床下浸水5282戸と甚大な被害が発生。
※筑後川河川整備事務所HPにも同じ災害と思われる記載あり
1963 |
昭和38年 |
8月16日~18日 |
前線による豪雨 |
風水害 |
家屋流出、白川・球磨川洪水 |
福岡、熊本 |
熊本市 |
床上浸水860、堤防決壊14(熊本市)、全半壊流失家屋212、浸水家屋296(熊本県) |
死者、行方不明12(熊本県) |
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s17 |
【白川水系河川整備計画(変更)【大臣、知事管理区間】九州地方整備局】(2020)
低気圧、温暖前線による豪雨。流域平均2日雨量(代継橋上流)359.9mm。代継橋水位4.78m。熊本市で床上浸水860 戸、床下浸水1837 戸、堤防決壊14
【球磨川水系河川整備計画[国管理区間]九州地方整備局】(2022)
17日9時頃から集中的に襲来した豪雨は、九電五木川第2発電所の観測によると12時から13時までの時間雨量140mmに達するという空前の降雨となり、川辺川水系の五木村、相良村においては、随所に山津波が発生し、山津波と濁流は、尊い多数の人命と、貴重な施設、住家、山林、田畑を流し去った。
【球磨川水系河川整備計画( 国管理区間)】(2022)
死傷者・行方不明46 人、家屋の損壊・流失281 戸、床上浸水1185 戸、床下浸水3430 戸。
1964 |
昭和39年 |
8月1日~2日 |
台風第11号 |
風水害 |
崖崩れ、河川氾濫・家屋流出、球磨川洪水 |
熊本、鹿児島 |
南薩、種子島 |
崖崩れ16(鹿児島県)、家屋損壊・流出44、床上浸水753(球磨川流域) |
死者1(鹿児島県) |
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>詳細
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【球磨川水系河川整備計画[国管理区間]九州地方整備局】(2022)
台風が原因の洪水。家屋損壊・流出44戸、床上浸水753戸、床下浸水893戸。
1965 |
昭和40年 |
6月20日 |
集中豪雨 |
風水害 |
河川氾濫 |
熊本 |
宇城市松橋町 |
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>詳細
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【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
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※筑後川河川整備事務所HPに同じ災害と思われる記載あり
1965 |
昭和40年 |
6月26日~7月6日 |
梅雨前線による大雨 |
風水害 |
崖崩れ、河川氾濫、家屋倒壊、白川・球磨川洪水 |
福岡、熊本、宮崎、鹿児島 |
北薩、人吉市、八代市 |
崖崩れ199(鹿児島県) |
死者2(鹿児島県) |
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>詳細
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s17 |
【白川水系河川整備計画(変更)【大臣、知事管理区間】九州地方整備局】(2020)
梅雨前線による豪雨。流域平均2日雨量(代継橋上流)316.3mm。代継橋水位4.97m。家屋倒壊4戸、床上浸水340戸、床下浸水651戸、一の宮署管内で床上3戸、床下45戸、2日夜から3日朝にかけて、白川、井芹川、坪井川が氾濫、床上20戸、床下250戸で白川の安己橋が折れ曲がり、11日に崩壊。
【球磨川水系河川整備計画[国管理区間]九州地方整備局】(2022)
梅雨後期の停滞前線により、6月28日ごろから雨が降り続き、7月2日の夜半ごろから流域の各地で豪雨となり、至る所で氾濫した。特に、人吉市では市街地が浸水するとともに、20数戸が流された。人吉水位観測所では計画高水位を大幅に上回る水位を記録し、青井阿蘇神社楼門では基礎石のところまで水が押し寄せる大洪水となった。八代市では萩原橋下流右岸において堤防前面が崩れ、4戸が押し流されるとともに前川堰も損傷した。また、水無川からの氾濫等により八代市内で浸水被害が発生し、川辺川でも家屋の流失、橋梁流失などの被害が相次いだ。流域市町村における被害の状況は、家屋の損壊・流失1281戸、床上浸水2751戸、床下10074戸と甚大な被害が発生。
1966 |
昭和41年 |
11月12日 |
有明海地震(M5.5) |
地震 |
瓦落下、壁崩壊 |
熊本 |
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― |
― |
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>詳細
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【熊本県の気象百年】(1990)
21時1分有明海。屋根瓦落下、壁の崩れ等の軽被害。最大震度Ⅲ:福岡・熊本・佐賀・雲仙岳・人吉・日田・平戸。
1968 |
昭和43年 |
2月21日~25日 |
えびの地震(M6.1) |
地震 |
家屋倒壊、山・崖崩れ、堤防破損、鉄道被害 |
熊本、宮崎、鹿児島 |
えびの市大字向江、湧水町(鹿児島県) |
家屋全壊386、半壊783、崖崩れ328(全体)、山崩れ、家屋全壊333(宮崎県)、22(鹿児島県)、家屋半壊434(宮崎県)、63(鹿児島県) |
死者3(鹿児島県) |
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>詳細
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017 |
【理科年表H28】(2016)
鹿児島県薩摩地方:「えびの地震」2時間程前にM5.7の前震、翌日にもM5.6の余震があった。死3、傷42、住家全壊368、半壊636。山崩れが多かった。3月25日にもM5.7とM5.4の地震があり、住家全壊18、半壊147。
【日本歴史災害辞典】(2012)
えびの町の真幸地区と吉松町で被害が大きく、5回の強震により、合計で死者3名、負傷者44名。住家全壊498戸等。
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
霧島山付近地震(えびの地震):8時51分、鹿児島・宮崎県境、宮崎県えびの町(現、えびの市)付近の霧島山北西麓を震源とする地震が発生。えびの町と隣の鹿児島県吉松町を中心に死者3、負傷者42、建物全壊368。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
震度5の地震4回連続発生。津波細島で198cm、油津で66cm
【宮崎県における災害文化の伝承】(2006)
火山灰地帯で山崩れが多数発生。えびの市で328ヶ所(約75ha)の山腹崩壊が発生して、死者3人、負傷者44人、家屋破損6642戸の被害が出た。宮崎県における最大震度6。
【熊本県災害史年表】(1999)
人吉で震度5、死者3人、負傷者42人、家屋の全半壊1004戸。(県防災年表)
【地震・津波と災害】(1991)
宮崎県南西部:8時51分発震。引き続き10時45分には規模6.1の地震が起こった。死者3人、傷者42人。住家の全壊368、半壊636。「えびの地震」
1968 |
昭和43年 |
3月25日 |
えびの地震(仮称)(M5.7) |
地震 |
家屋倒壊、道路破損、橋梁破損、山・崖崩れ |
熊本、宮崎 |
― |
家屋全壊51(全体)、39(宮崎県)、12(鹿児島県)、半壊497(全体)、221(宮崎県)、136(鹿児島県)、道路破損33(宮崎県)、橋梁破損9(宮崎県)、山・崖崩れ3(鹿児島県) |
負傷者3(宮崎県) |
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>詳細
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【地震・津波と災害】(1991)
宮崎県南西部:傷者3人。住家の全壊18、半壊147、非住家被害309。その他の道路・鉄道などに被害あり。
【熊本県の気象百年】(1990)
0時58分、1時21分、宮崎県南西部、えびの地震の余震、2回発生。死者3、住家全壊18・半壊147、非住家被害309、道路破損6、橋梁破損5、山・崖崩れ11、通信施設被害97。最大震度Ⅳ:人吉。
【鹿児島の気象百年誌】(1983)
震源:宮崎県南西部、えびの地震、同日M5.4再震、2回の地震で被害発生。住家全壊12、半壊136、非住家破損267、崖崩れ3、通信施設95回線、宮崎でも被害あり。
1969 |
昭和44年 |
6月26日~7月11日 |
梅雨前線〔平松豪雨崩壊〕 |
風水害 |
崖崩れ、地すべり、崩壊、家屋浸水、矢部川・菊池川・川内川洪水 |
福岡、熊本、宮崎、鹿児島 |
鹿児島市吉野町、薩摩川内市、都城市、三股町、日南市、みやま市瀬高町 |
崖崩れ917(鹿児島県)、地すべり1、崩壊2(宮崎県)、床上浸水1134(八女郡)、1208(菊池川流域)、5874(鹿児島県) |
死者52(鹿児島県)、5(宮崎県) |
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【矢部川水系河川整備計画(変更)-国管理区間-九州地方整備局】(2016)
低気圧が九州北部に停滞し、南方洋上からの暖かい湿った空気の流入も相まって、梅雨前線の活動が活発となり、6月26日から降り続いた雨は411mmを記録(瀬高町広報誌より)。このため、矢部川中・下流域の各地で多くの浸水被害が発生。浸水戸数:床上1134戸、床下2913戸。
【菊池川系流域及び河川の概要(国土交通省)】(2008)
梅雨前線の発達により28日夕方より降り始めた雨は29日4時頃より強くなり1時間10~40mmの雨が29日夕方まで降り続き、その後断続的に降り、7月2~3日は雨は完全にやんでいたが早朝より再び降りだし豪雨となり5日早朝まで降り続いた。
床上/床下浸水1208戸、田畑被害4910ha。
【川内川水系河川整備計画【国管理区間】九州地方整備局】(2009)
28日の夕方より、梅雨前線が九州に停滞して各地に記録的な大雨を7月7日まで降らせた。川内川筋では特に下流地区の薩摩川内市で大きな被害を受け、支川春田川、平佐川等が氾濫して、薩摩川内市の中心部は殆ど全域に亘って浸水した。この梅雨前線により、鹿児島県内では死者・行方不明者52名の人的被害を出し、家屋全半壊・流失283戸、床上浸水5874戸、床下浸水7448戸に達した。
1971 |
昭和46年 |
8月2日~5日 |
台風第19号 |
風水害 |
崖崩れ、河川氾濫、家屋損壊、球磨川・肝属川・川内川洪水 |
熊本、鹿児島 |
薩摩川内市 |
家屋損壊209、床上浸水1332(球磨川流域)、崖崩れ447、家屋全半壊・流失662、床上浸水3091(鹿児島県) |
死者・行方不明者48(鹿児島県) |
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>詳細
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【球磨川水系河川整備計画[国管理区間]九州地方整備局】(2022)
大型台風19号が九州西岸を通過したことに伴い、3日午後から雨が降り始め、3日、4日は球磨川本川上流域の市房山、白髪岳と茶臼峠で雨量が多く、5日の朝方ごろから流域の各地で豪雨となった。この豪雨のため増水した球磨川の氾濫等により、流域市町村の被害は、家屋の損壊209戸、床上浸水1332戸、床下浸水1315戸と甚大な被害が発生。
【肝属川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2012)
俣瀬地点流量約1160m3/s。家屋の全半壊127戸、床上浸水48戸、床下浸水360戸。
【川内川水系河川整備計画【国管理区間】九州地方整備局】(2009)
迷走台風19号は、5日4時過ぎには薩摩半島の西岸にある野間崎をかすめ北上し、川内川流域に継続的な大雨をもたらした。特に、川内地区では既往最高水位の7.02mを記録し、長時間に亘って湛水したため、大被害を受けた。この台風により、鹿児島県内では死者・行方不明者48名の人的被害を出し、家屋全半壊・流失662戸、床上浸水3091戸、床下浸水9995戸に達した。
1971 |
昭和46年 |
8月29日~30日 |
台風第23号 |
風水害 |
山・崖崩れ、土砂崩れ、床上浸水、番匠川・大淀川・五ヶ瀬川・肝属川洪水 |
大分、熊本、宮崎、鹿児島 |
日南市日之影町、五ヶ瀬町、西米良 |
床上浸水77(番匠川流域)、294(大淀川流域)、295(五ヶ瀬川流域)、48(肝属川流域) |
死者11(五ヶ瀬川流域)、死者1、行方不明1(大分県) |
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>詳細
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【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
日之影町見立で降水量847mmを記録。
【番匠川水系河川整備計画(九州地方整備局)】(2006)
原因は台風23号。番匠橋地点流量約2200m3/s。半壊家屋4戸、床上浸水77戸、床下浸水565戸、田畑冠水938ha。(流域内)
【大淀川水系河川整備計画(変更)(九州地方整備局)】(2018)
柏田地点流量約6000m3/s。負傷者:4名、家屋全壊:4戸、家屋半壊:6戸、床上浸水:294戸、床下浸水:1083戸。(流域内)
【五ケ瀬川水系河川整備計画【国管理区間】九州地方整備局】(2008)
死者11名、負傷者8名、家屋全半壊19戸、一部損壊66戸、床上浸水295戸、床下浸水574戸(流域内)
【肝属川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2012)
俣瀬地点流量約1160m3/s。家屋の全半壊127戸、床上浸水48戸、床下浸水360戸(流域内)
1972 |
昭和47年 |
