災害詳細調査特集

災害コード カルテNo 年号 元号 月日 災害名 災害の種類 災害形態 県名 市町村名
など
被災個所数 人的被害 概要
15960901 1
詳細04
1596 慶長元年 9月1日 豊後地震〔慶長豊後地震〕(M7.0) 地震・津波 山崩れ、家屋倒壊・流失 大分県 大分市、別府市、豊後高田市 死者708(大分県) >詳細
16250721 2 1625 寛永2年 7月21日 熊本地震(M5.0~6.0) 地震 石壁・垣崩壊 熊本県 熊本市 死者50(熊本城内) >詳細
16621031 3
詳細02
1662 寛文2年 10月31日 日向・大隅地震(M7.5~7.75)〔外所地震〕 地震・津波 山崩れ、津波、家屋倒壊、土地陥没、堤防道路破損 宮崎県 日向市、延岡市、宮崎市、日南市、高鍋町 家屋倒壊3.800(宮崎市佐土原800余、延岡市1,300余・半壊510、朝倉市秋月278、日南市飫肥1,213)(山崩れ、土地陥没、堤防道路破損 死者15(津波:宮崎市)
死者5~500?(宮崎県)(宮崎市佐土原多数、延岡市5)
>詳細
16690800 詳細17 1669 寛文9年 8月 洪水 風水害 家屋浸水、球磨川洪水 熊本県 人吉市 浸水家屋1,432 死者11 >詳細
16990800 詳細22 1699 元禄12年 8月~9月 大洪水 風水害 家屋流失、本明川大洪水 長崎県 諫早市 損失3,930石 溺死者487 >詳細
17071028 4
詳細01
1707 宝永4年 10月28日 宝永地震(M8.6) 地震・津波 津波、家屋倒壊 宮崎県
大分県
福岡県
日向市、佐伯市米水津、久留米市、柳川市 家屋倒壊60,000(全体) 死者4,900~20,000(全体)、死者139(日向市)、死者22(佐伯市) >詳細
17161109 詳細21 1716 享保元年 11月9日 新燃岳噴火、享保噴火 火山・火災 家屋焼失 他 宮崎県
鹿児島県
島津藩 神社・仏閣焼失、焼失家屋600余軒、牛馬405頭死(島津藩) 死者5、負傷者31(島津藩) >詳細
17210703 詳細13 1721 享保6年 7月3日~31日 大雨 風水害 土石流、洪水 宮崎県
長崎県
宮崎県大淀川・岩瀬川・五ヶ瀬川流域、長崎県全域 被害多数 死者多数(宮崎県)、死者46(長崎県) >詳細
17690829 5 1769 明和6年 8月29日 日向灘地震(M7.75) 地震・津波 山崩れ、橋梁損壊、家屋倒壊、城崩壊、石垣崩壊 宮崎県
福岡県
大分県
熊本県
延岡市、高千穂町、
久留米市
山崩れ10(延岡市)、橋梁崩壊11(高千穂町)、
家屋全壊13(高千穂町)
死者有 >詳細
17920521 6
詳細05
詳細06
1792 寛政4年 5月21日 雲仙岳噴火・地震(M6.4)〔島原大変肥後迷惑〕 火山・地震・津波 山崩れ、津波、家屋倒壊・流失 長崎県
熊本県
島原市島原、天草市 死者約15,000(全体) >詳細
18541224 7
詳細01
1854 安政元年 12月24日 安政南海地震(M8.4) 地震・津波 崩壊・山崩れ 福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
佐伯市、宮崎県内全域、小林市夷守岳 崩壊箇所多数 死者多数(全体) >詳細
18600529 詳細08 1860 万延元年 5月29日 大雨 風水害 家屋半壊・土砂災害 長崎県 長崎市太田尾町 全半壊7(太田尾町) 死者33(太田尾町) >詳細
18890704 詳細09
詳細18
1889 明治22年 7月4日,5日 梅雨前線による大雨〔明治22年水害〕筑後川3大洪水 風水害 家屋倒壊、遠賀川洪水 福岡県
佐賀県
大分県
久留米市、日田市、遠賀町 家屋被害57,368(筑後川流域)、2,196(遠賀川流域) 死者70(筑後川流域)、11(遠賀川流域) >詳細
18890728 8
詳細07
1889 明治22年 7月28日 熊本地震(M6.3) 地震 橋の落下・破損、家屋倒壊、地割れ 熊本県 熊本市周辺 家屋倒壊366、地割れ880(全体) 死者20、負傷者54~74(熊本県) >詳細
18991125 9 1899 明治32年 11月25日 日向灘地震(M7.1、M6.9) 地震・津波 家屋損傷、土蔵倒壊 宮崎県
大分県
>詳細
19110615 10 1911 明治44年 6月15日 喜界島地震(M8.0) 地震・津波 家屋倒壊 鹿児島県 喜界島、徳之島 家屋全壊422(全体)、家屋全壊401、半壊533(喜界島) 死者12(全体)、1(喜界島)、5(徳之島) >詳細
19140112 11
詳細03
1914 大正3年 1月12日 桜島噴火(桜島地震M7.1)〔大正大噴火・桜島地震〕 火山・地震・津波 噴火、家屋倒壊、地割れ、水道・煙突破損、浸水、船舶全壊 鹿児島県 鹿児島市 家屋全壊120(全体)、81(鹿児島県)、地割れ、水道・煙突破損、浸水、船舶全壊13(鹿児島県) 死者58、負傷者112(全体)、35(鹿児島県) >詳細
19210600 詳細18 1921 大正10年 6月 大雨・大正10年水害・筑後川3大洪水 風水害 家屋浸水、筑後川・矢部川洪水 福岡県
佐賀県
大分県
日田市、久留米市、朝倉市、うきは市 家屋被害11,620(筑後川中下流) 死者13(日田市) >詳細
19221208 12 1922 大正11年 12月8日 島原(千々石湾)地震(M6.9、M6.5) 地震 地割れ、墳砂、山崩れ、家屋倒壊、道路橋梁破損、土地崩壊 長崎県 南島原市、雲仙市 家屋倒壊654~713(全体)、家屋破損4、道路橋梁破損5、土地崩壊8(熊本県) 死者26~27、負傷者35~39(全体?) >詳細
19311102 13 1931 昭和6年 11月2日 日向灘地震(M7.1) 地震・津波 家屋倒壊、山崩れ、地すべり、橋梁破損、煙突倒壊、石垣倒壊、道路決壊 宮崎県 家屋全壊4(宮崎県)、1(鹿児島県)、半壊10(宮崎県)、1(11?)(鹿児島県)、家屋倒壊2(大分県)、山崩れ、地すべり、橋梁破損1(鹿児島県)、煙突倒壊17(鹿児島県)、石垣倒壊2(鹿児島県)、道路決壊1(鹿児島県) 死者1(宮崎県) >詳細
19461221 14 1946 昭和21年 12月21日 南海地震(紀伊半島沖)(M8.0) 地震・津波 家屋倒壊、瓦落下、煙突倒壊、津波 熊本県
大分県
宮崎県
家屋全壊11,951(全体)、家屋半壊3(宮崎県)、家屋全壊36~37、半壊95(大分県)、瓦落下、煙突倒壊、家屋倒壊3(佐賀県)、家屋全壊1(福岡県)、家屋全壊6~13(熊本県) 死者1,330(全体)、2(熊本県)、4(大分県) >詳細
19480911 詳細19 1948 昭和23年 9月11日,12日 低気圧による大雨 風水害 家屋浸水、本明川・松浦川洪水 長崎県
佐賀県
佐世保市 家屋全・半壊99、流失64、家屋浸水5,973(長崎県) 死者39、行方不明79(長崎県) >詳細
19530623 20
詳細09
詳細11
詳細18
詳細19
1953 昭和28年 6月23日~30日 梅雨前線による大雨〔西日本大水害、白川大水害、門司・小倉の崩壊、筑後川水害〕、筑後川3大洪水 風水害 河川氾濫、斜面崩壊、土石流、地すべり 福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
各県内全域 住家全壊5,699、半壊11,671、床上浸水199,979、浸水254,664(全体) 死者748、行方不明者265、負傷者2,720(全体) >詳細
19540816 詳細12 1954 昭和29年 8月16日~18日 台風第5号 風水害 崖崩れ、河川氾濫、地すべり、崩壊、土石流、川内川洪水 鹿児島県
宮崎県
各県内全域 崖崩れ426、家屋全半壊・流失8,578、床上浸水2,102(鹿児島県)、地すべり1、崩壊5、土石流1(宮崎県) 死者13(鹿児島県)、死者39、行方不明4(宮崎県) >詳細
19540910 詳細20 1954 昭和29年 9月10日~13日 台風第12号ジェーン台風 風水害 高潮、浸水家屋、堤防決壊、漁船流失、洪水 熊本県
佐賀県
宮崎県
鹿児島県
浸水家屋380以上(熊本県) 死者5(大淀川流域)、11(五ヶ瀬川流域) >詳細
19570725 詳細22 1957 昭和32年 7月25日~29日 諫早豪雨 風水害 崖崩れ、崩壊、土石流、家屋流失、本明川・白川・川内川洪水 長崎県
鹿児島県
熊本県
宮崎県
諫早市多良岳南面、鹿児島県北薩、
熊本市西部、玉名市天水町
