九州地方では、地理的条件、特殊土壌や急峻な地形等と近年の気象条件によって、集中豪雨や大型台風、火山噴火等による大規模かつ多様な災害が頻発しています。

このような災害による被害を減らし、尊い生命や財産等を守っていくためには、災害の教訓を踏まえ社会資本整備を今後も滞ることなく進める一方で、自分の命は自分で守る「自助」、地域共同で取組む「共助」、公共団体による「公助」をうまく融合させたソフト面の取り組みを強化することにより、あらゆる災害に対する多重の防御を進めていくことが重要となっています。

このため、「九州災害履歴情報データベース」では、九州における主な災害の履歴、防災対策の現況、及び被害想定情報等を収集・整理し、多くの方に活用して頂けるように公開することにより、過去の災害の教訓等を伝え、地域の防災活動を支援していくことを目的としています。

人と人との繋がりが再認識される中、過去の災害の教訓を共有し伝承することによって、地域住民同士による協力関係ができ、災害への備えが図られることが重要となってきます。


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