7月3日~15日 |
昭和47年7月豪雨〔47.7豪雨(えびの)地すべり性崩壊、47.7豪雨(天草)による崩壊〕 |
風水害 |
地すべり、崩壊、家屋浸水、洪水 |
福岡、佐賀、大分、熊本、宮崎、鹿児島 |
えびの市真幸、天草市上島、薩摩川内市 |
家屋全壊7、家屋流失1614、家屋浸水4212(遠賀川流域)、8500(嘉瀬川流域)、床上浸水3081(緑川流域) |
死者4(宮崎県)、死者1(遠賀川流域)、死者行方不明3(緑川流域)、8(川内川流域) |
● |
>詳細
pdf |
s13 s14 |
九州の多くの河川(筑後川、遠賀川、嘉瀬川、六角川、松浦川、緑川、球磨川、川内川等)で大きな洪水が発生した。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
全国で豪雨災害相次ぐ。熊本県姫戸町、高知県土佐山田町で土砂崩れ。
【遠賀川水系河川整備計画【大臣管理区間】九州地方整備局】(2007)
原因は梅雨。日の出橋水位6.45m。死者1名、負傷者7名、家屋全壊7戸、家屋半壊27戸、家屋流失1614戸、家屋浸水4212戸。
【六角川水系河川整備計画【変更案】【国管理区間】九州地方整備局】(2020)
九州北部から本州の太平洋岸に停滞した梅雨前線により、7月9日の降り始めから13日までにところにより400mmを越える豪雨となり、各地で崖崩れ、堤防決壊等の災害が発生。この豪雨により、床上浸水220戸、床下浸水3771戸、住居倒伏6戸、農地冠水約4970haという被害となった。
【緑川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2013)
梅雨前線の活動により5日未明から降り始めた雨は、6日未明より午後にかけて局地的大雨となり、緑川ダム上流域で300mm程度、御船川及び緑川中流域で400~500mm、加勢川及び緑川下流域で350~400mmの連続雨量となった。緑川では中甲橋地点の最高水位が4.2m、また城南地点の最高水位が6.55mに達し、いずれも既往最高水位を記録。緑川水系では死者・行方不明者3名、家屋の全半壊94戸、床上浸水3081戸、床下浸水6902戸の被害が発生。
【川内川水系河川整備計画【国管理区間】九州地方整備局】(2009)
3日山東半島付近にある低気圧は4日朝日本海に抜けるとともに、九州にかかっていた梅雨前線も北上し、5日昼頃より雷を伴った豪雨となった。さらに、梅雨前線は対馬海峡付近まで南下していたことから、南西から湿った暖かい空気が流れ込み、6日の昼すぎまで雨が降り続き、総雨量は上流の白鳥観測所で535mm、中流の狩宿観測所で587mm、羽月川の大口観測所で647mmを記録した。この梅雨前線の活発化による豪雨により、流域内のほとんどの観測所にてはん濫注意水位(旧警戒水位)を突破し、特に、湯田及び宮都大橋では過去最高水位を更新した。死者・行方不明者8名、家屋全半壊・流失472戸、床上浸水695戸、床下浸水1399戸と甚大なる被害。
※筑後川河川整備計画にも同じ災害と思われる記載あり
1974 |
昭和49年 |
7月15日~18日 |
梅雨前線による大雨 |
風水害 |
家屋全半壊、御船川(緑川)洪水 |
熊本 |
御船川流域 |
家屋全半壊4、床上浸水463(熊本県) |
死者・行方不明1(熊本県) |
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>詳細
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【緑川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2013)
梅雨前線の活動により15日より断続的に降り続いた雨は、16日に激しくなり大雨となった。御船川では計画高水位を越える大洪水となり、家屋浸水等の被害が発生。
日雨量約140mm、最高水位4.20m、流量約1090m3/s(城南観測所)死者・行方不明者1名、家屋全半壊4戸、床上浸水463戸、床下浸水1248戸(熊本県)
1975 |
昭和50年 |
1月23日 |
熊本県阿蘇地方地震(M6.1) |
地震 |
家屋倒壊、道路損傷、山崩れ、土砂崩れ |
熊本 |
阿蘇市一の宮町三野 |
家屋全壊16、半壊7~17、道路損傷11~12、山崩れ15(熊本県)、土砂崩れ(大分県) |
負傷者10(熊本県) |
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>詳細
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【理科年表H28】(2016)
熊本県阿蘇地方:阿蘇山外輪山内にある一の宮町三野地区に被害が集中した。熊本県で傷10、建物全壊16、半壊17、道路損壊12、山崩れ15。
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
熊本県地方地震:23時19分、熊本県北東部阿蘇山北緑を震源とする地震が発生、特に一の宮に被害が集中して負傷者10、家屋全壊16等。
【熊本県災害史年表】(1999)
1/22阿蘇群発地震、阿蘇地方は震度4、23日に阿蘇で震度5の強震があり、一の宮手野地区を中心に大きな被害、地震は24日まで続く。(県防災年表)
【地震・津波と災害】(1991)
熊本北東部:阿蘇外輪山内にある一の宮町で被害。傷者10人、家屋の全壊16、半壊17、一部破損185、非住家被害10、道路破損13、山崩れ22の被害あり。
【福岡の気象百年】(1990)
熊本県北東部:阿蘇山の北緑で発生、負傷10など。
【熊本県の気象百年】(1990)
23時19分熊本県北東部。理科年表と同文。最大震度Ⅴ:阿蘇山。
【九州の災害史】(1987)
阿蘇山の北地震M6.1、外輪山内にある一の宮町三野地区に被害が集中した。全体で負傷者10名、家屋全壊16戸、家屋半壊7戸、道路損壊11ヶ所、山崩れ15ヶ所など、最大震度はV。
【大分県災異誌(第4編)】(1981)
熊本県北東部:大分では震度3の弱震。震源地は阿蘇山北東部。県内の被害は土砂崩れ等。
1976 |
昭和51年 |
10月 |
大分地震(M6.4) |
地震 |
― |
大分、熊本 |
阿蘇市 |
― |
― |
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>詳細
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【九州の災害史】(1987)
大分地震M6.4、直下型地震、大分、阿蘇地方被害大(日本消防百年史)
1978 |
昭和53年 |
9月19日 |
阿蘇中岳火山性群発地震(仮称) |
地震 |
― |
熊本 |
阿蘇市 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災害史年表】(1999)
阿蘇中岳火山性群発地震。
1979 |
昭和54年 |
6月10日~7月2日 |
梅雨前線による大雨 |
風水害 |
山・崖崩れ、土石流、筑後川・遠賀川・緑川・菊池川洪水 |
福岡、佐賀、大分、熊本 |
― |
床上浸水1901(遠賀川流域)、床上床下浸水2416(緑川流域) |
死者5(菊池川流域)、1(遠賀川流域)、死者・行方不明者1(緑川流域) |
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>詳細
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【筑後川水系河川整備計画(変更)【大臣管理区間】九州地方整備局】(2018)
原因は梅雨。瀬の下地点水位6.44m。床上浸水71戸、床下浸水1355戸。
【遠賀川水系流域及び河川の概要(国土交通省)】
原因は梅雨。日の橋水位7.40m。死者1名、負傷者8名、家屋全壊7戸、家屋半壊94戸、床上浸水901戸、床下浸水4262戸、田畑冠水4138ha。朝鮮半島にあった梅雨前線が低気圧の刺激を受け、州北部に南下し雨を降らせた。九州南部まで南下した梅雨前線は再び北上して九州北部に停滞し、前線上を低気圧が通過しため活発化し、強い雨を降らせた。採銅所観測所では時間雨量57.0mm、日雨量261.0mm、総雨量731.0mmを記録した。各観測所とも警戒水位を突破した。特に遠賀川本川筋の観測所では警戒水位を1.00m以上越えており、日の出橋では7.40m、中間は5.33mの最高水位を記録した。遠賀川流域で死者1人、負傷者8人、家屋の全壊7戸、半壊94戸、床上浸水1901戸、床下浸水4262戸、田畑の冠水4138haの被害が発生した。金辺川右岸(田川市五徳地区)が95m破堤した他、遠賀川本川右岸10k188~10k325付近で漏水が発生する等、各地で被害が発生した。
【緑川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2013)
梅雨前線の停滞により6月26日夕刻から雨が降り始め、28日深夜には豪雨となり30日まで断続的に強い雨をまじえて降り続いた。加勢川の大六橋では27日18時に警戒水位を超え、29日6時に最高水位に達した後、7月3日15時にようやく指定水位に復するほど長期間の洪水であった。
日雨量約140mm、最高水位3.85m、流量約970m3/s(城南観測所)、死者・行方不明者1名、家屋全半壊9戸、床上床下浸水2416戸(緑川流域)
【菊池川系流域及び河川の概要(国土交通省)】(2008)
岩野川・内田川・迫間川を中心に700~900mmの降雨、戦後第2位の出水、山鹿水位582m、岩野川中心に護岸決壊、旧堤破壊、その他浸水。
人的被害死者5名、床上/床下浸水738戸、田畑被害2300ha
※球磨川水系河川整備計画にも同じ災害と思われる記載あり
1979 |
昭和54年 |
9月6日 |
阿蘇山噴火 |
火山 |
火砕サージ |
熊本 |
阿蘇市阿蘇山 |
― |
死者3(熊本県) |
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>詳細
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【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
赤熱噴石活動、火口周辺に降灰、火口東駅舎被害。
1980 |
昭和55年 |
7月1日~3日 |
梅雨前線による大雨 |
風水害 |
床上浸水、橋梁流出、菊池川洪水 |
熊本 |
玉名市、熊本市 |
家屋全・半壊12戸、床上浸水184戸、床下浸水663戸(菊池川) |
― |
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>詳細
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【菊池川系流域及び河川の概要(国土交通省)】(2008)
原因は梅雨の洪水。梅雨前線の活動により、本川上流部及び迫間川で集中豪雨、迫間川破堤、新田堰決壊、合志川米塚橋流失。最大流量は玉名地点で2300m3/s、山鹿地点で1560m3/sに達した。
全半壊12戸、床上床下浸水847戸、道路被害352箇所、田畑被害4287.6ha。
1980 |
昭和55年 |
8月28日~31日 |
豪雨、台風第12号 |
風水害 |
山・崖崩れ、土石流、床上浸水、筑後川・遠賀川・六角川・白川・菊池川洪水 |
福岡、佐賀、大分、熊本 |
熊本市、玉名市、山鹿市 |
床上浸水713(筑紫川流域)、331(遠賀川流域)、1670(六角川流域)、3540(白川流域)他 |
死者4(遠賀川流域)、死者・行方不明1(白川流域)、11(菊池川流域) |
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>詳細
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九州の多くの河川(筑後川、遠賀川、六角川、白川、菊池川等)で大きな洪水が発生した。
【遠賀川水系河川整備計画【大臣管理区間】(H19.4)】(九州地方整備局)
原因はの洪水。日の出橋水位7.35m。死者4名、負傷者2名、家屋全壊15戸、家屋半壊4戸、床上浸水331戸、床下浸水1916戸、田畑冠水662ha。
【白川水系河川整備計画(変更)【大臣、知事管理区間】九州地方整備局】(2020)
28日熊本県地方は、台風の間接的な影響で大気が非常に不安定な状態となり、九州北部に前線が現れ、南西の高温多湿の空気が流れ込んだため前線の活動が活発となり、29 夜から31日にかけ県の中部以北で強い雨が降った。降り始めからの連続雨量は、阿蘇黒川観測所で最大666mm、熊本観測所で334.5mm を記録。この大雨は、熊本市街部のうち二本木、十禅寺等の地区で越水する洪水となり、主に熊本市で多数の家屋浸水を発生させた。
この雨による白川流域関連市町村の被害は死者・行方不明1名、家屋の全半壊18戸、床上浸水3540戸、床下浸水3245戸に及んだ。
【菊池川系流域及び河川の概要(国土交通省)】(2008)
菊池川支川合志川で集中豪雨。橋梁流失4 箇所、南島堰の決壊、繁根木川で落橋と堤防の決壊。木葉川で橋梁欠損。
低気圧及び前線の活動で28日より31日まで4日間降り続いた。平眞城の総雨量648mm、最高水位は玉名で5.12m、山鹿で5.81mを記録した。
死者、行方不明者11名、負傷者1名、全半壊47戸。、床上/床下浸水3900戸、田畑被害 4942.9ha
※筑後川河川整備事務所HPにも同じ災害と思われる記載あり
1980 |
昭和55年 |
12月12日 |
日向灘地震(仮称)(M6.0) |
地震 |
建物損傷 |
大分、熊本 |
大分市、人吉市 |
― |
なし |
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>詳細
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【熊本県災害史年表】(1999)
人吉市地震、震度4。
【熊本県の気象百年】(1990)
8時10分、日向灘、M6.0、Ⅳ(震度4):人吉。
【大分県災異誌(第4編)】(1981)
日向灘:8時10分、大分地方気象台の観測では震度4。津波はなく、列車ダイヤの乱れ、大分県庁舎では76階の20個所で窓ガラスが割れるなどの被害。
1981 |
昭和56年 |
1月30日 |
天草灘地震(仮称)(M5.2) |