崖崩れ400、住家全壊・流失727(諫早市)、崖崩れ1,970(長崎県)、家屋流失・全壊・半壊348(熊本市)、崖崩れ36、、家屋全半壊・流失30 (鹿児島県) 死者・行方不明539(諫早市)、83(熊本市)、6(鹿児島県) >詳細
19590217 詳細21 1959 昭和34年 2月17日 新燃岳噴火 火山 噴石 宮崎県
鹿児島県
小林市、高原町、霧島町 >詳細
19600523 15 1960 昭和35年 5月23日 チリ地震(M8.5~9.5) 津波 津波、床上・床下浸水 鹿児島県 床上浸水3(熊本県)、168(宮崎県)、595or637(鹿児島県)、床下浸水13(熊本県)、145(宮崎県)、1,145or1,321(鹿児島県) 死者122(全体)、負傷者2(鹿児島県) >詳細
19610227 16 1961 昭和36年 2月27日 日向灘地震(M7.0) 地震・津波 崖崩れ、地盤沈下、建物損壊、道路破損 宮崎県
鹿児島県
高千穂町、宮崎市、小林市、都城市 建物全壊3(全体)、1(宮崎県)、半壊4(宮崎県)、家屋全半壊13(鹿児島県)、道路破損4、崖崩れ5(鹿児島県) 死者1(宮崎県)、1(鹿児島県) >詳細
19630816 詳細17 1963 昭和38年 8月16日~18日 前線による豪雨 風水害 家屋流出、白川・球磨川洪水 熊本県 熊本市 床上浸水860 、堤防決壊14(熊本市)、
全半壊流失家屋 212、 浸水家屋 296(熊本県)
死者、行方不明 12(熊本県) >詳細
19650626 詳細17 1965 昭和40年 6月26日~7月6日 梅雨前線による大雨 風水害 崖崩れ、河川氾濫、土石流、家屋倒壊、白川・球磨川洪水 鹿児島県
熊本県
宮崎県
北薩、人吉市、八代市、えびの市 崖崩れ199(鹿児島県) 死者2(鹿児島県) >詳細
19680221 17 1968 昭和43年 2月21日~25日 えびの地震(M6.1) 地震 家屋倒壊、山・崖崩れ、堤防破損、鉄道被害 宮崎県
鹿児島県
熊本県
えびの市大字向江、湧水町 家屋全壊386、半壊783、崖崩れ328(全体)、山崩れ、家屋全壊333(宮崎県)、22(鹿児島県)、家屋半壊434(宮崎県)、63(鹿児島県) 死者3(鹿児島県) >詳細
19720703 詳細13
詳細14
1972 昭和47年 7月3日~15日 昭和47年7月豪雨〔47.7豪雨(えびの)地すべり性崩壊、47.7豪雨(天草)による崩壊〕 風水害 地すべり、崩壊、家屋浸水、洪水 宮崎県
熊本県
福岡県
佐賀県
大分県
鹿児島県
えびの市真幸、天草市上島、薩摩川内市 家屋全壊7、家屋流失1,614、家屋浸水4,231(遠賀川流域)、8,500(嘉瀬川流域)、床上浸水3,081(熊本県) 等 死者4(宮崎県)
死者1(遠賀川流域)、死者行方不明3(熊本県)、7(川内川流域)
>詳細
19820700 詳細08
詳細22
1982 昭和57年 7月~8月 昭和57年7月豪雨と台風第10号〔長崎大水害〕 風水害 崖崩れ、地すべり、、土石流、床上浸水、筑後川・松浦川・本明川・緑川・球磨川・菊池川洪水 長崎県
大分県
宮崎県
福岡県
佐賀県
熊本県
長崎市、竹田市、椎葉村、甘木市、玉名市 崖崩れ583(長崎市)、4,457(長崎県)、地すべり320(長崎市)、1,292(長崎県) 死者294、行方不明7(長崎県)、死者7(大分県)、2(宮崎県) >詳細
19900602 詳細19 1990 平成2年 6月2日~7月22日 梅雨前線による大雨〔根子岳崩壊〕 風水害 崩壊、土石流、家屋流失、洪水 熊本県
福岡県
大分県
佐賀県
長崎県
阿蘇市一宮町、武雄市、多久市、熊本市、竹田市、川棚町 崩壊200以上(熊本県)、崩壊43以上(大分県)、崩壊127(長崎県)、床上浸水937(筑紫川流域)、1,783(嘉瀬川流域)、3,028(六角川流域)、1,614(白川流域)。家屋全壊流失3(松浦川流域)。家屋損壊47(六角川流域)65(大野川流域) 死者・行方不明者1(六角川流域)、14(白川流域)、2(緑川流域)、1(菊池川流域)、5(大野川流域) >詳細
19910603 詳細10 1991 平成3年 6月3日 雲仙岳噴火〔雲仙岳火砕流〕 火山 火砕流 長崎県 雲仙市雲仙町 死者40、行方不明3(長崎県) >詳細
19930731 詳細13
詳細15
1993 平成5年 7月31日~8月29日 梅雨前線による大雨、台風第7・11号〔鹿児島豪雨崩壊〕 風水害 崩壊、家屋全壊、洪水 鹿児島県
宮崎県
佐賀県
大分県
熊本県
鹿児島市周辺、
宮崎市高崎町、高千穂町、北方町
斜面崩壊3以上(宮崎県)、家屋全壊12、床上浸水771(大淀川流域)、家屋全半壊19、床上浸水388(五ヶ瀬川流域) 死者49(鹿児島県)、3(宮崎県) >詳細
19970326 18 1997 平成9年 3月26日 鹿児島県薩摩地方地震(M6.6) 地震 崩壊 鹿児島県 さつま町、薩摩川内市 家屋全壊4、半壊31、崩壊箇所多数(鹿児島県) 負傷者36(鹿児島県) >詳細
19970513 18 1997 平成9年 5月13日 鹿児島県薩摩地方地震(M6.4) 地震 鹿児島県 薩摩川内市 家屋全壊4、半壊25(鹿児島県) 負傷者43(鹿児島県) >詳細
19970913 詳細13
詳細20
1997 平成9年 9月13日~18日 台風第19号 風水害 山崩れ、河川氾濫、家屋全半壊、洪水 宮崎県
大分県
熊本県
鹿児島県
西郷村、北川町、大分県内全域 家屋全半壊25、床上・床下浸水987(大淀川流域)、家屋全半壊21、床上浸水1,762、床下浸水1,217(五ヶ瀬川流域) 死者2(大淀川流域)、1(五ヶ瀬川流域) >詳細
19990723 詳細22 1999 平成11年 7月23日 前線による大雨 風水害 床上浸水、本明川洪水 長崎県 諫早市 家屋全壊1、床上浸水233、崖崩れ102、道路冠水18(長崎県) 死者1(長崎県) >詳細
20050320 19 2005 平成17年 3月20日 福岡県西方沖地震(M7.0) 地震・火災 斜面崩壊、家屋倒壊他 福岡県
佐賀県
長崎県
大分県
福岡市、宇美町、古賀市、前原市、壱岐市、みやき町 家屋全壊143、半壊352、法面崩壊19(福岡県)、崖崩れ3(大分県)、家屋半壊1(佐賀県)、家屋全壊1(長崎県) 死者1(福岡県) >詳細
20050903 詳細13
詳細20
2005 平成17年 9月3日~8日 台風第14号、前線〔南部九州斜面崩壊〕 風水害 斜面崩壊、山腹崩壊、土石流(大規模崩壊)、床上浸水、洪水 福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
湯布院町、竹田市、佐伯市、椎葉村、高千穂町、三股町、延岡市、山之口町、西都市、垂水市 家屋全壊1(熊本県)、6(大分県)、1,104(宮崎県)、53(鹿児島県)、床上浸水4(福岡県)、52(熊本県)、296(大分県)、1,462(宮崎県)、269(鹿児島県) 死者1、行方不明3(大分県)、死者13(宮崎県)、5(鹿児島県) >詳細
20110126 詳細21 2011 平成23年 1月26日 新燃岳噴火 火山 破損 宮崎県
鹿児島県
霧島市、小林市、都城市、高原町 車サンルーフ等破損(小林市)窓ガラス等破損(霧島市)陽熱温水器・太陽電池パネル破損(高原町) 負傷者40(宮崎県)、1(鹿児島県) >詳細
20160414 21 2016 平成28年 4月14日~4月16日 平成28年(2016年)熊本地震(M6.5・M7.3) 地震・風水害 住家・人的被害 福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
福岡市、大野城市、太宰府市、福津市、北九州市、豊前市、飯塚市、嘉麻市、桂川町、香春町、川崎町、筑前町、大刀洗町、大牟田市、八女市、筑後市、みやま市、大木町、佐賀市、伊万里市、唐津市、神埼市、嬉野市、熊本市、宇土市、宇城市、美里町、荒尾市、玉名市、長洲町、菊池市、合志市、大津町、菊陽町、阿蘇市、南小国町、産山村、高森町、南阿蘇村、西原町、御船町、嘉島町、益城町、甲佐町、山都町、八代市、氷川町、津奈木町、人吉市、錦町、あさぎり町、多良木町、相良村、山江村、天草市、玉東町、南関町、大津町、菊陽町、大分市、別府市、日田市、佐伯市、津久見市、竹田市、杵築市、宇佐市、豊後大野市、由布市、日出町、九重町 家屋全壊8,667(熊本県)、10(大分県)、床上浸水114(熊本県)H31.4.12現在 死者270(熊本県、3(大分県)※ H31.4.12現在

※震災後における災害による負傷の悪化又は身体的負担による疾病により死亡したと思われる死者数を含む

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20170705 22
詳細16
詳細18
2017 平成29年 7月5日~7月6日 平成29年7月九州北部豪雨 風水害 住家・人的被害・筑後川洪水 福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
北九州市、芦屋町、嘉麻市、添田町、久留米市、うきは市、朝倉市、東峰村、白石町、美里町、和水町、、南小国町、日田市 家屋全壊287(福岡県)、49(大分県)1(長崎県)、1(熊本県)、床上浸水22(福岡県)、159(大分県)、1(佐賀県)、5(長崎県)、2(熊本県)H30.10.31現在 死者37、行方不明2(福岡県)、死者3(大分県) H30.10.31現在 >詳細
20190827 詳細19 2019 令和元年 8月27日~29日 前線による大雨 風水害 六角川洪水 福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
久留米市、八女市、筑後市、広川町、うきは市、武雄市、佐賀市、小城市、大町町、白石町、多久市、江北町、鳥栖市、伊万里市、嬉野市、大町町、有田町、佐世保市、平戸市、対馬市 家屋全壊6(福岡県)、87(佐賀県)、床上浸水120(福岡県)、773(佐賀県)、20(長崎県)
R2.4.1現在
死者1(福岡県)、
3(佐賀県)R2.4.1現在
>詳細
20200703 詳細17 2020 令和2年 7月3日~31日 令和2年7月豪雨 風水害 洪水、土砂災害 福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
北九州市、大牟田市、八女市、みやま市、久留米市、柳川市、大川市、小郡市、うきは市、朝倉市、大刀洗町、大木町、唐津市、鳥栖市、鹿島市、神埼市、長崎市、大村市、諫早市、時津町、新上五島町、壱岐市、対馬市、山鹿市、菊池市、合志市、小国町、八代市、芦北町、津奈木町、人吉市、多良木町、相良村、五木村、山江村、球磨村、天草市、菊池市、大分市、中津市、日田市、竹田市、由布市、九重町、玖珠町、えびの市、串間市、都城市、西米良村、鹿児島市、出水市、南さつま市、錦江町、鹿屋市、指宿市、垂水市、薩摩川内市、曽於市、霧島市、いちき串木野市、志布志市、伊佐市、長島町、湧水町、大崎町 家屋全壊1,489(熊本県)、14(福岡県)、2(佐賀県)、4(長崎県)、68(大分県)、4(宮崎県)、25(鹿児島県)、床上浸水301(熊本県)、682(福岡県)、25(佐賀県)、124(長崎県)、129(大分県)、2(宮崎県)、136(鹿児島県)、
消防庁R3.2.26現在
死者65、行方不明2(熊本県)
死者2(福岡県)、3(長崎県)、6(大分県)消防庁R3.2.26現在
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【理科年表H28】(2016)
(旧7月9日)豊後:前月より前震があったらしい。この日の大地震で高崎山など崩れ、八幡村柞原八幡社拝殿など倒壊、海水が引いた後大津波が来襲し・別府湾沿岸で被害。大分などで家屋ほとんど流失。「瓜生島」(大分の北にあった沖ノ浜とされる)の80%陥没し、死者708という。(津波規模4~6m)
【日本歴史災害辞典】(2012)
(1596慶長伏見地震(慶長元年7月12日)の項目に記述P189)旧7月9日(1596.9.1)に豊後を中心とする九州北部の大地震(M6.9)別府湾内の活断層の活動により発生と推定。豊後の府内(現大分市)では5,000戸の家屋のうち残ったのは200戸だけ。由原八幡宮では拝殿や回廊が倒壊、由布院では山崩れで多数の死者。夜に津波が発生、府内の外港であった「沖の浜」(現大分市住吉・勢家)では2,3度の津波に襲われ全ての家屋・人畜・船舶が失われた。湾岸の日出、浜脇(現別府市)、佐賀関も冠水。府内での波高は4~5mと推定。周防灘の南岸の高田(現豊後高田市)も津波で家屋・人命に被害。下関では関門海峡で潮が引いて陸のようになった。長崎、島原半島、矢部で大きな地震が感じられた。旧12日(9月4日)の地震によって「瓜生島」が水没した説があるが、江戸中期以後の文献のみで地震発生当時の史料には記されていない。
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
1596.9.4大分地方地震:豊後国で強い地震が発生。多数の地震を発し、夕刻大地震となって高崎山などが崩壊。大津波が襲来して別府湾沿岸に被害を与え、大分とその周辺ではほとんどの家屋が流失。別府湾内、大分の北約400~500mにあったとされる瓜生島は80%陥没し、住民700人が死亡したと伝えられる。
【福岡の気象百年】(1990)
4日、伊予灘(別府湾):M7.25大分県で大被害、山崩れなど。大津波が別府湾を襲い死者数百。海上で大音響を発し海水が遠く引き去ったのち、大津波が来襲して大分およびその付近の村里すべて流出したといわれている。別府湾大分市の北400~500mのところにあった周囲3里余(約12km)の瓜生島が陥没し、溺死者が708人出たという。

【理科年表H28】(2016)、【熊本県災害史年表】(1999)、【熊本県の気象百年】(1990)
(旧6月17日)熊本:地震のため熊本城の火薬庫爆発、天守付近の石壁の一部が崩れた。城中の石垣にも被害、死約50。
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
熊本地方地震:強い地震のため熊本城の火薬庫爆発。天守付近の石壁の一部が崩れる。城中の石垣にも被害あり。死者約50。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
熊本城の火薬庫爆発。
【福岡の気象百年】(1990)
熊本城内で死者約50。
【熊本県災異誌】(1952)
程度:大。肥後熊本大地震、熊本城の火薬庫爆発し石垣の一部崩る。(近代肥後年表)

【理科年表H28】(2016)
(旧9月20日)日向・大隅:日向灘沿岸に被害。城の破損、潰家多く、死者があった。山崩れ、津波を生じ、宮崎県沿岸7ヶ村周囲7里35町の地が陥没して海となった。日向灘の地震の中でも特に被害が大きかった。(津波規模4~6m)
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
九州南部地方地震:M7.5~7.8日向・大隅国に強い地震があり、日向灘沿岸の被害大きく、家屋倒壊や城の破壊多数にのぼる。死者あり。津波襲来し、日向灘沿岸の7か村周囲約31kmの土地が陥没して海となる。
【宮崎県における災害文化の伝承】(2006)
外所(トンドコロ)地震。城下で山崩れが発生(高鍋藩)。城下で山崩れが発生、領内沿岸部57町余が地盤沈下して海になる(延岡藩)。城下で山崩れが発生(佐土原藩)。大淀川河口、清武川河口、加江田川河口など青島付近で3~4尺地盤沈下した。加江田・本郷地区の一部沿岸周囲7里35町・田畑8,500 石余が殆んど海に没した。推定4~5mの津波来襲で死者15名の人的被害。赤江村は津波の被害を受けたため、田吉村に移った。加江田神社が海没したため、現在の車坂地内に移った。堀切峠で山崩れが発生(宮崎市)。宮崎県における最大震度6。
【地震・津波と災害】(1991)
日向灘:M7.5~7.8、船舶の損害10余。堤防道路破損し、穀類約6,000俵潮入となる。死者多数。家屋破損流失3,800。
【福岡の気象百年】(1990)
日向灘中部(殿所地震):宮崎県南部中心に被害、死者有、壊家多数。津波有。

【球磨川水系河川整備基本方針の内容及び同方針の審議経過について(九州地方整備局)】(2007)
人吉市の青井阿蘇神社楼門が3尺余浸水。

【本明川水系河川整備計画(変更)九州地方整備局】(2016)
本明川大洪水のため、溺死者487人。その他人家の流失、田畑の荒廃等の被害甚大。損失3,930石(この水害の供養のため、領主諌早茂晴が本明川の富川峡の巨岩に五百羅漢を作らせた。

【理科年表H28】(2016)
(旧10月4日)「宝永地震」わが国最大級の地震の一つ。津波が紀伊半島から九州までの太平洋沿岸や瀬戸内海を襲った。(津波規模30m以上)
【日本歴史災害辞典】(2012)
大分の佐伯藩では地震で486戸が倒壊した。山崩れも含めての被害。さらに地震後1時間程で高さ1.6~3.3mほどの津波が来た。4刻の間に4回、半日で7回などと記録されているので周期1~2時間ほどの長周期の津波。城下での津波による死者は4名。藩全体では22人。別府湾の日出生では大地震ののち1時間ほどで津波が来て10数度差し引きしたので3日間山に避難していた。津波は杵築でも延岡でもあった。熊本では城はさしたる被害があく領内も死傷者はなかったが470軒の家屋倒壊。高鍋や人吉では城が破損。人吉盆地は倒壊家屋も多かった。長崎では津波が到達、町中に2尺ほどの浸水があった。平戸でも夕方から夜中まで8回の潮の干満。佐賀県鹿島市、長崎県諫早では地震後に震源域の鉄砲や大砲、あるいは雷と表現される大音響が聞こえたという。
【宮崎県における災害文化の伝承】(2006)
日向国で堤防破損1,200間、家屋全壊410戸、流失10戸、破損335戸、田畑汐入5,700石、畑荒地240町(以上竹村太郎右衛門代官所)。堤防破損69,588間余、潰家13,418戸、流失1,525戸、破損16,249戸(以上権藤氏)の記録が残っている。宮崎県における最大震度7。
【鹿児島の気象百年誌】(1983)
震源:南海道沖。「宝永地震」。地震、津波あり、鹿児島城破損す。最大級の地震、津波は九州の南東面より伊豆に至る沿海を襲う。震災地を通じて潰家29,000、死者4,900人。