地震 |
― |
熊本 |
天草市 |
― |
― |
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>詳細
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【熊本県災害史年表】(1999)
天草灘震源の地震、牛深4、人吉2。
【熊本県の気象百年】(1990)
6時19分、天草灘、M5.2、Ⅳ(震度4):牛深。
1982 |
昭和57年 |
7月~8月 |
昭和57年7月豪雨と台風第10号〔長崎大水害〕 |
風水害 |
崖崩れ、地すべり、、土石流、床上浸水、筑後川・松浦川・本明川・緑川・球磨川・菊池川洪水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎 |
長崎市、竹田市、椎葉村、甘木市、玉名市 |
崖崩れ583(長崎市)、4457(長崎県)、地すべり320(長崎市)、1292(長崎県) |
死者294、行方不明7(長崎県)、死者7(大分県)、2(宮崎県) |
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>詳細
pdf |
s08 s22 |
九州の多くの河川(筑後川・松浦川・本明川・緑川・球磨川・菊池川等)で大きな洪水が発生した。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
長崎県を中心に記録的な大雨。(最大時間雨量187mm、総雨量1174.5mm長崎豪雨)
崩壊土砂量100万㎡。(宮崎県)
【本明川水系河川整備計画(変更)九州地方整備局】(2016)
(長崎大水害)豪雨(梅雨)により、本明川流域で死者3名、負傷者1名、家屋の全壊2戸、半壊11戸、床上浸水951戸、床下浸水1457戸の被害を受けた。
【緑川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2013)
梅雨前線の活発な活動により、23日12時頃から雨が降り始め、24日には豪雨となり、25日17時までの連続雨量は稲生野観測所416mm、尾野尻観測所351mm、内大臣観測所384mm、矢部観測所357mm、吉無田観測所505mm、津森観測所443mmを記録。緑川中甲橋地点の水位は24日1時頃より上昇し始め、25日4時頃最高水位3.64mに達した。また、緑川城南地点の水位は24日16時頃警戒水位を超え、22時頃最高水位6.05mに達した。御船川御船地点の水位は24日13時頃より急激に上昇し始め、14時頃警戒水位を超え、15時頃最高水位3.74mに達した。また、加勢川大六橋地点の水位は計画高水位を上回り、最高水位4.87mに達した。緑川水系では死者・行方不明者9名、家屋の全半壊32戸、床上浸水1920戸、床下浸水6618戸の被害が発生した。
【菊池川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2011)
九州中部から北部に停滞していた梅雨前線によりもたらされた降雨によって、流域内ほとんどの観測所において時間雨量50mmを超える大雨となり、降り始めからの総雨量は山鹿で501mm、穴川で919mmを記録。この雨量は昭和28年6月洪水に匹敵するもので、最高水位は玉名地点で5.94m、山鹿地点で6.90mとなり、流量についても玉名地点で甚大な被害をもたらした昭和28年洪水と同規模の約3000m3/sを記録。菊池川流域では死者7名、家屋全・半壊17戸、床上浸水1157戸、床下浸水2564戸と甚大な被害が発生。これにより、菊池川中流部において激甚災害対策特別緊急事業が採択され、本川中流部の河川整備が進められた。
※筑後川・松浦川水系河川整備計画にも同じ災害と思われる記載あり
1982 |
昭和57年 |
8月26日~27日 |
台風第13号 |
風水害 |
土石流、床上浸水、大淀川・五ヶ瀬川洪水 |
大分、熊本、宮崎 |
日之影町 |
家屋半壊18、床上浸水264(大淀川流域)、家屋全半壊7、床上浸水51(五ヶ瀬川流域) |
死者1(宮崎県) |
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>詳細
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【大淀川水系河川整備計画(変更)(九州地方整備局)】(2018)
台風第13号が宮崎市付近を通過し、日向灘を北上したため、宮崎県下全域は暴風雨域に入り、25日~27日にかけて各地で大雨となった。大淀川上流の三股で51㎜、青井岳で45㎜、本庄川上流の田代八重で42㎜、須木で44㎜の時間雨量を記録し、総雨量も三股で642㎜、青井岳で492㎜、田代八重で558㎜、須木で439㎜となった。河川の水位も、26日22時には宮崎観測所で警戒水位3.70mを突破し、27日6時には最高水位5.40mを記録。また、支川本庄川の嵐田観測所でも警戒水位3.60mを突破し、27日4時には最高水位5.24mを記録。流域では人的被害はなかったものの、家屋半壊18戸、床上浸水264戸、床下浸水463戸に及んだ。
【五ケ瀬川水系河川整備計画【国管理区間】九州地方整備局】(2008)
家屋全半壊7戸、一部損壊15戸、床上浸水51戸、床下浸水116戸(流域内)
1985 |
昭和60年 |
8月3日 |
台風第13号 |
風水害 |
斜面崩壊、床上浸水、筑後川・矢部川洪水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本 |
有明海沿岸、筑後川流域、矢部川流域 |
山・崖崩れ4(長崎県)、床上浸水487(筑後川流域) |
8(長崎県)、3(福岡県)、3(佐賀県) |
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>詳細
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【筑後川水系河川整備計画(変更)【大臣管理区間】九州地方整備局】(2018)
原因は台風。床上浸水487戸、床下浸水1517戸(花宗地区床上140戸、床下324戸 寺井地区床上14戸、床下49戸)
台風13号と満潮が重なり下流域で大規模な高潮被害が発生。
【矢部川水系河川整備計画(変更)-国管理区間-九州地方整備局】(2016)
浸水戸数25 戸、浸水面積2.9ha。
【六角川水系河川整備計画【変更案】【国管理区間】九州地方整備局】(2020)
高潮潮位(T.P.m)住ノ江橋4.81m。浸水家屋71戸(有明海沿岸)
1985 |
昭和60年 |
8月31日 |
高潮 |
風水害 |
高潮 |
熊本 |
― |
― |
死者10(熊本県) |
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>詳細
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【不知火高潮災害誌】(1999)
熊本県:31日、県内全域が暴風雨に見まわれ死者10名(漁船転覆による)。
1988 |
昭和63年 |
5月3日~4日 |
前線による大雨 |
風水害 |
土石流、家屋全半壊、緑川洪水 |
熊本、宮崎 |
高千穂町、御船町 |
家屋全半壊79、床上浸水2849(緑川流域) |
行方不明1(宮崎県)、死者・行方不明者3(緑川流域) |
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>詳細
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【緑川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2013)
温暖前線の南下に伴い、3日午後から降り始めとともに局地的大雨となり、4日未明まで続いた。緑川上流域の矢部観測所では1時間に93mm、3時間に213mmの降雨を記録。また、御船川流域の島木観測所では1時間に94mm、3時間に235mmの降雨を記録。3日の降り始めから5日の9時までの総雨量は緑川筋で250~400mm、御船川流域で450mm前後、加勢川の上流域で350mm程度、下流域で450mm程度を記録。この降雨により緑川では中甲橋地点で最高水位3.57m、城南地点で最高水位5.37mを記録。御船川御船地点では3日20時頃、警戒水位、計画高水位を超え、21時には最高水位6.46mに達し、また、加勢川大六橋地点では最高水位4.96mに達し、ともに既往最高水位を記録。この洪水により御船川下流域で破堤氾濫が発生。緑川水系では死者・行方不明者3名、家屋の全半壊79戸、床上浸水2849戸、床下浸水4877戸の被害が発生。
1989 |
平成元年 |
9月 |
前線 |
風水害 |
家屋全壊、家屋半壊、床上浸水、床下浸水、田畑冠水 |
熊本 |
― |
家屋全・半壊12、床上・床下浸水537、田畑冠水794ha |
死者3 |
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>詳細
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【菊池川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2011)
死者3名、家屋全・半壊12戸、床上・床下浸水537戸、田畑冠水794ha
1990 |
平成2年 |
6月2日~7月22日 |
梅雨前線〔根子岳崩壊〕 |
風水害 |
崩壊、土石流、家屋流失、洪水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本 |
阿蘇市一宮町、武雄市、多久市、熊本市 |
崩壊200以上(熊本県)、床上浸水937(筑後川流域)、1783(嘉瀬川流域)、3028(六角川流域)、1614(白川流域)、家屋全壊流失3(松浦川流域)、家屋損壊47(六角川流域)65(大野川流域) |
死者・行方不明者1(六角川流域)、14(白川流域)、2(緑川流域)、1(菊池川流域)、5(大野川流域) |
● |
>詳細
pdf |
s19 |
九州の多くの河川(筑後川・矢部川・嘉瀬川・六角川・松浦川・白川・緑川・菊池川・大野川等)で大きな洪水が発生した。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
九州地方を中心に大きな被害。
【白川水系河川整備計画(変更)【大臣、知事管理区間】九州地方整備局】(2020)
白川流域では、7月1日深夜から集中豪雨に見舞われ、阿蘇山観測所の7月1日23 時~7月2日23時までの累加雨量は341mm、時間最大雨量で50mm(7月2日8時~9時)の降雨となった。
この大雨で、支川黒川は多くの箇所で越水し、阿蘇市内牧市街部を始め、広範囲で浸水被害が発生。白川では熊本市街部のうち川端町、九品寺、水道町などで越水し、多数の家屋が浸水。また、阿蘇地方では、多量の流木を含んだ洪水が周辺の人家を襲い、全壊家屋が多数発生するなど極めて甚大な被害が発生。併せて、土石流等の土砂災害でも大きな被害。
この雨による白川流域関連市町村の被害は、死者・行方不明14名、家屋の全半壊146戸、一部破損250戸、床上浸水1614戸、床下浸水2200戸に及んだ。
【大野川水系河川整備計画(変更)-国管理区間-九州地方整備局】(2014)
大分県における降雨状況は、豊肥地区・日田地区に集中し、7月2日の夜半から強度を増し、同日の9時から15時にかけて集中的な降雨をもたらし、9時から12時までの3時間に竹田観測所で141mm、上流の波野観測所(熊本県)で193mmに達した。
被害は、流木による災害も加わって甚大なものとなり、竹田市、直入郡、大野郡の豊肥地区だけで、死者5名、床下浸水415戸、床上浸水439戸、家屋全壊65戸等、ほとんど豊肥地区に集中し、下流部は内水被害等が発生した他は、外水による家屋被害等は見られなかった。被害額でみると、大分県内では総額751億円に及び、このうち大野川上流部の豊肥地区は527億円で、県内の約70%に達した。
1991 |
平成3年 |
7月29日 |
台風第9号 |
風水害 |
高潮、山・崖崩れ、道路決壊 |
長崎、熊本 |
長崎県内全域、天草市 |
山・崖崩れ9 |
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>詳細
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【不知火高潮災害誌】(1999)
熊本県:天草地方沿岸、高波で道路決壊、高潮でガードレールが曲がる。
1991 |
平成3年 |
9月30日 |
前線による大雨、台風第17、18、19号 |
風水害 |
大規模崩壊、土石流、筑後川風倒木流出 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
各県内全域 |
山・崖崩れ11(長崎県)、風倒木面積19000ha、風倒木本数1500万本(夜明上流域) |
死者11(福岡県)、5(長崎県) |
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>詳細
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【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
宮崎県東臼杵郡椎葉村:幅120m、高さ180m、4万㎡崩壊。
【筑後川水系河川整備計画(変更)【大臣管理区間】九州地方整備局】(2018)
風倒木面積19000ha、風倒木本数1500万本(夜明上流域)。台風17、19号による記録的な烈風により上流山地部で大量の風倒木が発生。
1993 |
平成5年 |
6月17日~19日 |
梅雨前線による大雨 |
風水害 |
家屋半壊、床上床下浸水、菊池川洪水 |
熊本 |
熊本市、玉名市、菊池市 |
家屋半壊2、床上床下浸水164、田畑冠水572.2ha(菊池川流域) |
負傷者1(菊池川流域) |
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>詳細
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【菊池川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2011)