【気象庁】
享保噴火第3期(11月9日):1回目の大規模な軽石噴火、火砕流。噴火場所は新燃岳。 周囲15kmの地域内の数ヶ所から噴火。

【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
大洪水発生、享保初期の火山噴出物が土石流となる。

【理科年表H28】(2016)、【熊本県の気象百年】(1990)
(旧7月28日)日向・豊後・肥後:延岡城、大分城で被害多く、寺社、町屋の破損が多かった。熊本領内でも被害が多く、津波があった。(津波規模2m前後)
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
M7.8、九州地方地震、豊後水道を震源とする強い地震が起こり、延岡城・大分城の被害が多く、城下で寺院・町屋の破損多数。熊本領内でも被害多く、宇和島で有感。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
山崩れ数十箇所発生、家屋全壊13戸、橋梁11箇所損壊。
【宮崎県における災害文化の伝承】(2006)
M7.4、延岡藩領内で山崩れが数十ヶ所で発生。高千穂では山崩れで家屋全壊13戸、橋梁11ヶ所が損壊しました。しかし、翌二十九日朝まで雷雨となり、翌々八月一日は大風であったため、被害を分類しがたい面がある。(延岡藩)宮崎県における最大震度6。
【熊本県災害史年表】(1999)
未の刻、熊本大地震。
【地震・津波と災害】(1991)
日向灘:M7.8、大分・高鍋・延岡の諸城破損。民家つぶれる。薩摩国沿海の地は津波の被害を受ける。
【福岡の気象百年】(1990)
日向灘北部(豊後水道):大分、宮崎県中心に被害、死者有、壊家多数。津波有。
【鹿児島の気象百年誌】(1983)
震源:日向灘(M7.4)。薩摩国沿海の地は津波の害あり。

【理科年表H28】(2016)
(旧4月1日)雲仙岳:前年10月から始まった地震が11月10日頃から強くなり、山崩れなどでたびたび被害があった。4月1日に大地震2回、前山(天狗山)の東部がくずれ、崩土約0.34k㎡が島原海に入り津波を生じた。対岸の肥後でも被害が多く、津波による死者は全体で約1万5千、「島原大変肥後迷惑」と呼ばれた。(津波規模10~20m)
【日本歴史災害辞典】(2012)
噴火そのものによる被害は軽微で、溶岩噴出停止後の地震による隣接の眉山の山体崩壊と、それによって誘発された大津波による被害が甚大であった。死者約1万5千人。島原藩被害報告。流死者9,524人、島原城下では5,251人(抜粋)
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
(島原大変):島原で約1万人、対岸の肥後で約5,000人の死者が出る。(島原大変・肥後迷惑事件)
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
雲仙普賢岳噴火・眉山崩壊に伴う有明海の津波。(津波高さ最大30m)
【熊本県災害史年表】(1999)
4/1(旧暦)、雲仙岳地震により肥後筋、天草東筋一帯津波15,000人死者、潰家12,000件。天草郡の被害は、被害数18ケ村、海辺流家373軒、潰家353軒、溺死343(男148女195)、牛馬流死109。宇土飽田玉名郡の被害は、流死4;653人(宇土郡1,266、飽田郡1,066、玉名郡2,221)、負傷811人、牛馬151、流潰住家2,252。
【地震・津波と災害】(1991)
雲仙岳付近:雲仙岳噴火。島原半島の前山(眉山)崩れ、有明海に大津波起こす。死者15,000人、潰れた家12,000。

【理科年表H28】(2016)
(旧11月5日)「安政南海地震」:被害地域は中部から九州に及ぶ。津波が大きい。(津波規模:30m以上)
【日本歴史災害辞典】(2012)
この連発巨大地震によって関東地方から九州南部までが震度5以上の強い揺れにみまわれ、房総半島から大分県までの海岸が高さ2m以上に襲われた。大分東部震度6以上。九州の佐伯に約2m程度の津波。
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
畿内・東海・東山・北陸・南海・山陰・山陽道地震(安政南海地震):前日に安政東海地震があり、翌日、紀伊半島から九州にわたる太平洋岸を中心に大地震。地震後房総から九州までの海岸に大津波が襲来。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
各所で山崩れ発生、砂土原で液状化現象、夷守山の南側岳くずれ発生。
【宮崎県における災害文化の伝承】(2006)
相良藩(米良・椎葉)、宮崎郡7ヶ所で山崩れ発生した。佐土原では液状化現象が、北方村2ヶ所,南方村3ヶ所,三須村3ヶ所では山崩れが発生しました。高原町夷守岳南側とその他多くの岳が崩れた。(宮崎県の津波高:2m)宮崎県における最大震度5~6。
【宮崎県災異誌】(1967)
南海道沖:大津波は房総半島より九州東岸に及ぶ。鹿児島、その他九州の諸国各々損害を被らざるなし。(権藤氏)
【宮崎県の災害の実態】(1961)
飫肥外ノ浦海溢れる。新堤の中央7.8間欠壊す。(日向史郷土年表)

【長崎代官記録集下巻】(1968)
(旧暦)4月9日の朝、大雨による土砂災害が発生し、家屋7軒が全半壊、33人もの犠牲者を出した(長崎市太田尾町山川河内地区)

【筑後川水系河川整備計画(変更)【大臣管理区間】九州地方整備局】(2018)
原因は梅雨。瀬の下地点2丈8尺4寸5分(8.62m)。死者日田18人、久留米52人、家屋被害日田8,460戸、久留米48,908戸第2期改修の必要性を痛感せしめた洪水(筑後川3大洪水)。
【遠賀川水系河川整備計画【大臣管理区間】九州地方整備局】(2007)
遠賀川洪水。死者11名、家屋流出倒壊127戸、浸水家屋2,069戸、堤防決壊2,286箇所、橋梁破壊412橋。

【理科年表H28】(2016)
熊本県西部:熊本市を中心に半径約20kmの範囲に被害があり、県全体で全壊239、死20。橋の落下や破損が多かった。
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
熊本県地方地震:23時40分、熊本県西北部を震源とする地震が発生。熊本市を中心に半径20kmの範囲、特に金峰山麓で被害が大きく、福岡県柳川方面でも家屋被害があり、島原半島眉山で山崩れ起こる。死者20、負傷者54、全壊家屋239、半壊236、熊本城内で石垣が崩れ、熊本県下飽田郡内で地割れ600、田んぼに凹凸、噴砂もみられる。
【熊本県災害史年表】(1999)
熊本で大地震(金峰山地震)7~8月にかけて200回記録、同年末までに566回を記録し、被害は家屋全壊282、同半壊183、飽田を中心に死者20人、傷者52、地裂880その他被害も多し。(写真集熊本100年)
【地震・津波と災害】(1991)
熊本:震災地を通じ壊家239、半壊200、死者20人、傷者74人。
【福岡の気象百年】(1990)
熊本県中部:熊本市で被害大、死者20、地割れ多数、震源は金峰山付近か。
【熊本県の気象百年】(1990)
23時45分、飽田郡を中心に熊本県下で被害大。死者20、負傷52、家屋全潰228・半潰138、地裂880、堤防崩壊45、橋梁壊落22・破損37、道路破損133。柳河地方でも潰家60余。肥後・筑後地方で強震。
【宮崎県災異誌】(1967)
肥後国:九州全部、四国西部および中国の一部が有感区域で熊本付近では潰家200戸、半潰200戸、死者20名、傷者74名、橋梁破壊19、橋梁破損21におよんだ。

【理科年表H28】(2016)
宮崎県沖:宮崎、大分で家屋が小破し、土蔵が倒壊した。大分では2回目(M6.9)の方が強かった。(津波規模50cm以下無被害)1回目:3時43分、2回目3時55分。
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
九州地方東部地震。
【福岡の気象百年】(1990)
(1回目)日向灘中部:中部の12分後に北部の地震が発生。津波有。
(2回目)日向灘北部:家屋破損など。
【九州の災害史】(1987)
6月25日、日向灘地震M7.6、宮崎・大分で家屋が小破し、土蔵が倒壊した。3時43分(M7.6)と3時55分(M7.5)二回あった。
【佐賀県災異誌(下巻)】(1952)
午前3時46分12秒と午前3時56分18秒の2回に亘ってかなりの地震が感ぜられた。

【理科年表H28】(2016)
奄美大島付近:「喜界島地震」有感域は中部日本に及び喜界島、沖縄島・奄美大島に被害があった。死12、家屋全潰422。この地域最大の地震。(津波規模1m程度)
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
南西諸島地震:23時26分、鹿児島県喜界島近海を震源とする強い地震が発生、喜界島の被害が大きく、住家全壊401、死者1。奄美大島で住家全壊11、徳之島で住家全壊5、死者5。全体で住家全壊422、死者12人。宮崎県でも小被害。南西諸島では観測史上最大の地震。
【地震・津波と災害】(1991)
喜界島近海:震域甚だ広し。震害の最大は喜界島で家屋の全壊401、半壊533、死者1人、傷者9人。震災地を通じて全壊422、死者12人。津波あり。
【福岡の気象百年】(1990)
奄美大島近海:特に喜界島で被害大、名瀬のほか宮崎でも家屋が破損、死者12。小津波有。
【九州の災害史】(1987)
喜界島近海地震M8.2、有感域は関東に及び、喜界、沖縄、大島に被害があった。死者12人、家屋全壊422。
【鹿児島の気象百年誌】(1983)
震源:喜界島近海(M8.2)。奄美大島では15日3回の有感地震の後この地震となった。喜界島で被害が最も大きく、死者1、負傷者9、住家全潰401、半潰433、その他の地方でも死傷者あり、震災地を通じて死者12人、負傷者26人、住家全潰428、半潰565、石垣崩壊、山崩れ多し、津波あり、名瀬付近で震度6。

【理科年表H28】(2016)
鹿児島県中部:「桜島地震」桜島の噴火で発生した地震。鹿児島市で住家全壊39、死13、鹿児島郡で死22余。小津波があった。(津波規模2m前後)
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
鹿児島地方地震:桜島の噴火に伴う地震で、震害は鹿児島市で最もひどく、死者13、住家全潰39、鹿児島郡で死者22、家屋全壊81のほか地割れや水道・煙突の破損を生じる。小津波が発生、鹿児島市沿岸で道路・家屋の浸水などあり。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
溶岩流、噴石、地震、降灰で120戸全壊、死者58名、負傷者112名、村落埋没。
【福岡の気象百年】(1990)
鹿児島市沿岸で船舶全壊13隻。
【鹿児島の気象百年誌】(1983)
10時5分桜島噴火、18時29分地震(M6.1)、震源:桜島、鹿児島市沿海地域が最も強く、家屋全潰39、半潰130、一部破損977、死者17人、負傷者96人、崖崩れによる圧死者10人、地震後1~1.5時間後小津波襲来し、鹿児島市沿岸道路に浸水、船舶全壊13、破損22、家屋浸水多し。
【佐賀県災異誌(下巻)】(1952)
桜島爆発のため濃霧空を閉し、段々轟々大地を感かす。(塩田郷土誌)
桜島噴火に伴う地震、午後6時29分30秒に佐賀では弱い震動が感ぜられた。
【福岡県災異誌】(1936)
桜島の噴火、地震、福岡県に降灰。(弱震)

【九州防災・災害情報アーカイブ(国土交通省)】
筑後川洪水。日田地区では山津波を起こし三隈川は最高水位を記録。橋流失、堤防決壊。大山川流域の部落23戸が流され死者13名を出した。筑後川中下流も大きな被害を受け三潴郡の町村はすべて浸水した。
【筑後川水系河川整備計画(変更)【大臣管理区間】九州地方整備局】(2018)
原因は梅雨。瀬の下地点水位7.15m。降雨量で既往の洪水を大きく上回った洪水。
【矢部川水系河川整備計画(変更)-国管理区間-九州地方整備局】(2016)
「6月17日前代未聞の大洪水を招き、矢部川星野川両流域に亘る二十一ヶ町村は、突如暴戻なる氾濫の害を受けて、橋梁住宅の流失、堤防堰塘の決潰田畑林野の荒廃其他人畜の死傷等各地挙て数ふ可からず。」(水害誌(八女郡)大正10年より)。浸水面積が13,504haの洪水。

【理科年表H28】(2016)
橘湾:「島原(千々石湾)地震」被害はおもに島原半島南部・天草・熊本市方面。長崎県で死26、住家全潰195、非住家全潰459、このうち2回目の地震による死3。
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
長崎県千々石湾地震(島原地震):1時50分頃、長崎県千々石湾を震源とするM6.9の地震が発生、島原半島南部で揺れが激しく、北有馬村橋口で家屋全壊13、死者11、東有家村中須川で死者4。続いて同日11時02分にも同じ場所を震源とするM6.5の地震。両地震を合わせて長崎県で住家全壊195、非住家全壊459、死者26人を数える。熊本県天草にも被害あり。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
前震11回、余震1,350回、家屋倒壊600棟余。
【地震・津波と災害】(1991)
長崎千々石湾:住家全壊195、半壊661。非住家全壊459、半壊763。死者26人、傷者39人。余震685回。
【九州の災害史】(1987)
千々石湾地震(長崎県)M6.5、被害はおもに、島原半島南部、天草、熊本市方面、死27人、住家全壊194、非住家全壊449、二回目の地震で死3人、家屋倒壊70、島原半島では56年来の強震であった。
【佐賀県災異誌(下巻)】(1952)
島原に大地震あり。本村も震動塵々ありしも被害なし。(満島村誌)
島原地震:佐賀では人体に感ずる程度の地震は7日から9日までに16回を数えたが、そのうち、やや大きいものは8日午前01時50分32秒6の弱震と同日午前10時20分26秒6の弱震(震度3)であった。

【理科年表H28】(2016)
日向灘:宮崎県で家屋全潰4、死1。鹿児島県で家屋全潰1。
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
九州地方南部地震:19時03分頃、日向灘を震源とする地震があり、宮崎市付近で被害が大きく、県全体で死者1、負傷者29、家屋全壊4など。鹿児島県で家屋全半壊2。小津波あり。
【地震・津波と災害】(1991)
日向灘:宮崎・鹿児島両県で死者1人、傷者29人。家屋の全半壊26。その他山崩れ、地すべり、橋梁の破損の被害。室戸で85cmの小津波あり。
【福岡の気象百年】(1990)
日向灘中部:宮崎県中心に被害、死者1、負傷29。津波有。
【九州の災害史】(1987)
日向灘地震M6.6、宮崎県で家屋全壊4、死1人、鹿児島県で家屋全壊1。
【鹿児島の気象百年誌】(1983)
19時3分(M6.6)、震源:宮崎県沖、家屋全壊1、半壊1、煙突倒壊17、石垣崩壊2、道路亀裂1、橋梁破損1、宮崎県で被害大、死者1、負傷者29、家屋全壊5、半壊21、破損26、煙突倒壊215、山崩れ、地割れ、津波あり。
【大分県の気候誌】(1973)
震源は日向灘、M6.6、大分市の震度4、津波あり。
【宮崎県災異誌】(1967)
日向灘:19時3分に強震(震度5)、県下の被害死1、傷29、家屋倒壊4、半壊10

【日本歴史災害辞典】(2012)
地震の揺れは、九州から関東・北陸地方に及び、波源域から発生した津波は、九州西岸から房総半島にまで達した。震度5の揺れに見舞われた地域は、九州から中部地方に及び、震害は九州の国東半島・別府湾沿岸等。大分県別府近郊の温泉では湯量の増加。被害は、死者:熊本県(2人)、大分県(4人)、負傷者:熊本県(1人)、大分県(10人)、宮崎県(1人)、住家全壊:福岡県(1戸)、熊本県(6戸)、大分県(36戸)等。
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
南海道沖地震:4時19分、地震後、静岡から九州にいたる海岸に津波襲来。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
津波宮崎で1.5m~1.6m、家屋全壊11,951戸。
【宮崎県における災害文化の伝承】(2006)
県内で負傷者5名、家屋半壊3戸のほか、地震津波発生で家屋1,165戸が浸水した。(宮崎県の津波高:1.6m)宮崎県における最大震度4。
【福岡の気象百年】(1990)
宮崎県に2m近い津波。
【大分県の気候誌】(1973)
震源は紀伊半島沖、M8.1、大分市の震度5、津波あり。
【宮崎県災異誌】(1967)
潮岬南南西沖:土々呂では発震後数回にわたり高潮が襲来、最大振幅は230cm、この津波の引き潮によって漁舟が230隻流れたがほとんど回収された。門川では6時から8時までの間に4回の高潮が押し寄せた、第4回目が最も高く150cmにおよんでいる。本県の被害は傷1、半壊3。

【気象庁】
台湾付近にあった低気圧が北東に進んで、9月11日9時にはチェジュ島の南に達し、夕方には朝鮮半島南部を通って日本海に進んだ。
この低気圧の影響で期間降水量が佐世保(長崎県佐世保市)では434.4mm、佐賀で46.2mmとなるなど、九州北部で大雨となり、長崎県と佐賀県で特に被害が大きかった。
【本明川水系河川整備計画(変更)九州地方整備局】(2016)
豪雨(低気圧)により、本明川が氾濫。長崎県下の被害は、死者39名、行方不明79名、家屋の全・半壊99戸、流失64戸、家屋の浸水5,973戸等であった。

九州の多くの河川(筑後川・矢部川・遠賀川・嘉瀬川・六角川・松浦川・本明川・白川・緑川・菊池川・大分川・山国川等)で大きな洪水が発生した。【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
九州中北部総雨量700~1,400mm(最大2,000mm)、阿蘇郡内牧総雨量795mm。
【気象庁】
日降水量は熊本で411.9mm(26日)、佐賀366.5mm(25日)、福岡307.8mm(25日)などの豪雨となった。期間降水量は大分で718.7mmに達したほか各地で600mm前後となった。それまでの大雨の影響もあって、熊本県で死者・行方不明者が500名を越えたほか、福岡、佐賀、大分、山口の各県で甚大な被害が発生した。
【筑後川水系流域及び河川の概要(国土交通省)】
24日午後から25日早朝にかけて、中国東北部から中部へ南西にのびる気圧の谷が次第に深まり、山東半島の南に998hpa の低気圧を伴って接近したため梅雨前線が北上し、筑後川流域では25日午後から26日午前中まで集中的な豪雨に見舞われた。
この洪水の被害は古今未曾有と称される程甚大なものであった。
各所で堤防の決壊があいつぎ家屋の流失、全壊、半壊は12,801戸を数え、床上浸水49,201戸、床下浸水46,323戸、さらに広大な耕地の流失、埋没、冠水を生じ、流域の被災者数は実に54万余人といわれ、死者147人に達する悲惨な大災害であった。
【山国川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2013)
梅雨前線の活動が著しく活発で、特に25日~29日までの5日間の降雨水量は、県の中部や西部では800mmを越えた。山国川では、中津市金谷の水位が6.20mに達した。(危険水位6.00m、警戒水位4.00m)特に中流部で被害が出た。

【川内川水系河川整備計画【国管理区間】九州地方整備局】(2009)
台風第5 号は13日3 時にはラサ島の東南東200km の海上を北西または西北西に進み、16日3 時には沖縄の北方約100kmの海上で940hPaを示し、北北西に毎時10km の速さで進み16日19時40分強風注意報(鹿児島)が発令され、川内においては17日昼頃より風が強くなり雨も降り始め台風の接近にしたがい風雨も強くなり、18日3時頃阿久根市付近に上陸。
この台風の接近に伴い、川内川流域では17日夜半より上昇し始めた水位は降雨の激しさと共に上昇を続け、この台風により、鹿児島県内では死者13名、負傷者55名の人的被害を出し、家屋全半壊・流失8,578戸、床上浸水2,102戸、床下浸水10,236戸に達。