梅雨前線の影響を受け、6月18日未明より降り始めた雨は、流域全体にかけて激しく降り、豪雨となった。
各観測所の総雨量は菊池川本川の立門観測所で366mm(17日22時~19日14 時)、支川迫間川の穴川観測所で423mm(17日20時~19日15時)、本川の大鶴観測所で427.5mm(17日20時~19日12時)、本川の山鹿観測所で348mm(17日20時~19日12時)、支川内田川の城北観測所で65mm(18日1時~19日14時)を記録した。この出水により、本川及び支川の大半の水位観測所で警戒水位を越えた。うち支川合志川の佐野観測所ではHWLを越え、基準地点玉名では指定水位及び警戒水位を越え、5.31mの最高水位を記録した。
負傷者1名、半壊2戸、床上床下浸水164戸、田畑冠水572.2ha。
1993 |
平成5年 |
7月31日~8月29日 |
梅雨前線による大雨、台風第7・11号〔鹿児島豪雨崩壊〕 |
風水害 |
崩壊、家屋全壊、洪水 |
佐賀、大分、熊本、宮崎、鹿児島 |
鹿児島市周辺、宮崎市高崎町、高千穂町 |
斜面崩壊3以上(宮崎県)、家屋全壊12、床上浸水771(大淀川流域)、家屋全半壊19、床上浸水388(五ヶ瀬川流域) |
死者49(鹿児島県)、2(宮崎県) |
● |
>詳細
pdf |
s13 s15 |
九州の多くの河川(六角川・松浦川・大淀川・五ヶ瀬川・肝属川・川内川等)で大きな洪水が発生した。
【大淀川水系河川整備計画(変更)(九州地方整備局)】(2018)
前線の活発化に伴い、九州南部地方は大雨となった。大淀川流域では7月31日1時頃より降り出した雨が断続的に降り続き、岳下で62㎜、青井岳で63㎜、樋渡で69㎜の時間雨量を記録したのをはじめ、御池で記録した8月1日16時から17時の時間雨量83㎜を最高に流域全般で大雨が降り続いた。また、総雨量でも巣之浦の699㎜を最高に、樋渡で605㎜、四家で534㎜、御池で661㎜等の降雨を記録し、各水位観測所で警戒水位を超える洪水となった。この洪水による被害は死者1人、負傷者2人、家屋の全壊12戸、半壊2戸、床上浸水771戸、床下浸水784戸に及んだ。
【五ケ瀬川水系河川整備計画【国管理区間】九州地方整備局】(2008)
原因が台風7号による洪水。死者2名、負傷者11名、家屋全半壊19戸、床上浸水388戸、床下浸水508戸(流域内)。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
九州南部を中心に甚大な被害。平成5年(1993年)8月豪雨(7/31-8/7)。
1993 |
平成5年 |
9月2日~4日 |
台風第13号 |
風水害 |
土石流、斜面崩壊、床上浸水、洪水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
各県内全域 |
床上浸水937(筑後川流域)、995(大分川流域)、183(番匠川流域)、99(山国川流域)、4(肝属川流域) |
死者1(福岡県)、2(宮崎県)、33(鹿児島県)、死者5、行方不明2(大分県) |
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>詳細
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九州の多くの河川(筑後川・大分川・大野川・番匠川・山国川・肝属川等)で大きな洪水が発生した。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
非常に強い勢力で九州南部に上陸。種子島で最大瞬間風速59.1m/s、宮崎県日之影町で日降水量540mm。1時間降雨量最大81.5mm(大分)、総雨量2855.5mm(大分)。
【大分川水系流域及び河川の概要(国土交通省)】(2006)
台風13号は、8月30日沖の鳥島近海で発生し、大型で非常に強い勢力を保ちながら、9月2日に南西諸島に沿って北北東に進み、3日16時前に薩摩半島へ上陸した。上陸時の気圧は、930hPaで、上陸後も中型で強い勢力を保ちつつ北東に進み、21時頃佐伯市付近を通って豊後水道に抜け、23時ごろ愛媛県八幡浜市に再上陸し北東へ進んだ。大分県は、3日19時ごろ全域が暴風域に入り、沿岸部を中心に風雨が強く、大分では累年第1位の最大1時間雨量81.5mm、累年第2位の日雨量414mmを記録。これより、大分川水位も急激に上昇し、大分川本川上流、七瀬川、賀來川で越水被害、大分市尼ヶ瀬地区などで床上浸水82戸等の大規模な内水被害が発生。また、大分川流域で、死者1名、負傷者9名、家屋全壊半壊49戸、床上浸水995戸、床下浸水2982戸、浸水面積312haに達し、近年稀にみる多大な被害となった。
【大野川水系河川整備計画(変更)-国管理区間-九州地方整備局】(2014)
大野川の水位は急上昇し、基準地点白滝橋水位観測所では8.91m、乙津川の高田橋でも計画高水位を上回る3.29mを記録した。大野川流域全体の被害は、死者・行方不明者5名、家屋半壊17戸、浸水家屋302戸等。大野川下流部では、堤防が概成していたことにより、外水氾濫による被害はないが、内水氾濫により、支川迫川、鴨園川、北鼻川等で床上浸水37戸、床下浸水36戸が発生。
※筑後川河川整備事務所HPにも同じ災害と思われる記載あり
1995 |
平成7年 |
7月2日~6日 |
梅雨前線による大雨 |
風水害 |
床上浸水、六角川・緑川洪水 |
佐賀、熊本 |
武雄市、多久市、白石町、熊本市、嘉島町 |
床上浸水28、農地冠水1400ha(六角川流域)、床上浸水25(緑川流域) |
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>詳細
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【六角川水系河川整備計画【変更案】【国管理区間】九州地方整備局】(2020)
対馬海峡付近に停滞していた梅雨前線上に低気圧が発生し、前線が活発となり、佐賀県地方は時間雨量が50mmから60mmの強い雨となり、特に武雄雨量観測所(武雄市)では時間雨量60mmの激しい雨が降った。また、主要地点での日雨量は武雄雨量観測所(武雄市)191.2mm、南渓雨量観測所(多久市)293.7mm、岸川雨量観測所(多久市)204.5mm、水堂雨量観測所(白石町)186.0mmを記録。この豪雨により、床上浸水28戸、床下浸水347戸、農地冠水1400haという被害が発生。
【緑川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2013)
梅雨前線の活動に伴い、2日23時頃から雨が降り始め、大六橋では、3日6時に指定水位、11時に警戒水位を突破した後も上昇を続け、4日6時30分に最高水位を記録。その後ゆっくりと低下しながら7日7時に指定水位を下回り、その間、熊本市や嘉島町を中心に浸水被害が発生。日雨量約270mm、最高水位5.00m、流量約2690m3/s(城南観測所)。床上浸水25戸、床下浸水310戸。(流域)
※球磨川水系河川整備計画にも同じ災害と思われる記載あり
1997 |
平成9年 |
7月1日~17日 |
梅雨前線、低気圧による大雨〔針原川土石流〕 |
風水害 |
崩壊、土石流、床上浸水、白川・緑川・菊池川洪水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
各県内全域 |
49(福岡県)、72(長崎県)、16(佐賀県)、142(熊本県)、39(大分県)、65(鹿児島県)、5(宮崎県) |
死者・行方不明者21(全体) |
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>詳細
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【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
西日本から中部地方で大雨、鹿児島県出水市で土石流被害。熊本県旭志村で期間降水量1495mm。
【白川水系河川整備計画(変更)【大臣、知事管理区間】九州地方整備局】(2020)
梅雨前線による豪雨。流域平均2日雨量(代継橋上流)406.8mm。代継橋水位観測所水位4.59m。流域関連市町村の被害は、家屋の一部破損3戸、床上浸水68戸、床下浸水664戸。
【緑川水系河川整備計画-国管理区間-(九州地方整備局)】(2013)
活動を強めながら南下した梅雨前線は、7月8日から11日にかけて九州北部に停滞し、南から流れ込んだ湿った空気が前線の活動を活発化させ、激しい雨が断続的に降り続いた。緑川流域でも、梅雨前線の活動に伴い7月6日3時頃から雨が降り始め、加勢川流域の津森観測所では、1時間に47mm、3時間に105mm、御船川流域の島木観測所では1時間に40mm、3時間に65mmを記録。また、7月6日降り始めからの総雨量は、津森917mm、島木763mmとなった。この降雨により、加勢川大六橋地点では、7月7日2時頃から水位が上昇し始め、7日18時過ぎに指定水位、7日22時頃には警戒水位を突破し、7月10日16時に最高水位5.00mを記録。7月10日13時30分に計画高水位を越え、11日4時に計画高水位を下回るまで約14時間かかる等、長時間続いたこの洪水により、緑川水系では、家屋全・半壊6戸、床上浸水132戸、床下浸水1200戸の被害が発生。
【菊池川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2011)
実測流量(玉名地点)約2400m3/s、家屋浸水7戸。
※球磨川水系河川整備計画にも同じ災害と思われる記載あり
1997 |
平成9年 |
9月16日~18日 |
台風第19号 |
風水害 |
山崩れ、河川氾濫、家屋全半壊、洪水 |
大分、熊本、宮崎、鹿児島 |
西郷村、北川町、大分県内全域 |
家屋全半壊25、床上・床下浸水987(大淀川流域)、家屋全半壊21、床上浸水1762、床下浸水1217(五ヶ瀬川流域) |
死者2(大淀川流域)、1(五ヶ瀬川流域) |
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>詳細
pdf |
s13 s20 |
九州の多くの河川(大分川・大野川・番匠川・大淀川・小丸川・五ヶ瀬川・肝属川・川内川等)で大きな洪水が発生した。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
九州南部に上陸、九州南部や四国で暴風。西日本から中部地方の太平洋側で大雨。宮崎県えびの市で日降水量688mm。(宮崎県)、時間雨量最大40mm、総雨量424mm(竹田市)。
【大淀川水系河川整備計画(変更)(九州地方整備局)】(2018)
台風第19号の接近に伴い、宮崎県全域が大雨となった。大淀川流域では9月14日1時頃より降り出した雨が断続的に降り続き、16日1時頃より雨は強まり、末吉で27mm、比曽木野で35mm、青井岳で36mmの時間雨量を記録したのをはじめ、三股で記録した16日2時から3時の時間雨量69mmを最高に大淀川上流域全般で大雨が降った。また、総雨量でも青井岳で515mm、槻木で469mm、霧島で836mm、三股で873mmを記録し、大淀川全川で警戒水位を超過し、最高水位が岳下で5.31m、高岡で7.08m、柏田で8.22mと過去最高の水位を記録する洪水となった。この洪水による被害は、死者2人、負傷者3人、家屋の全・半壊25戸、床上・床下浸水987戸に及んだ。
【五ケ瀬川水系河川整備計画【国管理区間】九州地方整備局】(2008)
死者1名、家屋全半壊21戸、床上浸水1762戸、床下浸水1217戸。(流域内)
1999 |
平成11年 |
6月23日~7月3日 |
梅雨前線、低気圧〔御笠川氾濫、博多駅地下街水没〕 |
風水害 |
河川氾濫、床上浸水、矢部川・遠賀川洪水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎 |
福岡市、北九州市、芦辺町 |
家屋全壊4(福岡県)、7(長崎県)、床上浸水1451(福岡県)、13(佐賀県)、45(長崎県) |
死者2(福岡県)、1(長崎県) |
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>詳細
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【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
西日本で激しい雨。福岡市で地下街に浸水害、広島県で土砂災害。
【矢部川水系河川整備計画(変更)-国管理区間-九州地方整備局】(2016)
梅雨前線が原因の洪水。流量約1300m3/s(船小屋地点)、浸水戸数:床下45戸。
【遠賀川水系河川整備計画【大臣管理区間】九州地方整備局】(2007)
日の出橋水位6.72m。床上浸水232戸、床下浸水930戸、田畑冠水752ha。
1999 |
平成11年 |
9月21日~25日 |
台風第18号〔八代海高潮〕、平成11年9月高潮 |
風水害 |
高潮・崩壊、床上浸水、洪水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
福岡市、北九州市、椎田町、熊本市、八代市、不知火町、水上村、鏡町、佐伯市、日之影町 |
家屋全壊6(福岡県)、144(熊本県)、8(大分県)、39(鹿児島県)、床上浸水504(福岡県)、9(長崎県)、925(熊本県)、56(大分県)、6(鹿児島県) |
死者4(福岡県)、16(熊本県)、1(大分県)、1(宮崎県) |
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>詳細
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【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
熊本県に上陸。熊本県で顕著な高潮被害。
九州の多くの河川(矢部川・白川・緑川・球磨川・菊池川等)で大きな洪水が発生した。
【緑川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2013)
大型で非常に強い台風18号が9月24日未明に天草を通過し、熊本県北部に上陸。緑川河口、浜戸川が折しも大潮と重なり越水し家屋浸水被害が発生。