九州の多くの河川(嘉瀬川、球磨川、大淀川、小丸川、五ヶ瀬川等)で大きな洪水が発生した。【小丸川系流域及び河川の概要(国土交通省)】(2008)
台風12号は、9月11日正午、平地においては12日夜半より本格的降雨となり、その後台風の接近に伴い降雨は次第に増大し、12日夕刻迄の降雨量は平地高鍋で110.9mm、山地渡川で228.9mmに達した。13日早朝より同日夕刻迄山地渡川付近に於ては、1時間平均35mmを越える豪雨が降り続き、上流上渡川では最大1時間雨量66.5mmを記録。
10日の降り始めより14日の降り終わりまで、12日13日に降雨が集中しており、山間部では800mm~1,200mm、平地では250mm~300mmの総降雨量となった。
12日夕刻には。各地点で指定水位に達し、13日早朝には警戒水位を、同日正午には計画高水位を超過し、同日夕刻には最高水位に達した。。

【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
時間雨量144mm、日降水量1109.2mmを記録する局地豪雨。(長崎県)
【本明川水系河川整備計画(変更)九州地方整備局】(2016)
豪雨(梅雨)により、諫早市で死者494名、行方不明者45名、負傷者1,476名、住家の全壊・流失727
戸、半壊575戸、一部破損919戸、床上浸水2,734戸、床下浸水675戸、田畑の流失・埋没、崩壊805町等の甚大な被害を受けた。「諫早大水害」
【白川水系河川整備計画(変更)【大臣、知事管理区間】九州地方整備局】(2020)
前線による豪雨による洪水。流域平均2日雨量(代継橋上流)は、257.3mm。代継橋水位3.55m。熊本市で死者行方不明83名、家屋の流失・全壊・半壊348戸、床上浸水8,627戸、床下浸水7,308戸、橋梁流失16橋。
【川内川水系河川整備計画【国管理区間】九州地方整備局】(2009)
25日午後から26日早朝にかけて九州の西部、中部に大豪雨を降らし災害を起こした梅雨前線は、その後もなお九州中部に停滞して小さく南北に移動しながら時々局地的に強い雨を降らせたが、27日夜からは寒気の流入で南下しはじめ、28日6時には阿久根、人吉、油津を結ぶ線にまで達し、さらにその後、寒気が四国、大分、宮崎方面にいすわって梅雨前線も上記の線上に停滞し、南九州に豪雨をもたらした。このため、川内川流域では総雨量が下流の川内観測所で日雨量297mm、上流の栗野観測所で284mmを記録。この梅雨前線により、鹿児島県内では死者・行方不明者6名の人的被害を出し、家屋全半壊・流失30戸、床上浸水1,433戸、床下浸水7,689戸に達した。

【気象庁】
中規模:水蒸気噴火。
2月13日、17日。噴火場所は新燃岳。2月13日の小規模爆発の後、14:50に爆発的噴火が発生。東西500mの火口列形成。 火口の西北西約3kmにある警察無線中継所が被害を受けた。
宮崎県小林市、高原町、鹿児島県霧島町では噴石、降灰多量、森林、耕地、農産物に被害大。

【日本歴史災害辞典】(2012)
24日:負傷者:鹿児島県(2人)、床上浸水:熊本県(3戸)、宮崎県(168戸)、鹿児島県(595戸)、床下浸水:熊本県(13戸)、宮崎県(145戸)、鹿児島県(1,145戸)等。
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
南米チリ沖地震:津波襲来
【熊本県災害史年表】(1999)
津波。九州では大分、宮崎、鹿児島の各県にかなりの被害を受けた。なお熊本県の天草方面も被害があった。(熊本県災異誌)
【福岡の気象百年】(1990)
発生約1日後日本沿岸に来襲し、九州でも所によって津波の高さが3mを越え、宮崎、鹿児島両県を中心に負傷者2人、床上浸水約800棟などの被害が出た。
【鹿児島の気象百年誌】(1983)
負傷者1。(種子島)床上浸水637、床下浸水1,321、その他田畑浸水。堤防決壊、船舶の被害あり、奄美大島で被害最も大、津波は太平洋沿岸各地を襲い、日本の沿岸には24日2時半頃到達した。
【宮崎県災異誌】(1967)
24日:チリ地震津波:日向灘沿岸では発震後の24日4時頃から異常波を認め、県北で2m(最高潮位と最低潮位との差)、中部で1m、南部では3mの津波となった。

【理科年表H28】(2016)
日向灘:宮崎、鹿児島両県で死2、建物全壊3。九州から中部の沿岸に津波、波高は最高50cm。
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
九州地方地震:日向灘を震源とする地震が発生。宮崎で震度5、鹿児島・熊本・震度4。被害は宮崎と鹿児島に発生し死者2、負傷者7、建物全壊3等、九州から中部地方の海岸に小津波。
【宮崎県における災害文化の伝承】(2006)
崖崩れ発生(高千穂町・小林市・都城市)、大淀川沿いや飛行場滑走路で地盤沈下が発生(宮崎市)。宮崎県における最大震度5。
【地震・津波と災害】(1991)
日向灘:宮崎・鹿児島両県で死者2人、傷者7人。家屋の全半壊18。その他鉄道に若干の被害。九州・四国の太平洋沿岸に最高50cmの小津波あり。
【福岡の気象百年】(1990)
日向灘南部:宮崎・鹿児島県中心に被害。死者2。津波有。
【九州の災害史】(1987)
日向灘地震M7.0、宮崎、鹿児島両県で死2人、家屋全壊3戸、九州~中部沿岸に津波。波高最高50cm。
【鹿児島の気象百年誌】(1983)
3時11分(M7.0)、震源:宮崎県沖、死者1、負傷者3、家屋全半壊13、一部破損7、非住家被害6、道路破損4、崖崩れ5、津波で大隅半島一帯に被害。

【白川水系河川整備計画(変更)【大臣、知事管理区間】九州地方整備局】(2020)
低気圧、温暖前線による豪雨。流域平均2日雨量(代継橋上流)359.9mm。代継橋水位4.78m。熊本市で床上浸水860 戸、床下浸水1,837 戸、堤防決壊14
【球磨川(九州地方整備局)】
17日9時頃から集中的に襲来した豪雨は、九電五木川第2発電所の観測によると12時から13時までの時間雨量140mmに達するという空前の降雨となり、川辺川水系の五木村、相良村においては、随所に山津波が発生し、山津波と濁流は、尊い多数の人命と、貴重な施設、住家、山林、田畑を流し去った。

【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
土砂25,000㎡流出。
【白川水系河川整備計画(変更)【大臣、知事管理区間】九州地方整備局】(2020)
梅雨前線による豪雨。流域平均2日雨量(代継橋上流)316.3mm。代継橋水位4.97m。
家屋倒壊4 戸、床上浸水340戸、床下浸水651戸、一の宮署管内で床上3戸、床下45戸、2日夜から3日朝にかけて、白川、井芹川、坪井川が氾濫、床上20戸、床下250戸で白川の安己橋が折れ曲がり、11日に崩壊。
【球磨川(国土交通省)】
梅雨後期の停滞前線により、6月28日ごろから雨が降り続き、7月2日の夜半ごろから流域の各地で豪雨となり、至る所で氾濫した。
特に、人吉市では市街地が浸水するとともに、20数戸が流された。
人吉水位観測所では計画高水位を大幅に上回る水位を記録し、青井阿蘇神社楼門では基礎石のところまで水が押し寄せる大洪水となった。
八代市では萩原橋下流右岸において堤防前面が崩れ、4戸が押し流されるとともに前川堰も損傷した。また、水無川からの氾濫等により八代市内で浸水被害が発生し、川辺川でも家屋の流失、橋梁流失などの被害が相次いだ。
流域市町村における被害の状況は、家屋の損壊・流失1,281戸、床上浸水2,751戸、床下10,074戸と甚大な被害が発生。

【理科年表H28】(2016)
鹿児島県薩摩地方:「えびの地震」2時間程前にM5.7の前震、翌日にもM5.6の余震があった。死3、傷42、住家全壊368、半壊636。山崩れが多かった。3月25日にもM5.7とM5.4の地震があり、住家全壊18、半壊147。
【日本歴史災害辞典】(2012)
えびの町の真幸地区と吉松町で被害が大きく、5回の強震により、合計で死者3名、負傷者44名。住家全壊498戸等。
【日本の自然災害500~1995年】(2010)
霧島山付近地震(えびの地震):8時51分、鹿児島・宮崎県境、宮崎県えびの町(現、えびの市)付近の霧島山北西麓を震源とする地震が発生。えびの町と隣の鹿児島県吉松町を中心に死者3、負傷者42、建物全壊368。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
震度5の地震4回連続発生。
津波細島で198cm、油津で66cm
【宮崎県における災害文化の伝承】(2006)
火山灰地帯で山崩れが多数発生。えびの市で328ヶ所(約75ha)の山腹崩壊が発生して、死者3人、負傷者44人、家屋破損6,642戸の被害が出た。宮崎県における最大震度6。
【熊本県災害史年表】(1999)
人吉で震度5、死者3人、負傷者42人、家屋の全半壊1,004戸。(県防災年表)
【地震・津波と災害】(1991)
宮崎県南西部:8時51分発震。引き続き10時45分には規模6.1の地震が起こった。死者3人、傷者42人。住家の全壊368、半壊636。「えびの地震」

九州の多くの河川(筑後川、遠賀川、嘉瀬川、六角川、松浦川、緑川、球磨川、川内川等)で大きな洪水が発生した。【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
全国で豪雨災害相次ぐ。熊本県姫戸町、高知県土佐山田町で土砂崩れ。
【遠賀川水系河川整備計画【大臣管理区間】九州地方整備局】(2007)
原因は梅雨。日の出橋水位6.45m。死者1名、負傷者7名、家屋全壊7戸、家屋半壊27戸、家屋流失1614戸、家屋浸水4212戸。
【六角川水系河川整備計画【変更案】【国管理区間】九州地方整備局】(2020)
九州北部から本州の太平洋岸に停滞した梅雨前線により、7月9日の降り始めから13日までにところにより400mm を越える豪雨となり、各地で崖崩れ、堤防決壊等の災害が発生。この豪雨により、床上浸水220戸、床下浸水3,771戸、住居倒伏6戸、農地冠水約4,970haという被害となった。
【緑川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2013)
梅雨前線の活動により5日未明から降り始めた雨は、6日未明より午後にかけて局地的大雨となり、緑川ダム上流域で300mm 程度、御船川及び緑川中流域で400~500mm、加勢川及び緑川下流域で350~400mm の連続雨量となった。緑川では中甲橋地点の最高水位が4.2m、また城南地点の最高水位が6.55m に達し、いずれも既往最高水位を記録。
緑川水系では死者・行方不明者3 名、家屋の全半壊94 戸、床上浸水3,081戸、床下浸水6,902 戸の被害が発生。
【川内川水系河川整備計画【国管理区間】九州地方整備局】(2009)
3日山東半島付近にある低気圧は4 日朝日本海に抜けるとともに、九州にかかっていた梅雨前線も北上し、5日昼頃より雷を伴った豪雨となった。さらに、梅雨前線は対馬海峡付近まで南下していたことから、南西から湿った暖かい空気が流れ込み、6日の昼すぎまで雨が降り続き、総雨量は上流の白鳥観測所で535mm、中流の狩宿観測所で587mm、羽月川の大口観測所で647mm を記録した。この梅雨前線の活発化による豪雨により、流域内のほとんどの観測所にてはん濫注意水位(旧警戒水位)を突破し、特に、湯田及び宮都大橋では過去最高水位を更新した。死者・行方不明者8名、家屋全半壊・流失472戸、床上浸水695戸、床下浸水1,399戸と甚大なる被害。

九州の多くの河川(筑後川・松浦川・本明川・緑川・球磨川・菊池川等)で大きな洪水が発生した。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
長崎県を中心に記録的な大雨。(最大時間雨量187mm、総雨量1,174.5mm長崎豪雨)
崩壊土砂量100万㎡。(宮崎県)
【本明川水系河川整備計画(変更)九州地方整備局】(2016)
(長崎大水害)豪雨(梅雨)により、本明川流域で死者3名、負傷者1名、家屋の全壊2戸、半壊11戸、床上浸水951戸、床下浸水1,457戸の被害を受けた。
【緑川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2013)
梅雨前線の活発な活動により、23日12時頃から雨が降り始め、24日には豪雨となり、25日17時までの連続雨量は稲生野観測所416mm、尾野尻観測所351mm、内大臣観測所384mm、矢部観測所357mm、吉無田観測所505mm、津森観測所443mm を記録。
緑川中甲橋地点の水位は24日1時頃より上昇し始め、25日4時頃最高水位3.64mに達した。また、緑川城南地点の水位は24日16時頃警戒水位を超え、22時頃最高水位6.05mに達しました。御船川御船地点の水位は24日13時頃より急激に上昇し始め、14 時頃警戒水位を超え、15時頃最高水位3.74mに達しました。また、加勢川大六橋地点の水位は計画高水位を上回り、最高水位4.87mに達した。
緑川水系では死者・行方不明者9名、家屋の全半壊32戸、床上浸水1,920戸、床下浸水6,618 戸の被害が発生しました。
【菊池川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2011)
九州中部から北部に停滞していた梅雨前線によりもたらされた降雨によって、流域内ほとんどの観測所において時間雨量50mmを超える大雨となり、降り始めからの総雨量は山鹿で501mm、穴川で919mmを記録。
この雨量は昭和28年6月洪水に匹敵するもので、最高水位は玉名地点で5.94m、山鹿地点で6.90mとなり、流量についても玉名地点で甚大な被害をもたらした昭和28年洪水と同規模の約3,000m3/s を記録。
菊池川流域では死者7名、家屋全・半壊17戸、床上浸水1,157戸、床下浸水2,564戸と甚大な被害が発生。これにより、菊池川中流部において激甚災害対策特別緊急事業が採択され、本川中流部の河川整備が進められた。

九州の多くの河川(筑後川・矢部川・嘉瀬川・六角川・松浦川・白川・緑川・菊池川・大野川等)で大きな洪水が発生した。
【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
九州地方を中心に大きな被害。1時間雨量最大51mm、連続雨量457mm。(大分県)、1時間雨量最大79mm、連続雨量498.5mm(長崎県)。
【白川水系河川整備計画(変更)【大臣、知事管理区間】九州地方整備局】(2020)
白川流域では、7月1日深夜から集中豪雨に見舞われ、阿蘇山観測所の7月1日23 時~7月2日23時までの累加雨量は341mm、時間最大雨量で50mm(7月2日8時~9時)の降雨となった。
この大雨で、支川黒川は多くの箇所で越水し、阿蘇市内牧市街部を始め、広範囲で浸水被害が発生。白川では熊本市街部のうち川端町、九品寺、水道町などで越水し、多数の家屋が浸水。また、阿蘇地方では、多量の流木を含んだ洪水が周辺の人家を襲い、全壊家屋が多数発生するなど極めて甚大な被害が発生。併せて、土石流等の土砂災害でも大きな被害。
この雨による白川流域関連市町村の被害は、死者・行方不明14名、家屋の全半壊146戸、一部破損250戸、床上浸水1,614戸、床下浸水2,200戸に及んだ。
【大野川水系河川整備計画(変更)-国管理区間-九州地方整備局】(2014)
大分県における降雨状況は、豊肥地区・日田地区に集中し、7月2日の夜半から強度を増し、同日の9時から15時にかけて集中的な降雨をもたらし、9時から12時までの3時間に竹田観測所で141mm、上流の波野観測所(熊本県)で193mmに達した。
被害は、流木による災害も加わって甚大なものとなり、竹田市、直入郡、大野郡の豊肥地区だけで、死者5名、床下浸水415戸、床上浸水439戸、家屋全壊65戸等、ほとんど豊肥地区に集中し、下流部は内水被害等が発生した他は、外水による家屋被害等は見られなかった。被害額でみると、大分県内では総額751億円に及び、このうち大野川上流部の豊肥地区は527億円で、県内の約70%に達した。

【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
1990年11月17日噴火し、1995年噴火停止。その間およびその後も火砕流、土石流が続発。避難対象者最大時1万1千人。

【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
九州南部を中心に甚大な被害。平成5年(1993年)8月豪雨(7/31-8/7)。

九州の多くの河川(六角川・松浦川・大淀川・五ヶ瀬川・肝属川・川内川等)で大きな洪水が発生した。【大淀川水系河川整備計画(変更)(九州地方整備局)】(2018)
前線の活発化に伴い、九州南部地方は大雨となった。大淀川流域では7月31日1時頃より降り出した雨が断続的に降り続き、岳下で62㎜、青井岳で63㎜、樋渡で69㎜の時間雨量を記録したのをはじめ、御池で記録した8月1日16時から17時の時間雨量83㎜を最高に流域全般で大雨が降り続いた。また、総雨量でも巣之浦の699㎜を最高に、樋渡で605㎜、四家で534㎜、御池で661㎜等の降雨を記録し、各水位観測所で警戒水位を超える洪水となった。
この洪水による被害は死者1人、負傷者2人、家屋の全壊12戸、半壊2戸、床上浸水771戸、床下浸水784戸に及んだ。
【五ケ瀬川水系河川整備計画【国管理区間】九州地方整備局】(2008)
原因が台風7号による洪水。死者2名、負傷者11名、家屋全半壊19戸、床上浸水388戸、床下浸水508戸(流域内)。

【理科年表H28】(2016)
鹿児島県薩摩地方:宮之城町、鶴田町、川内市などで傷36、住家全壊4、半壊31。最大震度5弱や4の余震が続いた。

【理科年表H28】(2016)
鹿児島県薩摩地方:3月26日の地震と並行する断層による。川内市で震度6弱、傷43、住家全壊4、半壊25。

【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
九州南部に上陸、九州南部や四国で暴風。西日本から中部地方の太平洋側で大雨。宮崎県えびの市で日降水量688mm。(宮崎県)、
時間雨量最大40mm、総雨量424mm(竹田市)。

九州の多くの河川(大分川・大野川・番匠川・大淀川・小丸川・五ヶ瀬川・肝属川・川内川等)で大きな洪水が発生した。【大淀川水系河川整備計画(変更)(九州地方整備局)】(2018)
台風第19号の接近に伴い、宮崎県全域が大雨となった。
大淀川流域では9月14日1時頃より降り出した雨が断続的に降り続き、16日1時頃より雨は強まり、末吉で27mm、比曽木野で35mm、青井岳で36mm の時間雨量を記録したのをはじめ、三股で記録した16日2時から3時の時間雨量69mm を最高に大淀川上流域全般で大雨が降った。
また、総雨量でも青井岳で515mm、槻木で469mm、霧島で836mm、三股で873mmを記録し、大淀
川全川で警戒水位を超過し、最高水位が岳下で5.31m、高岡で7.08m、柏田で8.22mと過去最高の水位を記録する洪水となった。
この洪水による被害は、死者2人、負傷者3人、家屋の全・半壊25戸、床上・床下浸水987戸に及んだ。
【五ケ瀬川水系河川整備計画【国管理区間】九州地方整備局】(2008)
死者1名、家屋全半壊21戸、床上浸水1,762戸、床下浸水1,217戸。(流域内)