日雨量約110mm、最高水位3.21m、流量約1000m3/s(城南観測所)死者・行方不明者1名、床上浸水254戸、床下浸水124戸。
※菊池川水系河川整備計画にも同じ災害と思われる記載あり
2000 |
平成12年 |
6月8日 |
熊本県熊本地方地震(M5.0) |
地震 |
― |
熊本 |
― |
家屋一部破損5(熊本県) |
負傷者1(熊本県) |
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>詳細
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【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
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2001 |
平成13年 |
7月11日~13日 |
梅雨前線による豪雨 |
風水害 |
床上浸水、筑後川・矢部川洪水 |
福岡、佐賀、長崎、熊本 |
筑後川流域、矢部川流域 |
床上浸水62(福岡県)、1(佐賀県)、6(長崎県) |
なし |
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>詳細
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【筑後川水系河川整備計画(変更)【大臣管理区間】九州地方整備局】(2018)
原因は梅雨。瀬の下地点水位3.84m。床上浸水23戸、床下浸水180戸。花月川支川有田川、寒水川で氾濫。
【矢部川水系河川整備計画(変更)-国管理区間-九州地方整備局】(2016)
原因は梅雨前線。流 量約2000m3/s(船小屋)。浸水戸数:床上3戸。
【平成13年7月11日からの豪雨による被害状況について 消防庁】
2003 |
平成15年 |
7月18日~21日 |
前線、低気圧による大雨〔水俣宝川内土石流、7.19福岡水害〕 |
風水害 |
土石流、崖崩れ、家屋全壊、床上浸水、遠賀川洪水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
水俣市、菱刈町、宇美川、御笠川、明星寺川水系 |
1271(福岡県)、1(佐賀県)、6(長崎県)、4(熊本県)、13(鹿児島県)、31(宮崎県) |
死者・行方不明23(全体) |
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>詳細
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【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
前線が日本海に停滞。水俣市深川地区1時間雨量最大121mm、総雨量428mm。菱刈町1時間最大雨量89mm、積算雨量611mm。大宰府1時間最大104mm、積算雨量361mm。
【遠賀川水系流域及び河川の概要(国土交通省)】
18日午後、対馬海峡附近に停滞していた梅雨前線に向って南から湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となった。その後も東シナ海で発達した雨雲が次々と北部九州に流れ込み、雷を伴った激しい雨が降り、筑豊地方でも、19日3時に飯塚で1937年の気象観測開始以来第1位となる1時間に80mmの猛烈な雨を記録した。今回の雨の特徴は、福岡県太宰府市から北九州小倉南区へかけての帯状の範囲のみに雨雲が流れ込み、筑豊地方では飯塚観測所(気象庁)において、およそ7月の1ヶ月間の雨量が6時間で降った点があげられる。これにより、遠賀川の支川穂波川の秋松橋において19日6時にピーク水位6.84m(既往最高水位)となり、計画高水位を約40cm上回った。また、代表観測所である川島において19日6時50分にピーク水位5.92m、日の出橋において19日8時20分にピーク水位8.07mとなり、いずれも、平成13年6月19日~20日出水時に記録した既往水位を遥かに超えた。この洪水により、遠賀川流域では負傷者2名、家屋全壊7戸、家屋半壊9戸、床上浸水1957戸、床下浸水1778戸の被害が発生した。
2004 |
平成16年 |
8月27日~31日 |
台風第16号 |
風水害 |
崩壊、家屋全半壊、床上浸水、球磨川・大淀川・小丸川・五ヶ瀬川洪水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
椎葉村、日之影町、国分市 |
家屋全壊4(宮崎県)、5(鹿児島県)、床上浸水6(熊本県)、1(大分県)、380(宮崎県)、50(鹿児島県) |
死者2(宮崎県)、2(鹿児島県) |
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>詳細
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九州の多くの河川(球磨川・大淀川・小丸川・五ヶ瀬川等)で大きな洪水が発生した。
【平成16年台風第16号による8月27日から31日にかけての大雨、暴風等気象庁】
【球磨川水系河川整備計画[国管理区間]九州地方整備局】(2022)
大型で強い台風16号が球磨川流域を通過し、この影響で球磨川流域では8月29日から30日にかけて、断続的に激しい雨に見舞われた。千ヶ平雨量観測所(水上村)では、8月28日から31日までの総雨量が664mmに達し、この洪水により、球磨川中流部を中心に浸水被害が発生、床上浸水13戸、床下浸水36戸にのぼったほか、人吉市、相良村等では避難勧告が発令された。
【小丸川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2013)
19日にマーシャル諸島付近の海上で発生した台風16号は、24日には沖の島の南東海上で中心気圧910hPa、最大風速55m/sにまで発達し、30日の9時30分頃に、鹿児島県串木野市付近に上陸。台風16号の接近に伴い、小丸川では神門観測所の総雨量が733mmに達し、北高鍋地区においては内水による床下浸水6戸の被害が発生。
【五ケ瀬川水系河川整備計画【国管理区間】九州地方整備局】(2008)
死者1名、家屋全半壊21戸、床上浸水1762戸、床下浸水1217戸。
2004 |
平成16年 |
9月4日~7日 |
台風第18号 |
風水害 |
崩壊 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
椎葉村、西米良村、宮崎市、鹿本町、東郷町 |
家屋全壊20(熊本県)、14(鹿児島県)床上浸水1(福岡県)、5(熊本県)、8(宮崎県)、8(鹿児島県) |
死者1(熊本県)、1(鹿児島県) |
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>詳細
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【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
沖縄地方から北海道地方にかけて、各地で猛烈な風。
2004 |
平成16年 |
10月18日~21日 |
台風第23号、前線による大雨 |
風水害 |
崩壊、地すべり、大分川・番匠川・五ヶ瀬川洪水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
世知原町、臼杵市、高岡町、宮崎市、延岡市、日南市 |
家屋全壊1(佐賀県)、2(宮崎県)、1(鹿児島県)、床上浸水1(福岡県)、261(大分県)、346(宮崎県)、11(鹿児島県)、崖崩れ23、地すべり1(宮崎県) |
死者1(長崎県)、1(大分県)、2(宮崎県) |
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>詳細
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【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
総雨量400mm、地すべり宮崎層群幅350mm高さ60m。
【大分川水系河川整備計画(九州地方整備局)】(2006)
10月13日9時にマリアナ諸島近海で発生した台風23号は、18日9時に超大型で強い勢力となって20日13時頃、大型の強い勢力で高知県土佐清水市付近に上陸した後、18時前、大阪府泉佐野市付近に再上陸した。18日から20日までの総雨量は大分で409mmを記録し、大分川流域で、床上浸水131戸、床下浸水111戸、浸水面積76ha等の被害となった。
【番匠川水系河川整備計画(九州地方整備局)】(2006)
番匠橋地点流量約2900m3/s、床上浸水241戸、床下浸水350戸、田畑冠水386ha。
【五ケ瀬川水系河川整備計画【国管理区間】九州地方整備局】(2008)
家屋全半壊4戸、床上浸水262戸、床下浸水408戸。
2005 |
平成17年 |
7月1日~11日 |
梅雨前線による大雨 |
風水害 |
崖崩れ |
福岡、大分、長崎、熊本 |
諫早市、日田市、九重町 |
家屋全壊4(大分県)、床上浸水7(福岡県)、6(長崎県)、22(熊本県)、20(大分県) |
死者1(長崎県)、5(大分県) |
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>詳細
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【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
西日本と中部地方で記録的な大雨。
2005 |
平成17年 |
9月3日~8日 |
台風第14号、前線〔南部九州斜面崩壊〕 |
風水害 |
斜面崩壊、山腹崩壊、土石流(大規模崩壊)、床上浸水、洪水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
湯布院町、竹田市、佐伯市、椎葉村、高千穂町、三股町、延岡市、山之口町、西都市、垂水市 |
家屋全壊1(熊本県)、6(大分県)、1104(宮崎県)、53(鹿児島県)、床上浸水4(福岡県)、52(熊本県)、296(大分県)、1462(宮崎県)、269(鹿児島県) |
死者1、行方不明3(大分県)、死者13(宮崎県)、5(鹿児島県) |
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s13 s20 |
九州の多くの河川(球磨川・大野川・番匠川・大淀川・小丸川・五ヶ瀬川・肝属川・川内川等)で大きな洪水が発生した。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
宮崎県美郷町総雨量1321mm、鰐塚山1013mm。鰐塚山周辺大規模崩壊670万㎡、塚原ダム下流地すべり耳川閉塞350万㎡。
【球磨川水系河川整備計画[国管理区間]九州地方整備局】(2022)
大型で非常に強い台風14号が九州西部を北上し、この影響で、球磨川流域では9月5日から6日にかけて、断続的に激しい雨に見舞われた。湯山雨量観測所(水上村)では9月4日から7日までの総雨量が932mmに達し、人吉水位観測所では計画高水位を超えた。この洪水により、球磨川中流部を中心に浸水被害が発生、床上浸水46戸、床下浸水73戸にのぼったほか、人吉市、芦北町、相良村、多良木町、あさぎり町では避難勧告が発令された。
【大野川水系河川整備計画(変更)-国管理区間-九州地方整備局】(2014)
台風14号は、9月5日夜に屋久島の西海上を通過し、6日には九州の西岸に沿って北上した後、13時頃に熊本県天草下島付近を通過し、14時過ぎに長崎県の諫早市付近に上陸した。上陸時の中心付近の気圧960hPa、最大風速は35m/s、風速15m/s以上の強風域の半径は東側750㎞、西側700㎞で「大型で強い」勢力の台風であり、上陸後は勢力を弱めながら佐賀県、福岡県を通過し、20時頃響灘へ抜けた。台風14号は九州南海上から九州西部を自転車並みのゆっくりとした速度で北上したため、九州の太平洋側の山沿いに台風からの暖かく湿った空気が長時間流れ込んだ。このため、九州の太平洋側では長い時間大雨が続き、大分県でも、4日から6日までの総雨量は、竹田観測所で418mm、大分観測所で375mmを記録し、山間部では土砂災害、平野部でも河川の氾濫などによる浸水被害が発生した。大野川下流部においては、床上浸水134戸、床下浸水482戸の家屋浸水被害が発生した。大分県管理区間の大分市戸次や犬飼町において外水被害が発生し、竹田市では土砂崩れなどによる大きな被害が発生した。
【小丸川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2013)
8月29日にマリアナ諸島近海で発生した台風14号は、大型で非常に強い勢力のまま宮崎県内を暴風雨域に巻き込みながら、九州の西の海上をゆっくりとした速度で通過し、宮崎県内に記録的な豪雨をもたらした。宮崎県南部は5日午後6時に暴風域に入り、総雨量が神門観測所で1221mmに達するなど、3日間で年間降水量の1/3を超える1185mmの雨量を記録する観測史上最大規模の洪水となり、床上浸水32戸、床下浸水209戸の被害が発生した。
【五ケ瀬川水系河川整備計画(九州地方整備局)】(2008)
死者7名、家屋全半壊67戸、床上浸水1038戸、床下浸水657戸(流域内)
2006 |
平成18年 |
6月21日~28日 |
梅雨前線による大雨 |
風水害 |
土砂災害、浸水害、崖崩れ、菊池川洪水 |
長崎、熊本 |
玉名市 |
床上浸水3、床下浸水2(菊池川流域) |
死者1(熊本県) |
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【気象庁】
6月21日から6月28日にかけて、東シナ海から西日本を通って本州南岸にのびる梅雨前線の活動が活発となり、西日本を中心に大雨となった。降り始めからの総降水量は、熊本県で500ミリを超え、西原村俵山(タワラヤマ)で628ミリとなった。また、九州北部地方を中心に総降水量が6月の月間降水量平年値を超えた所があった。特に、26日は、九州北部地方に停滞した梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、熊本県や長崎県を中心に1時間に50ミリを超える非常に激しい雨となり、益城で6時10分までの1時間に114ミリ、長崎市長浦岳(ナガウラダケ)で3寺10分までの1時間に94ミリの猛烈な雨が降った。
【菊池川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2011)
原因が梅雨の洪水。実測流量(玉名地点)約1800m3/s。床上浸水3戸、床下浸水2戸。
2006 |
平成18年 |
7月18日~23日 |
平成18年7月豪雨 |
風水害 |
山・崖崩れ、河川氾濫、球磨川・川内川洪水 |
大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
八代市、芦北町、球磨村、えびの市 |
山・崖崩れ、河川氾濫27(長崎県)、1(大分県)、1996(鹿児島県)、床上浸水41(球磨川流域)、家屋全半壊・流失32、床上浸水1816(川内川流域) |
死者行方不明者8(全体)うち2(川内川流域) |
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【球磨川水系河川整備計画[国管理区間]九州地方整備局】(2022)
九州南部に停滞した梅雨前線が活発化し、7月19日から23日の約5日間にわたって、球磨川流域の各地で断続的に激しい雨に見舞われた。田野雨量観測所(人吉市)では7月18日から24日までの総雨量が1108mmに達し、この洪水により、球磨川の水位が上昇して各地で浸水被害が発生、球磨川中流部を中心に床上浸水41戸、床下浸水39戸にのぼり、人吉市、球磨村、芦北町、八代市坂本町等では避難勧告が発令。また、球磨川中流部では、国道219号等が冠水したことにより、交通が途絶する事態も発生。
【川内川水系河川整備計画【国管理区間】九州地方整備局】(2009)
7月18日昼頃には九州北部に停滞していた梅雨前線が22日には九州南部まで南下し、長期間にわたって九州南部に停滞したことから、川内川流域の9観測所(八ヶ峰、えびの、加久藤、京町、西ノ野、青木、大口、鈴之瀬、紫尾山)では、1000mmを超す記録的な豪雨となった。この豪雨により、11観測所にて観測史上最高水位を記録し、特に宮之城観測所では洪水ピーク時の流量が約4800m3/s、水位が11.66mに達し、計画高水位を2.92m超過する既往最大の洪水となった。この記録的な豪雨により、死者2名、家屋全半壊・流失32戸、床上浸水1816戸、床下浸水499戸、浸水面積2777haという甚大な被害となった。
2006 |
平成18年 |
9月16日 |
台風第13号 |
風水害 |
床上浸水、松浦川洪水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
伊万里市、唐津市、東与賀町、佐伯市、延岡市 |
家屋全壊2(福岡県)、7(佐賀県)、3(長崎県)、1(大分県)、117(宮崎県)、床上浸水54(佐賀県)、58(長崎県)、1(大分県) |
死者1(福岡県)、3(佐賀県)、1(大分県)、3(宮崎県) |
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【気象庁】
台風は、強い勢力を保ったまま、沖縄地方を通過し、九州地方に接近・上陸したため、沖縄地方から九州地方にかけて暴風となり、最大瞬間風速が16日に沖縄県竹富町西表島(イリオモテジマ)で北東の風69.9m/s、最大風速が17日に長崎県長崎市野母崎(ノモザキ)で南東の風46m/sとなるなど観測史上1位を更新した所があった。また、台風と活発な前線の活動により、沖縄県、大分県、長崎県、佐賀県、福岡県、広島県の一部で降り始めからの総降水量が9月の月間平均降水量を超える大雨となった所があり、1時間降水量が16日に大分県佐伯市蒲江(カマエ)で122㎜、佐賀県伊万里市伊万里で99㎜など記録的な大雨となった。佐賀県で土砂災害や浸水害により死者が3名、宮崎県延岡市では竜巻が発生し死者が3名となるなど、暴風や大雨により、沖縄地方、九州地方、中国地方で、死者・行方不明者があわせて10名となった。
【松浦川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2009)
台風13号の接近に伴う秋雨前線の活発化により、佐賀県北西部に降雨が集中した。特に、徳須恵川流域の畑川内観測所では1時間雨量110mm、3時間雨量232mmの記録的な豪雨となった。
床上浸水54戸、床下浸水39戸、氾濫面積111ha(流域)
2007 |
平成19年 |
7月2日~17日 |
台風第4号と梅雨前線による大雨と暴風 |
風水害 |
土砂崩れ、床上浸水、矢部川・白川・緑川洪水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
柳川市、みやま市、武雄市、白石町、熊本市、鹿児島市、肝属町、美里町 |
家屋全壊1(福岡県)、7(熊本県)、1(大分県)、12(鹿児島県)、床上浸水1(福岡県)、12(佐賀県)、70(熊本県)、43(宮崎県)、43(鹿児島県) |
死者1(熊本県)、2(鹿児島県)、重傷3人(宮崎県) |
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【気象庁】
数棟の住家全壊、土砂崩れなどによる道路不通により一部地区が孤立状態となった。
【矢部川水系河川整備計画(変更)-国管理区間-九州地方整備局】(2016)
梅雨前線が原因の洪水。流量約2500m3/s(船小屋地点)、浸水戸数:床上6戸。
【白川水系河川整備計画(変更)【大臣、知事管理区間】九州地方整備局】(2020)
梅雨前線による豪雨。流域平均2日雨量(代継橋上流)318.7m。代継橋水位観測所水位4.93m。熊本市街部において、「避難準備情報」が発令。
【緑川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2013)
梅雨前線の影響に伴い平成19年7月6日未明から降り続いた雨は、熊本県各地に激しい降雨をもたらし、各地で記録的な豪雨を観測。緑川流域においても、時間雨量30mmを越える局地的大雨が数時間続き、6、7日の2日で緑川上流域の内大臣雨量観測所542mm、尾野尻雨量観測所417mm、御船川流域の島木雨量観測所383mm、加勢川流域の津森雨量観測所259mmの雨量を観測。緑川中甲橋地点においては、氾濫危険水位を47cm越える5.07mとなる観測史上最高の水位を6日13時頃に記録し、河川の氾濫等により各地で外水・内水による浸水をもたらした。緑川水系では、家屋の全半壊15戸、床上浸水69戸、床下浸水497戸の被害が発生。
2007 |
平成19年 |
8月2日~3日 |
台風第5号 |
風水害 |
高潮、床上浸水、山国川洪水 |
福岡、佐賀、大分、熊本、宮崎、鹿児島 |
苅田町、佐賀市、日田市、都城市、日南市、新富町、高鍋町、宮崎市、上屋久町 |
家屋全壊2(宮崎県)、床上浸水106(大分県)、38(宮崎県) |
負傷者1(福岡県)、4(佐賀県)、1(熊本県)、4(大分県)、8(宮崎県)、3(鹿児島県) |
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【気象庁】
福岡県と山口県の周防灘沿岸で数十棟の床上・床下浸水の被害が発生。日向灘を中心に猛烈なしけとなり鹿児島県志布志では10mを超える最大波高を観測した。
【山国川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2013)
(台風5号)2日の18時前に宮崎県日向市付近に上陸した台風5号は、その後も北北西に進み、3日午前0時頃に周防灘に抜けた。県内では沿岸部を中心に風雨が強く、山国川流域の上流部の観測所では250mmを越える大雨を記録した。山国川では上曽木観測所等において氾濫注意水位を突破した。床上浸水4戸、床下浸水4戸、浸水面積:約0.8ha。
2008 |
平成20年 |
6月19日~22日 |
梅雨前線による大雨 |
風水害 |
土砂崩れ、浸水、床上浸水、球磨川洪水 |
熊本 |
佐賀市、多久市、佐世保市、八代市、芦北町、球磨村、あさぎり町、多良木町 |
床上浸水18、床下浸水15(球磨川流域) |
死者1(熊本県) |
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>詳細
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【気象庁】
熊本県内では、宇城八代、球磨地方を中心に崖崩れなどの土砂災害や床上・床下浸水などが発生。
【球磨川水系河川整備計画[国管理区間]九州地方整備局】(2022)
対馬海峡付近に停滞し活発な活動を続けた梅雨前線が南下し、6月19日から22日にかけ、約3日間にわたって球磨川流域の各地で豪雨に見舞われた。この洪水により、球磨川中流部を中心に浸水被害が発生、床上浸水18戸、床下浸水15戸にのぼったほか、人吉市、八代市坂本町、芦北町では避難勧告が発令された。また、一時JR肥薩線が運休、九州縦貫自動車道の八代IC~人吉IC間等が通行止めになったほか、中流部では、国道219号等が道路冠水したことにより、交通が途絶する事態も発生。
2009 |
平成21年 |
6月 |
梅雨 |
風水害 |
堤防浸食 |
熊本 |
― |
堤防浸食1、内水42ha |
― |
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>詳細
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【菊池川水系河川維持管理計画-国管理区間-国土交通省】
堤防浸食1箇所、内水42ha
2009 |
平成21年 |
7月19日~26日 |
平成21年7月中国・九州北部豪雨 |
風水害、火災 |
崖崩れ、地すべり、床上浸水、六角川洪水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本 |
福岡市、春日市、那珂川町、大野城市、筑紫野市、太宰府市、宇美町、篠栗町、志免町、須恵町、粕屋町、久山町、前原市、広川町、柳川市、北九州市、岡垣町、久留米市、小郡市、行橋市、苅田町、前原市、筑後市、北九州市、飯塚市、嘉麻市、桂川町、直方市、小竹町、鞍手町、宮若市、田川市、福智町、佐賀市、唐津市、伊万里市、武雄市、大町町、白石町、嬉野市、佐世保市、壱岐市 |
家屋全壊13(福岡県)、1(熊本県)、床上浸水1318(福岡県)、81(佐賀県)、1(長崎県)、1(熊本県)、1(大分県)、崖崩れ1349(福岡県)、18(佐賀県)、55(長崎県)、2(熊本県)、2(大分県) |
死者10(福岡県)、1(佐賀県)、1(長崎県) |
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>詳細
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【気象庁】
土砂災害、床上・床下浸水、堤防決壊などの被害が多数発生。福岡県(全壊4件、半壊3件、一部損壊43件、床上浸水1014件、床下浸水2772件)、佐賀県(一部損壊4件、床上浸水43件、床下浸水338件)、長崎県(一部損壊8件、床上浸水1件、床下浸水21件、落雷による火災2件)。
【六角川水系河川整備計画【変更案】【国管理区間】九州地方整備局】(2020)
7月24日~26日の梅雨前線の活発化に伴い佐賀県各地で大雨となり、小城雨量観測所(小城市)では、この間に452mmもの降雨を記録するなど、六角川流域において大雨が発生。この豪雨により、牛津川の妙見橋水位観測所(多久市)において、5.62mの水位を記録。牛津川の牟田辺遊水地(多久市)では、平成14年6月の完成以降初めて洪水調節を行い、下流砥川大橋地点において推定約20cmの水位低減効果を図った。また、六角川の潮見橋水位観測所(武雄市)においては3.66mの水位を記録。六角川流域では、国土交通省が管理する16箇所全ての排水機場と保有する4台全ての排水ポンプ車が稼働し、浸水被害の軽減のための排水運転を行った。一方、牛津川においては砥川大橋水位観測所地点で計画高水位に達し、堤防が決壊する危険性が高まったため、ポンプ運転調整方針に基づき、県・市町等含めた牛津川上流の排水機場9箇所でポンプ運転調整(8箇所で運転停止、1箇所(牛津江排水機場)で排水量をおさえる絞り込み操作)を実施。
2010 |
平成22年 |
7月10日~14日 |
梅雨前線による大雨 |
風水害 |
崖崩れ、河川決壊、家屋全壊 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
福岡市、大野城市、春日市、那珂川町、筑紫野市、広川町、筑後市、北九州市、遠賀町、久留米市、朝倉市、小郡市、行橋市、苅田町、飯塚市、嘉麻市、直方市、小竹町、糸島市、みやこ町、桂川町、福智町、佐世保市、対馬市、上対馬市、上県町、都城市、霧島市、湧水町 |
家屋全壊5(福岡県)、2(宮崎県)、3(鹿児島県)、床上浸水195(福岡県)、17(佐賀県)、25(長崎県)、1(熊本県)、42(宮崎県)、21(鹿児島県)、崖崩れ568(福岡県)、49(佐賀県)、57(長崎県)、3(大分県)、391(鹿児島県) |
死者2(鹿児島県)、行方不明1(宮崎県) |
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>詳細
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【気象庁】
崖崩れなどの土砂災害や床上・床下浸水、河川決壊などが発生。
2011 |
平成23年 |
6月10日~21日 |
梅雨前線による大雨 |
風水害 |
崖崩れ、浸水、球磨川洪水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
長崎市、諫早市、波佐見町、雲仙市、南島原市、綾町、小林市、伊佐市、霧島市、阿久根市、さつま町、南大隅町 |
崖崩れ等237(全体)、床上浸水4、床下浸水4(球磨川流域) |
負傷者4(全体) |
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>詳細
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【気象庁】
九州各地で家屋の浸水や土砂災害が多数発生。