【本明川水系河川整備計画(変更)九州地方整備局】(2016)
豪雨(梅雨)により、本明川流域で家屋の全壊1戸、半壊1戸、床上浸水240戸、床下浸水471戸の被害を受けた。

【理科年表H28】(2016)
福岡県西方沖:福岡県沿岸海域の左横ずれ断層型地殻内地震。最大震度は九州本土の6弱だが、玄界島ではそれ以上の可能性がある。死1、傷1,204、住家全壊144、半壊353。
【日本歴史災害辞典】(2012)
M7.0の地震。被害は福岡県を中心に、佐賀・長崎・大分県で発生した。福岡市で1名死亡、負傷者1,204名、住家全壊144棟、半壊353等。
【日本の自然災害1995~2009年】(2010)
M7.0、10時53分頃、福岡市の北西約20kmの玄界灘を震源とする地震があり、福岡市、前原市、佐賀県みやき町で震度6弱。福岡市で1人死亡。

【九州の自然災害~地盤災害を主として~】(2008)
宮崎県美郷町総雨量1,321mm、鰐塚山1,013mm。鰐塚山周辺大規模崩壊670万㎡、塚原ダム下流地すべり耳川閉塞350万㎡。

九州の多くの河川(球磨川・大野川・番匠川・大淀川・小丸川・五ヶ瀬川・肝属川・川内川等)で大きな洪水が発生した。【球磨川(国土交通省)】
大型で非常に強い台風14号が九州西部を北上し、この影響で、球磨川流域では9月5日から6日にかけて、断続的に激しい雨に見舞われた。
湯山雨量観測所(水上村)では9月4日から7日までの総雨量が932mmに達し、人吉水位観測所では計画高水位を超えた。この洪水により、球磨川中流部を中心に浸水被害が発生、床上浸水46戸、床下浸水73戸にのぼったほか、人吉市、芦北町、相良村、多良木町、あさぎり町では避難勧告が発令された。
【大野川水系河川整備計画(変更)-国管理区間-九州地方整備局】(2014)
台風14号は、9月5日夜に屋久島の西海上を通過し、6日には九州の西岸に沿って北上した後、13時頃に熊本県天草下島付近を通過し、14時過ぎに長崎県の諫早市付近に上陸した。上陸時の中心付近の気圧960hPa、最大風速は35m/s、風速15m/s以上の強風域の半径は東側750㎞、西側700㎞で「大型で強い」勢力の台風であり、上陸後は勢力を弱めながら佐賀県、福岡県を通過し、20時頃響灘へ抜けた。
台風14号は九州南海上から九州西部を自転車並みのゆっくりとした速度で北上したため、九州の太平洋側の山沿いに台風からの暖かく湿った空気が長時間流れ込んだ。このため、九州の太平洋側では長い時間大雨が続き、大分県でも、4日から6日までの総雨量は、竹田観測所で418mm、大分観測所で375mmを記録し、山間部では土砂災害、平野部でも河川の氾濫などによる浸水被害が発生した。
大野川下流部においては、床上浸水134戸、床下浸水482戸の家屋浸水被害が発生した。大分県管理区間の大分市戸次や犬飼町において外水被害が発生し、竹田市では土砂崩れなどによる大きな被害が発生した。
【小丸川水系河川整備計画-国管理区間-九州地方整備局】(2013)
8月29日にマリアナ諸島近海で発生した台風14号は、大型で非常に強い勢力のまま宮崎県内を暴風雨域に巻き込みながら、九州の西の海上をゆっくりとした速度で通過し、宮崎県内に記録的な豪雨をもたらした。
宮崎県南部は5日午後6 時に暴風域に入り、総雨量が神門観測所で1,221mm に達するなど、3日間で年間降水量の1/3 を超える1,185mm の雨量を記録する観測史上最大規模の洪水となり、床上浸水32戸、床下浸水209戸の被害が発生した
【五ケ瀬川水系河川整備計画(九州地方整備局)】(2008)
死者7名、家屋全半壊67戸、床上浸水1,038戸、床下浸水657戸(流域内)

【気象庁】
中規模:マグマ噴火
新燃岳1で1月19日に小規模噴火したのち、1月26日に準プリニー式噴火に移行。多量の火山灰や軽石を放出。準プリニー式噴火は1月27日まで継続。 1月27日頃から火口内に溶岩が噴出し、2月上旬まで成長を続け、直径約600mに達する。爆発的噴火が、1月27日から3月1日にかけて、13回発生。2月1日の爆発的噴火で、新燃岳火口から南西3.2km付近に大きな噴石が落下。 また、空振により鹿児島県霧島市で窓ガラス等が破損。2月14日の爆発的噴火で、小さな噴石(火山れき)宮崎県小林市に降下、車のサンルーフ等が破損。 また、2011年9月上旬まで噴火を繰り返し、3月13日の噴火で、降灰は日向灘にまで達し、小さな噴石(火山れき)が、新燃岳火口から南東方向約9kmの都城市夏尾町に降下。 4月3日の噴火で、新燃岳火口から約600mの範囲に大きな噴石が飛散。 4月18日の噴火で、新燃岳火口の西から北側の約1kmの範囲に大きな噴石が飛散し、小さな噴石(火山れき)が、新燃岳火口から東側約9kmの宮崎県高原町に降下、太陽熱温水器や太陽電池パネルが破損。 4月、6月、9月には噴火に伴う降灰を50~60km離れた熊本県等で確認。

【熊本地方気象台】
14日21時26分に熊本県熊本地方で発生したM6.5の地震により、熊本県益城町で震度7、玉名市、西原村、宇城市、熊本市で震度6弱を観測したほか、中部地方の一部から九州地方にかけて震度5強~1を観測した。熊本県では全域で震度7~3を観測した。
また、16日01時25分に発生したM7.3の地震により、熊本県益城町、西原村で震度7、南阿蘇村、菊池市、宇土市、大津町、嘉島町、宇城市、合志市、熊本市で震度6強を観測したほか、東北地方の一部から九州地方にかけて震度6弱~1を観測した。

【総務省消防庁】
梅雨前線が6月30日から7月4日にかけて北陸地方や東北地方に停滞した。
7月2日9時に沖縄の南で発生した台風第3号は、東シナ海を北上し、7月4日8時頃に長崎市に上陸した後東に進み、5日9時に日本の東で温帯低気圧に変わった。
梅雨前線や台風第3号の影響により、西日本から東日本を中心に局地的に猛烈な雨が降り、大雨となった。特に7月5日から6日にかけて、島根県浜田市波佐、福岡県朝倉市朝倉、大分県日田市日田などで、最大24時間降水量が統計開始以来の1位の値を更新する記録的な大雨となった。この大雨について、島根県、福岡県、大分県に特別警報を発表した。
7月5日から6日に九州北部地方で発生した豪雨については、「平成29年7月九州北部豪雨」と命名。
【筑後川水系河川整備計画(変更)【大臣管理区間】九州地方整備局】(2018)
花月川や中流右岸支川(赤谷川等)で大きな洪水を記録。

【総務省消防庁】
8月26日に華中から九州南部を通って日本の南にのびていた前線は、27日に北上し、29日にかけて対馬海峡付近から東日本に停滞した。また、この前線に向かって暖かく非常に湿った空気
が流れ込んだ影響等により、東シナ海から九州北部地方にかけて発達した雨雲が次々と発生し、
状降水帯が形成・維持された。
これにより、九州北部地方では同月26日から29日までの総降水量が長崎県平戸市で 626.5 ミ
リ、佐賀県唐津市で 533.0 ミリに達するなど、8月の月降水量の平年値の2倍を超える大雨となっ
たところがあった。特に、福岡県及び佐賀県では、3時間及び6時間降水量が観測史上1位の値を
更新する地域があるなど、記録的な大雨となった。
この大雨に関し、気象庁は、同月28日5時50分に福岡県、佐賀県及び長崎県に大雨特別警報 を発表し、最大級の警戒を呼びかけた。
【六角川水系河川整備計画【変更案】【国管理区間】九州地方整備局】(2020)
六角川流域では、岸川、西多久、白石雨量観測所において、近年の主な洪水である平成2年7月洪水を超える24時間最大雨量を記録した。

【気象庁】
7月3日から7月31日にかけて、日本付近に停滞した前線の影響で、暖かく湿った空気が継続して流れ込み、各地で大雨となり、人的被害や物的被害が発生した。気象庁は、顕著な災害をもたらしたこの一連の大雨について、災害の経験や教訓を後世に伝承することなどを目的として「令和2年7月豪雨」と名称を定めた。
7月3日から8日にかけて、梅雨前線が華中から九州付近を通って東日本にのびてほとんど停滞した。前線の活動が非常に活発で、西日本や東日本で大雨となり、特に九州では4日から7日は記録的な大雨となった。気象庁は、熊本県、鹿児島県、福岡県、佐賀県、長崎県、岐阜県、長野県の7県に大雨特別警報を発表し、最大級の警戒をよびかけた。
7月3日から7月31日までの総降水量は、九州南部、九州北部地方の多くの地点で、24、48、72時間降水量が観測史上1位の値を超えた。
この大雨により、球磨川や筑後川、といった大河川での氾濫が相次いだほか、土砂災害、低地の浸水等により、人的被害や物的被害が多く発生した。