【球磨川水系河川整備計画[国管理区間]九州地方整備局】(2022)
九州に停滞していた梅雨前線が活発化して九州北部より南下し、6月11日から12日熊本県全域、鹿児島県北部、宮崎県西部にかけて大雨となり、球磨川流域でも非常に激しい雨となった。この大雨の影響により、6月10日から13日までの総雨量が田代川間雨量観測所(人吉市)で566㎜、田野雨量観測所では565㎜に達し、人吉水位観測所では氾濫危険水位を越えた。この洪水により球磨村の渡地区や一勝地区で床上浸水4戸、床下浸水4戸の被害が発生したほか、人吉市や相良村では避難勧告が発令された。
※菊池川水系河川整備計画にも同じ災害と思われる記載あり
2012 |
平成24年 |
4月2日~3日 |
暴風 |
風水害 |
強風 |
福岡、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
北九州市、長崎市、山鹿市、宮崎市 |
家屋一部損壊17(福岡県)、1(熊本県) |
負傷者11(福岡県)、3(長崎県)、5(宮崎県) |
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>詳細
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【気象庁】
山口県及び九州各県で強風が観測された。
2012 |
平成24年 |
7月11日~14日 |
平成24年7月九州北部豪雨 |
風水害 |
土砂崩れ、崖崩れ、河川決壊 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、鹿児島 |
筑紫野市、大木町、みやこ町、直方市、飯塚市、田川市、嘉麻市、桂川町、直方市、香春町、添田町、川崎町、赤村、久留米市、うきは市、朝倉市、大刀洗町、柳川市、八女市、みやま市、筑後市、広川町、唐津市、多久市、佐賀市、鳥栖市、武雄市、白石町、阿蘇市、高森町、竹田市、日田市 |
家屋全壊119(福岡県)、209(熊本県)、34(大分県)、1(鹿児島県)、床上浸水1513(福岡県)、28(佐賀県)、523(熊本県)、990(大分県) |
死者4(福岡県)、死者23、行方不明者2(熊本県)、死者3(大分県) |
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>詳細
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【気象庁】
河川のはん濫や土石流が発生し、福岡県、熊本県、大分県では、死者30名、行方不明者2名となったほか、佐賀県を含めた4県で、住家被害13263棟(損壊769棟、浸水12494棟)となった。その他、道路損壊、農業被害、停電被害、交通障害等も発生。
九州の多くの河川(筑後川・矢部川・六角川・白川・山国川等)で大きな洪水が発生した。
【矢部川水系河川整備計画(変更)-国管理区間-九州地方整備局】(2016)
7月11日から14日にかけて本州付近に停滞した梅雨前線の影響により、九州北部では14日の未明から昼頃にかけて強い雨域がかかり、記録的な大雨となった。矢部川上流の黒木雨量観測所では7月14日9時から10時の時間雨量が94mmを記録するとともに、黒木、杠葉の各雨量観測所では1、3、6、9時間のいずれの降水量も観測史上最大を記録。また、船小屋水位観測所では14日9時00分にこれまでの既往最高水位を約2m上回る9.76mを記録し、矢部川本川では柳川市六合地区(矢部川右岸7/300地点)において堤防が決壊、派川沖端川堤防からの越水により2箇所の堤防が決壊する等各地で甚大な被害が発生。浸水戸数:床上697戸、床下1111戸。
【白川水系河川整備計画(変更)【大臣、知事管理区間】九州地方整備局】(2020)
7月11日から14日にかけて、本州付近に停滞した梅雨前線に向かって南から非常に湿った空気が流れ込み、九州北部を中心に非常に強い大雨となった。白川流域では坊中雨量観測所で観測史上第1位となる時間雨量124mmを記録するとともに、流域の5雨量観測所(立野、内牧、坊中、湯ノ谷、色見)において3時間雨量が観測史上第1位を記録。河川水位も、基準地点代継橋において、昭和31年の観測開始以降、最高水位(6.32m)を記録。この大雨により、支川黒川は多くの箇所で越水し、阿蘇市内牧市街部を始め、広範囲で浸水被害が発生。白川中流部では熊本市北区龍田陳内地区で発生した大規模な越水氾濫を始め、各所で浸水被害が発生。熊本市街部では明午橋より上流の井川淵町、黒髪、渡鹿地区等において越水氾濫が発生し、多数の家屋浸水が発生。その結果、この大雨による白川流域関連市町村の被害は家屋の全半壊183戸、床上浸水2011戸、床下浸水789戸に及んだ。
※筑後川・球磨川水系・菊池川水系河川整備計画にも同じ災害と思われる記載あり
2012 |
平成24年 |
9月15日~19日 |
台風第16号・大気不安定による大雨・暴風・高波・高潮 |
風水害 |
高潮、土砂崩れ、崖崩れ、河川決壊、浸水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
長崎市 |
家屋被害多数 |
死者1(長崎県) |
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>詳細
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【気象庁】
この台風により、長崎県と沖縄県で計2名が死亡したほか、沖縄地方から東海地方にかけての広い範囲で住家損壊、土砂災害、浸水害、停電、航空機・フェリーの欠航等による交通障害が発生した。また、沖縄地方および九州地方から近畿地方にかけて、高潮による住宅の浸水や道路の冠水などの被害が発生した。
2014 |
平成26年 |
7月6日~11日 |
台風第8号・梅雨前線による大雨と暴風 |
風水害 |
強風、住家・人的被害 |
福岡、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
鹿児島市、都城市 |
床上浸水2(福岡県)、1(長崎県)、2(熊本県) |
重傷者3(福岡県)、1(長崎県)、1(大分県)、2(宮崎県)、6(鹿児島県) |
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>詳細
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【気象庁】
台風の接近に伴い、強風等による人的被害が福岡県、長崎県、大分県、宮崎県、鹿児島県で計11名発生した。
2014 |
平成26年 |
7月30日~8月26日 |
平成26年8月豪雨、台風第12・11号 |
風水害 |
突風、高潮、住家・人的被害 |
大分、熊本、宮崎、鹿児島 |
新富町 |
床上浸水1(宮崎県) |
死者1(福岡県)、負傷者3(大分県)、7(宮崎県)、4(鹿児島県) |
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>詳細
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【気象庁】
台風第11号に伴う発達した雨雲により宮崎県、鹿児島県、大分県を中心に局地的に非常に激しい雨が降り大雨となった。8日、宮崎県児湯郡新富町柳瀬地区で、突風により住家の屋根瓦のめくれや細い樹木の幹が折れるなどの被害が発生した。10日、宮崎県児湯郡高鍋町下永谷地区から児湯郡新富町野中地区で、突風により住家の屋根瓦の飛散、ビニールハウスの倒壊などの被害が発生した。この突風をもたらした現象は竜巻の可能性はあるが、特定にはいたらなかった。
2015 |
平成27年 |
7月13日 |
大分県南部地震(M5.7) |
地震 |
住宅破損他 |
大分、熊本 |
佐伯市、豊後大野市、臼杵市、産山村、阿蘇市 |
家屋一部破損2(大分県) |
負傷者3(大分県) |
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>詳細
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【総務省消防庁】
2時52分に大分県南部を震源とするマグニチュード5.7の地震が発生し、最大震度5強が大分県で観測された。各地の最大震度(震度5弱以上)は、【震度5強】大分県、【震度5弱】愛媛県、熊本県であった。この地震による人的被害は軽傷3人、住家被害は一部破損3棟であった。
2016 |
平成28年 |
4月14日~16日 |
平成28年(2016年)熊本地震(M6.5、M7.3) |
地震、風水害 |
住家・人的被害 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
福岡市、大野城市、太宰府市、福津市、北九州市、豊前市、飯塚市、嘉麻市、桂川町、香春町、川崎町、筑前町、大刀洗町、大牟田市、八女市、筑後市、みやま市、大木町、佐賀市、伊万里市、唐津市、神埼市、嬉野市、熊本市、宇土市、宇城市、美里町、荒尾市、玉名市、長洲町、菊池市、合志市、大津町、菊陽町、阿蘇市、南小国町、産山村、高森町、南阿蘇村、西原町、御船町、嘉島町、益城町、甲佐町、山都町、八代市、氷川町、津奈木町、人吉市、錦町、あさぎり町、多良木町、相良村、山江村、天草市、玉東町、南関町、大津町、菊陽町、大分市、別府市、日田市、佐伯市、津久見市、竹田市、杵築市、宇佐市、豊後大野市、由布市、日出町、九重町 |
家屋全壊8657(熊本県)、10(大分県)、床上浸水114(熊本県)H31.4.12現在 |
死者270(熊本県)、3(大分県)※H31.4.12現在※震災後における災害による負傷の悪化又は身体的負担による疾病により死亡したと思われる死者数を含む |
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021 |
【熊本地方気象台】
14日21時26分に熊本県熊本地方で発生したM6.5の地震により、熊本県益城町で震度7、玉名市、西原村、宇城市、熊本市で震度6弱を観測したほか、中部地方の一部から九州地方にかけて震度5強~1を観測した。熊本県では全域で震度7~3を観測した。また、16日01時25分に発生したM7.3の地震により、熊本県益城町、西原村で震度7、南阿蘇村、菊池市、宇土市、大津町、嘉島町、宇城市、合志市、熊本市で震度6強を観測したほか、東北地方の一部から九州地方にかけて震度6弱~1を観測した。
2017 |
平成29年 |
6月7日~7月27日 |
平成29年7月九州北部豪雨 |
風水害 |
住家・人的被害・筑後川洪水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本 |
北九州市、芦屋町、嘉麻市、添田町、久留米市、うきは市、朝倉市、東峰村、白石町、美里町、和水町、、南小国町、日田市 |
家屋全壊287(福岡県)、49(大分県)1(長崎県)、1(熊本県)、床上浸水22(福岡県)、159(大分県)、1(佐賀県)、5(長崎県)、2(熊本県)H30.10.31現在 |
死者37、行方不明2(福岡県)、死者3(大分県)H30.10.31現在 |
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022 s16 s18 |
【総務省消防庁】
梅雨前線が6月30日から7月4日にかけて北陸地方や東北地方に停滞した。7月2日9時に沖縄の南で発生した台風第3号は、東シナ海を北上し、7月4日8時頃に長崎市に上陸した後東に進み、5日9時に日本の東で温帯低気圧に変わった。梅雨前線や台風第3号の影響により、西日本から東日本を中心に局地的に猛烈な雨が降り、大雨となった。特に7月5日から6日にかけて、島根県浜田市波佐、福岡県朝倉市朝倉、大分県日田市日田などで、最大24時間降水量が統計開始以来の1位の値を更新する記録的な大雨となった。この大雨について、島根県、福岡県、大分県に特別警報を発表した。7月5日から6日に九州北部地方で発生した豪雨については、「平成29年7月九州北部豪雨」と命名。
【筑後川水系河川整備計画(変更)【大臣管理区間】九州地方整備局】(2018)
床上浸水282戸、床下浸水567戸。花月川や中流右岸支川(赤谷川等)で大きな洪水を記録。
【遠賀川水系河川整備計画(大臣管理区間)(変更)】(2022)
平成29年(2017年)7月洪水
朝鮮半島より南下してきた梅雨前線に伴って、九州北部の一部地域に線状降水帯が発生し、朝倉市を中心に甚大な被害をもたらした平成29年7月九州北部豪雨では、遠賀川水系の彦山川でも氾濫が発生した。上流の添田町を中心に床上浸水2戸、床下浸水22戸、また日田彦山線の橋梁被害や大量の流木の発生など甚大な被害をもたらした。床上浸水2戸、床下浸水22戸。
2018 |
平成30年 |
7月5日~8日 |
平成30年7月豪雨、台風第12号 |
風水害 |
住家・人的被害・六角川洪水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
福岡市、筑紫野市、大野城市、北九州市、みやこ町、築上町、直方市、飯塚市、田川市、宮若市、嘉麻市、小竹町、鞍手町、添田町、久留米市、八女市、佐賀市、伊万里市、唐津市、嬉野市、鳥栖市、武雄市、小城市、神埼市、白石町、長崎市、佐世保市、日田市、小林市、鹿児島市 |
家屋全壊19(福岡県)、3(佐賀県)、1(長崎県)、2(大分県)、1(鹿児島県)、床上浸水929(福岡県)、36(佐賀県)、7(長崎県)、4(熊本県)、1(大分県)、1(宮崎県)H31.4.1現在 |
死者4(福岡県)、5(佐賀県)、1(宮崎県)、2(鹿児島県)H31.4.1現在 |
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【総務省消防庁】
6月28日以降、北日本に停滞していた前線は、7月4日にかけ北海道付近に北上した後、5日には西日本まで南下してその後停滞した。また、6月29日に発生した台風第7号は、東シナ海を北上し、対馬海峡付近で進路を北東に変えた後、7月4日15時に日本海で温帯低気圧に変わった。この前線や台風第7号の影響により、日本付近に暖かく非常に湿った空気が供給され続け、西日本を中心に全国的に広い範囲で長期間にわたる記録的な大雨となった。気象庁は、6月28日以降の記録的な大雨について、その名称を「平成30年7月豪雨」と定めた。福岡、佐賀、宮崎、鹿児島県では死者9人、福岡県、大分県、長崎県、熊本県住家全壊26棟などの被害が生じた。
【六角川水系河川整備計画【変更案】【国管理区間】九州地方整備局】(2020)
7月5日から7月7日にかけ、梅雨前線の活発な活動により九州の広範囲に強い雨域が発生し、多くの雨量観測所で観測史上最多の日雨量を観測する大雨となった。六角川においては平成2年洪水以降、28年ぶりに1か所の越水が発生した。
※筑後川河川整備計画にも同じ災害と思われる記載あり
2019 |
令和元年 |
5月10日~13日 |
地震 |
地震 |
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大分、熊本、宮崎 |
鹿児島市、霧島市、いちき串木野市、姶良市、鹿屋市、垂水市、曽於市、湧水町、東串良町、肝付町 |
震度4(鹿児島市、霧島市、いちき串木野市、姶良市、鹿屋市、垂水市、曽於市、湧水町、東串良町、肝付町) |
軽傷1(大分県)、軽傷1(鹿児島県) |
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【令和元年 大分県災害年報】、【災害の記録 宮崎県_令和3年(令和元年記録)】、【平成31年災害の記録 鹿児島県(災害年報)】
2019 |
令和元年 |
8月27日~29日 |
前線による大雨 |
風水害 |
六角川洪水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本 |
久留米市、八女市、筑後市、広川町、うきは市、武雄市、佐賀市、小城市、大町町、白石町、多久市、江北町、鳥栖市、伊万里市、嬉野市、大町町、有田町、佐世保市、平戸市、対馬市 |
家屋全壊6(福岡県)、87(佐賀県)、床上浸水120(福岡県)、773(佐賀県)、20(長崎県)※R2.4.1現在 |
死者1(福岡県)、3(佐賀県)R2.4.1現在 |
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s19 |
【総務省消防庁】
8月26日に華中から九州南部を通って日本の南にのびていた前線は、27日に北上し、29日にかけて対馬海峡付近から東日本に停滞した。また、この前線に向かって暖かく非常に湿った空気が流れ込んだ影響等により、東シナ海から九州北部地方にかけて発達した雨雲が次々と発生し、状降水帯が形成・維持された。これにより、九州北部地方では同月26日から29日までの総降水量が長崎県平戸市で626.5ミリ、佐賀県唐津市で533.0ミリに達するなど、8月の月降水量の平年値の2倍を超える大雨となったところがあった。特に、福岡県及び佐賀県では、3時間及び6時間降水量が観測史上1位の値を更新する地域があるなど、記録的な大雨となった。この大雨に関し、気象庁は、同月28日5時50分に福岡県、佐賀県及び長崎県に大雨特別警報を発表し、最大級の警戒を呼びかけた。
【六角川水系河川整備計画【変更案】【国管理区間】九州地方整備局】(2020)
六角川流域では、岸川、西多久、白石雨量観測所において、近年の主な洪水である平成2年7月洪水を超える24時間最大雨量を記録した。
2019 |
令和元年 |
9月21日~23日 |
台風第17号 |
風水害 |
建物半壊、建物一部壊、床上浸水、床下浸水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
枕崎市、阿久根市、指宿市、薩摩川内市、日置市、いちき串木野市、南さつま市、志布志市、南九州市、十島村、長島町、大崎町、東串良町、南大隅町、肝付町、徳之島町、天城町、伊仙町、和泊町、知名町、与論町 |
半壊2、一部壊146(福岡県)、一部壊1(佐賀県)、一部壊2、床上浸水95、床下浸水146(長崎県)、一部壊5(大分県)、半壊7、一部壊687、床上浸水2、床下浸水1(宮崎県) |
軽傷10(福岡県)、軽傷1(佐賀県)、軽傷4(長崎県)、重傷1人、軽傷19人(宮崎県) |
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【福岡県主要自然災害被害統計】(昭和20年~R3)、【平成 31年・令和元年災害の概要 佐賀県】、【令和2年度消防防災年報 長崎県】、【令和元年 大分県災害年報】、【災害の記録 宮崎県_令和3年(令和元年記録)】、【平成31年災害の記録 鹿児島県(災害年報)】
2020 |
令和2年 |
7月3日~31日 |
令和2年7月豪雨 |
風水害 |
洪水、土砂災害 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
北九州市、大牟田市、八女市、みやま市、久留米市、柳川市、大川市、小郡市、うきは市、朝倉市、大刀洗町、大木町、唐津市、鳥栖市、鹿島市、神埼市、長崎市、大村市、諫早市、時津町、新上五島町、壱岐市、対馬市、山鹿市、菊池市、合志市、小国町、八代市、芦北町、津奈木町、人吉市、多良木町、相良村、五木村、山江村、球磨村、天草市、菊池市、大分市、中津市、日田市、竹田市、由布市、九重町、玖珠町、えびの市、串間市、都城市、西米良村、鹿児島市、出水市、南さつま市、錦江町、鹿屋市、指宿市、垂水市、薩摩川内市、曽於市、霧島市、いちき串木野市、志布志市、伊佐市、長島町、湧水町、大崎町 |
家屋全壊1490(熊本県)、14(福岡県)、2(佐賀県)、4(長崎県)、68(大分県)、4(宮崎県)、25(鹿児島県)、床上浸水329(熊本県)、681(福岡県)、25(佐賀県)、124(長崎県)、129(大分県)、2(宮崎県)、136(鹿児島県)※消防庁令和3年1月7日現在 |
死者65、行方不明2(熊本県)、死者2(福岡県)、3(長崎県)、6(大分県)※消防庁令和3年1月7日現在 |
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s17 |
【気象庁】
7月3日から7月31日にかけて、日本付近に停滞した前線の影響で、暖かく湿った空気が継続して流れ込み、各地で大雨となり、人的被害や物的被害が発生した。気象庁は、顕著な災害をもたらしたこの一連の大雨について、災害の経験や教訓を後世に伝承することなどを目的として「令和2年7月豪雨」と名称を定めた。7月3日から8日にかけて、梅雨前線が華中から九州付近を通って東日本にのびてほとんど停滞した。前線の活動が非常に活発で、西日本や東日本で大雨となり、特に九州では4日から7日は記録的な大雨となった。気象庁は、熊本県、鹿児島県、福岡県、佐賀県、長崎県、岐阜県、長野県の7県に大雨特別警報を発表し、最大級の警戒をよびかけた。7月3日から7月31日までの総降水量は、九州南部、九州北部地方の多くの地点で、24、48、72時間降水量が観測史上1位の値を超えた。この大雨により、球磨川や筑後川、といった大河川での氾濫が相次いだほか、土砂災害、低地の浸水等により、人的被害や物的被害が多く発生した。
→令和2年5月9日から7月31日にかけて、活動の活発な梅雨前線や発達した低気圧の影響により、沖縄地方から東北地方にかけての各地で大雨となった。(中略)これらの大雨により、球磨川や筑後川、飛騨川、江の川、最上川といった大河川での氾濫が相次いだほか、土砂災害、低地の浸水等により、死者・行方不明者が86名、住家被害は約17000棟に達するなど、人的被害や物的被害が多く発生した。(全国)
【筑後川水系河川整備計画[大臣管理区間](九州地方整備局)】(2022)
床上浸水355戸、床下浸水1600戸久留米市において、甚大な内水被害を記録。
【球磨川水系河川整備計画[国管理区間](九州地方整備局)】(2022)
死者65人(内、球磨川流域内の死者50人)。浸水家屋約6280戸。
【大分川水系河川維持管理計画(九州地方整備局)】(2023)
床上浸水39戸、床下浸水103戸、浸水面積48.58ha
※筑後川河川整備計画にも同じ災害と思われる記載あり
2021 |
令和3年 |
7月10日 |
大雨 |
風水害 |
建物一部壊、床上浸水 |
福岡、熊本、宮崎、鹿児島 |
人吉市、出水市、薩摩川内市、伊佐市、さつま町、湧水町 |
一部損壊2(福岡県)、3(熊本県)、3(鹿児島県)、床上浸水64(鹿児島県)、床下浸水2(宮崎県)182(鹿児島県) |
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>詳細
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【総務省消防庁HP】
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2022 |
令和4年 |
6月26日 |
熊本県熊本地方を震源とする地震 |
地震 |
― |
熊本 |
美里町 |
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>詳細
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【総務省消防庁HP】
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2022 |
令和4年 |
7月14日~19日 |
大雨 |
風水害 |
建物一部壊、床上浸水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
― |
一部損壊1(熊本県)、床上浸水1(福岡県)、13(長崎県)、7(大分県)、1(鹿児島県)、床下浸水1(佐賀県)、53(長崎県)、10(熊本県)、1(大分県)、2(宮崎県)、2(鹿児島県) |
― |
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>詳細
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【総務省消防庁HP】
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2022 |
令和4年 |
8月31日 |
台風第11号及び前線に伴う大雨 |
風水害 |
建物一部壊、床上浸水 |
福岡、佐賀、長崎、熊本、宮崎 |
― |
一部損壊20(福岡県)、1(熊本県)、1(宮崎県)、床上浸水1(長崎県)、床下浸水6(長崎県) |
死者1(佐賀県) |
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>詳細
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【総務省消防庁HP】
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2022 |
令和4年 |
9月17日~19日 |
台風第14号 |
風水害 |
家屋全壊、建物一部壊、床上浸水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
球磨村、佐伯市、宇佐市、由布市、宮崎市、都城市、延岡市、日向市、三股町、国富町、綾町、新富町、木城町、門川町、諸塚村、椎葉村、美郷町、高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町、阿久根市、出水市、西之表市、薩摩川内市、曽於市、いちき串木野市、志布志市、長島町 |
全壊1(熊本県)、6(大分県)、9(宮崎県)、1(鹿児島県)、半壊1(熊本県)、10(大分県)、212(宮崎県)、8(鹿児島県)、一部破損61(福岡県)、7(佐賀県)、2(長崎県)、65(熊本県)、312(大分県)、707(宮崎県)、646(鹿児島県)、床上浸水1(福岡県)、3(熊本県)、25(大分県)、580(宮崎県)、1(鹿児島県)、床下浸水1(福岡県)、8(熊本県)、47(大分県)、540(宮崎県)、46(鹿児島県) |
死者3(宮崎県)、重傷3(佐賀県)、4(大分県)、3(宮崎県)、2(鹿児島県) |
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>詳細
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【総務省消防庁HP】
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2023 |
令和5年 |
6月29日~7月10日 |
大雨 |
風水害 |
家屋全壊、建物一部壊、床上浸水 |
福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
久留米市、小郡市、うきは市、朝倉市、那珂川市、東峰村、大刀洗町、添田町、中津市、日田市 |
全壊31(福岡県)、4(佐賀県)、1(熊本県)、13(大分県)、半壊492(福岡県)、8(佐賀県)、1(長崎県)、4(熊本県)、21(大分県)、1(宮崎県)、床上浸水779(福岡県)、17(佐賀県)、26(熊本県)、63(大分県)、1(鹿児島県)、床下浸水2649(福岡県)、87(佐賀県)、77(熊本県)、166(大分県)、一部損壊150(福岡県)、39(佐賀県)、18(熊本県)、5(大分県)、2(鹿児島県) |
死者5(福岡県)、3(佐賀県)、2(大分県)、重傷7(福岡県)、1(大分県) |
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>詳細
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【総務省消防庁HP】
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2023 |
令和5年 |
8月6日~10日 |
台風第6号 |
風水害 |
家屋全壊、建物一部壊、床上浸水 |
佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島 |
宮崎市、延岡市、小林市、日之影町、十島村 |
全壊1(大分県)、1(宮崎県)、床上浸水4(宮崎県)、7(鹿児島県)、床下浸水1(熊本県)、17(宮崎県)、53(鹿児島県) |
重傷1(長崎県)、2(鹿児島県) |
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>詳細
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【総務省消防庁HP】
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